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リール選びに!スプール径と幅の基礎+主要モデルのスペック比較表まとめてみた

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今回の記事は僕が自分の勉強用にまとめていたものを再構築してみました。

突然ですが、リールを選ぶ時ってどんなふうに選んでますか?

「とりあえずアンタレス買っときゃ飛ぶんでしょ?」「軽いのはアルデバラン」「巻くならカルコンやね」

……これ、僕の脳内の全てです(笑)。釣り、30年やっていても、これです。

「ベアリングの数が多い・少ない」でいまだに優劣つけたりしている・・・はい、僕です。ベテランアングラーさんが鼻で笑ってしまうことかもしれません。

リールを完全に「ブランド名」の雰囲気だけで選んでいました。昔はね、これで良かったのかもしれません。だってベイトリールがそもそもアンタレスとメタとスコーピオン、バスワンくらいしかなかったですからね(シマノね)。

しかし、現在は2桁を超えるベイトリール+ギア比やら100とか200までの番号までついてとんでもない量がラインナップされています。価格帯も様々で、ぱっと見「一緒やん」ていうものがズラっと並んでいて結構な頻度で選択の迷いが発生します。

そんな時、「ブランド名」や「それっぽいインプレ」で選んでいるのが僕のなうです。
散財を重ねてると「で、結局メタニウムとスコーピオンって何が決定的に違うの?」という壁にぶち当たります。先日も嫁向けにヘビータックルのリールを買い足したんですね。そこで店員さんと話しててハッとしたんですよ。

僕がデカくない?って言ったスコーピオンDCMD。

「それ重たいルアーを投げる大口径スプールですからね。小口径だと今までのリールとあまり変わらない感じになりますよ」

と。

あ、リールって、DCがあるなし、とか、村田さんが噛んでる、とかそういうんじゃ無いんですね(笑)。

話を戻して、たくさんあるリールって何が違うんでしょうかね?何でモデルや型番ごとの差が生まれるのでしょうか?というのが今回の話。

ベアリングの数が違う、とか、素材が良い悪い、みたいな話ではなく、リールの心臓部とも言われるスプールの話。シンプルなんだけど大事な構造の話。

リールのスプールについて既知の中級アングラーさんにはつまらない話ですが、これからリールを買い足そうとか、調べようとしている初級者の方向けの内容です。

極力シンプルにまとめました。これだけでも、不勉強だった僕には結構理解が進むな、と。

この記事を持って得られる知識のゴールとして、スプールの特性を理解して

  • リール選びで自分なりの仮説が立てられること
  • モデル名やブランドではなく本当に必要なものをピックできること
  • 今のタックルの特性や長所短所をリールの観点から理解できること

を目指します。繰り返しですが、難しい物理の話はポイして、「結局この数字は何のルアーを投げるためのものなのか」がパッと見でわかるマップにまとめました。

かつての僕と同じく「数字とか理屈はいいから、結局どれ買えばいいの?」と飛ばしがちだった人の、無駄な散財防止用カンペとして置いておきます。

目次

スプールの径と幅という重要要素

リールのスペック表。僕は主に

  • 糸巻量:どれくらいラインが巻けるのか
  • 巻き取り長/ギア比:ハンドル1回転でどのくらい巻き取れるのか
  • 値段(笑)

をみてます。書いてて恥ずかしいんですけど、あとはブランド名とインプレばっかり見てます(笑)。決して安くはない買い物なのにひどいですね(笑)。

で、重要な数値がもう1つ隠れています。

スプールの径と幅です。「34mm/19mm」とかってやつ。

呪文か何かに見えて盛大に読み飛ばしていた側の人間です。「きっと専門業者の方が使うやつね」と避けて通っていました。

結論から言うと、リールの性格の半分以上はこの寸法で決まっていたようでした(爆)

ベイトリールのスプール寸法(径と幅)は、キャスタビリティ、レスポンス、トラブルレス性能を決定づける重要な要素らしいと。詳しく見ていきます。

スプール径と幅の基本概念

  • スプール径(外径):ラインを巻き取る円筒部分の外側の直径(mm単位)。慣性モーメントに直結し、「回転の立ち上がりの速さ」と「最高速の伸び(中・遠投性能)」のバランスを決めます。
  • スプール幅(ナロー / ワイド):ラインを巻く溝の横幅(mm単位)。「ライン放出時の抵抗変化」や「パーミング時のリール横幅(握り込みやすさ)」、「レベルワインドとの角度」に影響します。

では、それぞれ大きい・小さいがどのような釣りに適していくのか。

径と幅に分けてみていきます。

2. スプール径ごとの特徴と適性

スプール径は、扱うルアー重量とキャスト距離によって得意分野が明確に分かれます。

僕は理科が苦手だったのですが、きっと物理の慣性の法則的なやつです。いや、マリオカート(スーファミ)のキノピオは小さいから初速早いけどあまり伸びない、クッパは重いから初速は遅いけど速度に乗ったら早いやつだ。

バス釣りだと28~38mの径がラインナップされている

で、バス釣りにおいては、ほとんどのリールが、28m~38mのモデルが点在している形になります。文章だと長くなるので、ざっくりとまとめると以下です(ざっくりですし、好みもあるので、メーカーで規定されている利用法ではないです、あくまで、ざっくりね)。

スプール径主な特徴向き(適したルアー・用途)不向き
小口径 (28〜32mm)初速の立ち上がりが極めて速い

低慣性のため軽い力で回り出し、バックラッシュしにくい。後半の伸びは控えめ。
ベイトフィネス、超軽量ルアー(2〜7g程度)、近距離ピッチング、カバーのピンポイント撃ちヘビールアーの遠投、太糸の大量巻き、引き抵抗の強い大型ルアー
中口径 (33〜34mm)最も汎用性が高い万能サイズ(現行の黄金比)

レスポンスと遠投性能のバランスが優秀で、1台で幅広い釣りに対応。
バーサタイル(7〜21g前後)、おかっぱり1本勝負、クランク・スピナーベイト・フリーリグなど中量級全般2g前後の極小リグ、2ozを超えるビッグベイトの遠投
大口径 (36〜38mm〜)後半の回転の伸びが抜群・高慣性

重いルアーの飛行エネルギーを受け止めて最高速を維持。立ち上がりはやや重い。
重量級ルアー(1/2oz〜ビッグベイト)、遠投(ヘビキャロ・ディープクランク)、太糸(16〜25lb)の巻き物5g以下の軽量ルアー、低弾道ピッチング(回り出しが重く浮きやすい)

径が小さければ、軽いルアーでもスプールを回転させやすいから、フィネス系に向いてて、大きければ、重いルアーで回転を起こしてあげないといけないけど、一度しっかり回転すると慣性でしっかりと回り続けるみたいな。

なるほどな〜ヘビキャロをバーサタイルリールでやるのと、大口径でやるとフィーリング違うのってきっとこれですわね。

3. スプール幅(ナロー vs ワイド)の特徴

近年はナロー(幅狭)化が進んでおり、各社のアプローチにも違いが現れています。

  • ナロー(幅狭スプール / 約19〜22mm程度):
    • メリット: スプール自体の軽量化がしやすく、初速の立ち上がりが向上。ライン放出時にレベルワインドとの角度が浅くなるため、ライン放出抵抗が減少しバックラッシュが激減する。また、ボディをコンパクトに設計できパーミングしやすい。
    • デメリット: ラインを消費した際(キャスト後半)にスプール面の実質的な直径低下(糸痩せ)が早まり、後半のブレーキバランスや巻き上げ速度に影響が出やすい。
  • ワイド(幅広スプール / 約24〜25mm以上):
    • メリット: 糸痩せしにくく、フルキャスト時もライン放出スピードが安定する。太糸をたっぷり巻ける。
    • デメリット: スプール端からレベルワインドへ通るライン角度がキツくなり、キャスト時にラインとメガホン・ガイドの摩擦抵抗が生まれやすい。

21カルコンの経験

なるほどね、そうなると僕の21カルコン100。買ったばかりの時、過去のモデルに比べて初速がすごく出しやすい(投げ出しからピーキーみたいに錯覚した)のは、カルコンがナロー(19mm)だったからですね!理解できました。確かにすごくスプールが痩せるし。

4. すぐに使える有名なリールのスプールマトリクス

僕が過去に気になっていたリール(古いのも含まれる)をマトリクスにしてみました。

現行および近年のバスフィッシングで基準となる代表機を用途別に分類した比較表です。

スプール径シマノ(SHIMANO)ダイワ(DAIWA)想定ルアー・スタイル
28mm—アルファス AIR TW

シルバークリーク AIR TW
〜5g以下のマイクロルアー、ベイトフィネス特化
30〜32mmアルデバラン BFS (29mm)

アルデバラン MGL (30mm)

メタニウムシャロー (34mmだが浅溝)
スティーズ AIR TW (28mm)

アルファス SV TW (32mm)

タトゥーラ SV TW (32mm)
軽量〜中軽量バーサタイル(5〜14g)、アキュラシーキャスト
34mm

(バーサタイル標準)
メタニウム (19mmナロー幅)

バンタム MGL (19mmナロー幅)

SLX MGL
スティーズ SV TW (G1・34mm)

スティーズ A II TW (34mm)

ジリオン SV TW (34mm)
7〜28g前後のバーサタイル、おかっぱり定番
36〜38mm

(遠投・ヘビーデューティ)
アンタレス (37mm)

アンタレスDCMD (38mm)

カルカッタコンクエスト 200 (38mm)
ジリオン TW HD (34/36mm)

タトゥーラ TW 300/400 (43mm)

スティーズ A TW HLC (36mm)
ヘビキャロ、ビッグベイト、ディープクランク、琵琶湖等の大場所

なるほどな〜ってなりますね。

バーサタイルなら34mm径

世間一般にバーサタイルで何にでも使えるっていうメタニウムとかジリオンSV TWは径34mmだからちゃんとそういう設計になっている(卵が先か鶏が先かですが)わけですね〜。

アルファスAirがゲキ軽ルアーを投げやすいのは28mm径

知人が使うアルファスAir、比較的価格は抑えられているのに、ベイトフィネスの超軽量系のキャスタビリティが秀逸だと思っていたのは、このスプールスペックだから・・・なるほどねぇ。3g前後の小型ミノーやスピナーも使う渓流ベイトでもこのリールが好評なのも28mm径なことも大きいのでしょう(Fishmanの赤塚さんが最初に渓流ベイトやるならアルファスがよいと言っていたことも納得)

名前と値段だけでアルデバランがいいな、とか勝手に発想していた自分を殴りたくなります。本当に使う比重がどこなのかで使い分けることが大事ですね。

アンタレスDCMDはヘビー級で真価を発揮する38mm径

これ、例として誰もが知るアンタレスを出しますよ、自戒を込めてね!アンタレスをディスりたいわけじゃないですよ!

アンタレス溺愛系有名Youtuberさんのブログレビューで、アンタレスの注釈にいつも「アンタレスにマッチしたウエイトのルアーを使ってあげれば」って書いてあったんですよ。

上記を見るとわかりますね、径も幅も大きい=ってことは中大型ルアーの時に真価を発揮するのがアンタレス。つまり、(過去の僕のように)「アンタレス買っておけば無敵」という発想は危険なわけですね

あ・・・だから昔、アンタレスARっていう軽量向けのアンタレスがあったんですね(調べたらバーサタイルな34mm径だった)。

スコーピオンとメタニウムを横並びにならないことが多い

で、スプールという観点から言えば、スコーピオンDCMDは中価格帯で重量級を扱うモデルとしての位置付けになり、バーサタイルなメタニウムとは比較対象にならないことも多々あるということですね。

まとめ

あれこれ書いてきましたが、スプールについてクイックに基礎・基準をまとめます。

  1. バーサタイルな1台: まずは 34mm径(シマノのメタニウム/ダイワのジリオン・スティーズ) を基準にする。
  2. 近距離撃ち・軽量ルアー:28〜32mm の小口径でレスポンスを最優先。
  3. ビッグベイト・大遠投:36mm以上 の大口径で後半の回転維持と糸巻量を確保。
  4. 幅のトレンド: 最近の34mm機は 「ナロー化(19〜22mm前後)」 が主流。スプールの低慣性化とライン放出抵抗の低減により、中口径でも小口径並みの立ち上がりとトラブルレス性能を両立している。

まぁ、これでスペック中毒者になってしまってもね、いけませんが・・・それでもやはりスプールに関する知識を持ってリールを選ぶことで、ブランド名や有名人のインプレ、過去にとらわれず、有効なタックルを選べる可能性は上がると思います。

僕自身がこの知識を勉強しなかったせいで、実は1つ、的外れな使い方していたリールを発見できましたので、きっと誰かの役にも立つはず。ぜひお役に立ててください。

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