「釣りってやってみたいんですよねぇ。だ〜やまさんがやってるバス釣りって面白いんですか?」
これは今日の記事で登場する釣り未経験の同僚Sさんとの、喫煙所での、1年くらい前の会話。
「慣れてくると面白いけど、最初は釣れないから辛いよねぇ。」
が当時の僕の答え。
バス釣りを始めたばかりの時のころ、覚えてますか?
大抵の場合って
根掛かり連発
スピニングだったらピョン吉トラブル、ベイトならバックラッシュ
そうしているうちに釣れないまま終了
2度と行かない!と残念な思い出になってしまうことが多いのではないでしょうか?僕自身もそうですし、今僕と同行してくれている嫁もそう、ササタケ君もそうだったと思ってます。
しかし、僕ですね、この会話の最後に
「まぁ、僕が指導すれば、釣れますけどね」
という言葉がリアクションバイト的に出てきたわけです。なぜ、その時、そんなことを言ったのかわからないので、心療●科の受診をする必要も感じてはいるのですが。仕事中の一服タイムで1笑いを得るための一言だったのでしょう、この言葉を忘れていない真面目な同僚Sさんと、ついにこの日をを迎えたわけです。
今回はバス釣りデビューの同僚(釣り自体も初心者)を連れて行った話です。
「釣れる」にコミットした釣行記。
当日のコンディション
| 項目 | 内容 |
| 情報 | 関東エリア |
| 日付 | 9/19 |
| フィールド | 某リザーバー |
| 天候 | 曇り時々小雨 |
| 最高気温 | 25℃ |
| 最低気温 | 22℃ |
| 水温 | 21度(下がったなぁ) |
| 風向き | 北東(最大風速6m) |
| 水位 | 満水 |
| 水質 | どちゃ濁り(茶色の水) |
| 釣行時間 | 6:30〜18:00 |
大雨に続いて18日にもわたって雨が続いた先週に続き、今週前半も雨、雨、雨。本当に雨が止まらない今年です。
先週はどちゃ濁り+オカッパリスペースが限られる大増水でデコってしまい、1週間もすれば落ち着くと思いきや、今回も着いてびっくり、茶色の水。なかなか回復してくれません。
おまけに今度は台風が来る影響で、予報は風速6m。
気候はすっかり秋めいて、朝はTシャツだと寒いくらいです。長袖ロンTに、風がある時はジャージなど1枚羽織らないといけない季節になってきました。終日夕方のような暗さで、なんだか薄気味悪い1日でした。

同僚Sさんのバス釣りデビュー戦!朝の部は不発
改めて今回は、仕事の同僚で、かねてから「バス釣りをしてみたい」と言っていたSさんのバス釣りデビュー釣行です。
僕は前半あまりキャストせず、Sさんにバス釣りを伝授することに専念。実は本当は先週行く予定だったのですが、大雨の影響から「これは絶対に厳しいだろう」と1週間延期していた釣行でした。シルバーウィークに被っちゃうけど初日ならまだ人的プレッシャーで潰されることはないだろうと。
前回は昼からスタートで計画していましたが、先週のタフさから今回は朝イチスタートに変更。朝の活性が高い時間にバスに触ってもらおうという作戦です。
しかし、
1週間経っても全く回復していない想定外のどちゃ濁りに加え、朝は超絶低活性。
どう考えてもデビュー戦にこの日を選んだ人間のセンスを疑わざるを得ない状況です。
同行した嫁もササタケくんも不発で、もちろんSさんのロッドにも反応はありません。風も強くて釣りがしづらく、初心者にはかなりタフな状況です。
「これはヤベェ日だわ」とSさんに伝えつつ、
「まぁ大丈夫、釣らせるから。仕事でもやり切る男だろ、俺はな」と事実無根の「だ〜やまやり切る男説」+「釣れる」という根拠のないハッタリをかまします。
タックルは、ULロッドにダウンショットという、ジムにグーで殴られそうな「絶対1尾ゲットするセット」(タックルインプレ記事へ)をSさんに渡してあります。

前述の通りのバッドコンディションで、待てど暮らせどいつも朝には反応があるポイントや、朝のポイントのバックアップエリア(朝ポイントがダメな時に魚がまとまっているスポット)は全部壊滅してダメ。
そこで、通年バスやギルをストックしている水通しの良い岬に焦点を絞ることにしました。
連休初日ということもあって岬にも人が多かったので朝は入れずだったんですが、人が抜けたタイミングで、岬の端っこに面するワンドになんとかエントリー。
この時点でもう時刻は10時。朝マヅメは終わってしまっていますが、内心「ギルだけでも釣ったなら……釣らせたことになるだろう」と悪魔の囁きを胸に、岬でのタコ粘りを決行します。ただ、岬の中では決して良い立ち位置ではないので、内心かなり心配。
エンジニアSさんの丁寧な釣り
Sさんは(営業系の大雑把な僕とは違って)エンジニアです。なんでも早口でベラベラ話す僕とは真逆の落ち着いた性格で仕事でも僕が「いいからやっちゃえ!」と雑に仕事を進める時も、後ろで「セキュリティは大丈夫か」とか「この変更をしたときにこういうことを設定しておかないと」とかなり丁寧に支えてくれています。「細かなことがめんどくさい」という僕とは対照的に、「繊細なこと、細かいことが好き」なんですって。
そんな性格が出ているのか、糸捌きや道具の使い方がすごく丁寧で、初心者とは思えないくらいライントラブルや根掛かりがありません。
力まないで釣りができていて、ラインにもしっかりたわみがあり、いかにも釣れそうな雰囲気。
ボトムをしっかり取ってほしいので、
・「ラインをやたらに張らない」
・「何か感じてもすぐにロッドを煽ったり、引っ張らない」
・「手元のリールのラインがゴワゴワにならないよう、毎回しっかり手でラインをまっすぐにする」
という最初に教えたことを、忠実に実行してくれていました。
この日終日、ラインを大量に切ったり根掛かりで釣りにならなくなったりすることがなかったんですよね。こういう人にこそ釣ってほしいところです。
時刻は10時。相変わらず水は悪いままで、水面もおとなしく生命感は乏しい状態。いつもはボイルまで行かなくても生命感は水面にあるのですが、先週から生命感があるとしたらカメくらいです。
ただ、サギとかカワウは結構見かけるので、魚はシャローに入ってるんじゃないかな、と。
ふと、シェイクの仕方をSさんに口出ししていると、Sさんのロッドとラインが「ブン!」と動きました。
Sさんも「え」。僕も「ん?」。Sさん「なんか今までなかった感じがあったんですが・・・」
今当たったよね?と、もう1投してもらうと、今度は穂先がグリン!と入ります。
「きた!!!」と思ったのも束の間、ロッドはスッと元に戻り、バラシ。
せっかくのチャンスを逃してしまいましたが、アタリが続いたということは、昼前に回遊が入ってきたのかも。めげずに投げ続けてもらいます。
Sさん「合わせていいんですかね?」*ハゼ釣りをしたことがあるので合わせがわかる
ULロッドにライトラインなのであまり激しいアワセは禁物。基本は向こうアワセでラインを張り続け、ロッドをしならせることを伝えて次のチャンスを待ちます。
そして10:10を過ぎた頃、Sさんが「ん?」と呟きました。
ロッドがしっかりしなり、穂先が動いています。
「これはきてますよ!ロッドしっかり曲げて〜!」と僕はランディングの準備へ。
Sさんは「いや、重いだけなんですけど、これ魚ですかね?」と言っていましたが、うん、ティップからベリーがしっかり動いてますから(笑)。
岸際でも水面がバシャッと立って、間違いなく魚です。足元に擦られそうになりながらも、ゆっくり浮かせてもらって無事にキャッチ!
サイズは35cmくらい。このリザーバーでは普通に良型です。

ついにSさん、人生初のブラックバスをゲット!
元々鮮魚関係でバイトしていたこともあるSさんは、バスを触るのも全く抵抗がなく、しっかり手を濡らしてからバス持ち。
よかったぁぁぁぁ!
近くで見ていた親子アングラーからも「すご〜!」と声をかけてもらいました。僕も感動です。普段はクールなSさんも嬉しそうな表情を見せてくれて、2人で固い握手を交わしました。
Sさん「だ〜やまさんと行けば釣れるって本当だったんですね、やっぱすごいです!」
僕「・・・ま、まぁね!(あぶね〜良かったぁあぁぁぁ)」
パターン突入で連発!僕もキャロで参戦
岬からワンドにかけては、いつもより魚影は薄いものの魚自体は入っていると確信。さらなる粘りを決意しました。
減水時に地形を見ているので大体の沈み物や地形変化は頭に入っています。「ここ投げてみて」と場所を指定しては、ボトムへアプローチしてもらいます。
すると20分後、Sさんが「当たった!」と言ったときにはもうロッドがしなっていました。同じ場所で2尾目をキャッチ。

完全にダウンショットをマスターしています。
同時刻にササタケくんも魚を手にしていたので、シャローに魚が差してきたタイミングのようでした。
さらに昼過ぎにもSさんは1本追加。

バス釣りデビュー戦で3本キャッチは、このどちゃ濁りの状況を考えたら十分すぎる釣果です。
Sさんはトラブルを事前に防ぎながら釣行してくれていたので、僕も安心して自分の釣りを開始することにしました。
Sさんがショートロッド+ダウンショットでワンドの中央を近距離で攻めていたので、僕は5gのキャロで岬の端っこまで大遠投。
距離を投げて、冠水植物などの隙間やドシャローをズル引いていきます。
気分で投げていたラバージグにもアタリは出たのですが、どうも食い切っていない感じでした。
そこで、手早くバスを探せて小型ワームが使え、5gまでなら根掛かりも回避しやすい軽めのキャロにチェンジ。ズルズルと引いてきます。
これが回遊のタイミングと合致したのか、Sさんが釣った(回遊が入ったであろう)時間帯からの40分間で、僕も3本連発。
ドラクロ2inch

HPシャッドテール

↑のバスを釣って頭がボロボロになってカットした頭カットHPシャッドテールでも

別場所で釣っていたササタケくんはショートバイトに悩まされていましたが、僕に食ってきたバスはすべてアタリ=フッキングされていたくらい深めのバイトでした。Sさんと僕はきっちり回遊に当ったんだと思います。
シャローの地形変化を利用して、2人で計6本。ガイド役としての面目も保てました(笑)。
その後はランガンして上流などを回り、ラバージグの穴撃ちやシボフラットのズル引きでいいバイトがあったもののフッキングには至らず。夕方の回遊もなく、どんよりした天気と同じようなトーンのまま日没終了となりました。
どうやらお昼前後にゴールデンタイムが来ていたようです。風と雨が時折強まるタイミングがあったのもこの時間帯なので、活性が上がったタイミングだったのでしょうか。
いずれにしろ、バス釣りデビュー戦の同僚に3本釣ってもらい、一緒に魚をキャッチできたのはとても良い釣行になりました。
今回のヒットルアー・リグについて
今回は状況に合わせてリグの特性を使い分けました。スピナベやラバージグは風と雨でもてんでダメ+増水で陸から投げられるコースが極度に限定されており、あまりしつこくもできなかったんですよね。
Sさんには、プレッシャーを与えず確実に食わせるための「ULロッド+ダウンショットリグ」。
僕の方は、沖の冠水植物周りやシャローを手早くサーチしつつ、小型ワームを自然に漂わせられ、かつ5gならスタックを回避しやすい「5gライトキャロライナリグ」のズル引きでした。濁りと増水でタフな時こそ、すり抜けやすさと一口サイズのシルエットが効いてくれます。
OSPの回し者ばりにOSPのワームだらけだなおい。
総括
濁りと増水、強風が重なるタフコンディションでしたが、魚が差してくるいい場所の地形変化と回遊のタイミングを捉えられたのがすべてでした。通っていたから、地形がわかって粘れたのもありますね。初場所なら昼頃には帰宅してたレベルの濁りですので。
何より、道具の扱いが丁寧だったSさんがしっかりチャンスをモノにしてくれたのが嬉しかったです。そのうち「だ〜やまさん、来週は高滝湖いきましょか!」なんてアツい釣りの友情を想像していた納竿時の会話
Sさん「だ〜やまさんて毎週こんな長い時間(朝から日没)釣りしてるんですか」
僕「うん!そうっすよ!釣れるまでやるんすよ」
Sさんの「・・・・・・(長い沈黙)釣り●チですね」。
Sさんの再来はあるのでしょうか(爆)。
■今回の釣果:5バイト 3フィッシュ 1バラシ
■2026累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回): 31回
■2026累計釣行回数: 48回
■2026累計キャッチ数: 110尾
■2025~累計キャッチ数: 293尾(バス283/アマゴ4/シーバス3/メバルorカサゴ2/雷魚1/他0)
