最近、朝晩の冷え込みが本当に容赦ないことになっていませんか? 朝イチは10度ちょいまで下がって「もう冬用の防寒引っ張り出さないと無理!」と震えるのに、日中は日差しが出ると20度中盤までグングン上がって「あ、暑い! 脱ぎたいけど脱いだら脱いだでクソ邪魔になる!」という、オカッパリアングラーにとっては地味に一番服装に頭を抱える季節に。 体温調節の難しさに翻弄されつつ、祝日もフィールドへ。
というわけで今回は、11月3日にホームの某ダムへ夫婦でオカッパリ釣行へ行ってきました。 現場に着いた瞬間、目の前に広がっていたのは見事な「カフェオレ色」……。急冷え込み&大濁りという、のっけから心バキバキにおられるタフコンディションのなか、ワンタックルに絞って足元からアジャストしていった釣行記。

| 項目 | 内容 |
| 情報 | 関東エリア(房総など) |
| 日付 | 11/3 |
| フィールド | 某ダム |
| 天候 | 晴れ時々小雨(ベース:曇り) |
| 最高気温 | 23℃ |
| 最低気温 | 13℃ |
| 水温 | 17.8℃ |
| 風向き | 北(0〜3m) |
| 水位 | 不明 |
| 水質 | 泥茶濁り(カフェオレ色) |
| 釣行時間 | 07:30〜16:30 |
前日の雨の影響で朝は一気に冷え込み、空は晴れたり小雨がパラついたりな天気。水温は17.8度まで低下しており、水面は見事なまでのカフェオレ色に染まっていました。朝は息が白くなるほど肌寒く、昼は汗ばむような寒暖差の一日でした。
あとは、減水して落ち着くと釣果がいいこのリザーバーですが、多少減水しているとはいえ例年より明らかに水が多く、ここ1ヶ月で雨による増水、季節性での減水を繰り返したことも影響してそうです。
バッドコンディションこそ「ワンタックル戦略」
朝7時半、ポイントであるブイ脇のワンド周辺へ到着。 しかし水面を一目見た瞬間、思わず嫁は苦笑いしてます。見事な土茶濁り&カフェオレ色。おまけに前日には冷たい雨が降り、今朝は急激な冷え込みです。
水は絶対悪いまま。よくなっても多少・・・かつ日が上がってからだろう・・・。
普通なら「あーだこーだ」とロッドを3〜4本持ち込んで、色んなルアーを試したくなるところ。ですが、よく知っているホームだとこれは良くない。「このバッドコンディションでルアーチェンジを繰り返しても迷子になるだけ。今日はとにかくバスの居場所を早く特定することが最優先だ!」
コンディションが良い日は色んなルアーを試して「何が効くか」を煮詰めますが、状況が悪い日ほどテンポを上げて全体を素早くチェックし、まずは1匹の居場所を見つけ出すことが何より大切。これはここ最近、亀山湖のボートで流されながら釣りをしていて学んだことです。
そこで今回はあえてロッドを1本に限定! 選んだのはストラーダ MHプラス(6ft11in)のソリッドティップモデル。これにジリオンHLCをセットし、広範囲のボトムを抜群の感度で素早くサーチできるセッティングのみで挑むことにしました。ロッドを持ち替える手間を省いて機動力を爆上げし、結果的にこの日は湖の半分近くをテンポよくランガンして回ることができました。

朝一の展開:直近の釣りに引っ張られる釣り人の悲しい性
とはいえ、いきなり迷走します。
実は去年の今頃、桧原湖の釣りにドハマリしていた僕。桧原湖の秋はディープ。その影響で去年の秋、「 ディープの回遊でしょ!」という意識が頭から離れず、沖へヘビキャロを投げていい思いをしました。
その記憶があり、今回も大遠投からスタート。 丁寧にボトムを引いてくると「ココ!」とバイト! ……が、フッキングには至らず。しかもいつもより手前側でバイトしてるし、普段は動かして止めた時にバイトが多いのに、動かしている最中に当たる・・・そして、バイトが続かない・・・何か違う。その後も沖の秋ポジションを粘るものの、完全に無反応。激濁りのせいで、沖の魚にはルアーの存在がまるで届いていない様子です。
そうしているうちに浮かんだのが小さなワンドに入っての岸際ゲーム。これは最近亀山で釣ったから。何故か届くことのない岩盤を見つめている自分がいます・・・・やばい、何すればいいんだろう・・・
アタクシ、悲しいかな脳みそが1個しかないので「直近でハマった釣りにめちゃくちゃ影響される生き物」なんですよね(笑)。経験抜け出せていない僕の脳内と、目の前のフィールドの現実が激しくズレていました。
嫁のファーストフィッシュで開眼!「魚は沖じゃなく足元にいる」
そんな沖迷子になっていた僕の横で、重苦しい空気を切り裂いたのはまさかの嫁でした。
足元のカバー際を狙っていた嫁が何か言ってます、上がってきたのはナイスコンディションの33cm!

聞けば、先日のバサクラのファン交流会でレイドジャパンの金森さんから参加特典で直接いただいたという細身のベイトフィッシュ系ワームを試していたとのこと。

いいヒントになりました。「沖だと手に追えなさそう、岸際の足元に寄ってくるやつを拾うしかないか」
急冷え込みによるターンオーバー?+雨の濁りも重なっているのか、水面の泡立ちが全然消えません。岸際ではベイトフィッシュがプカプカ浮いてしまっている状態。
ベイト自体は岸際にいる・・・
プロテクトされたワンド奥は水の淀んだエリアになってしまって生命感がない・・・。魚がエサを食える場所は、「風が当たって流れが生じ、フレッシュな酸素が供給されているエリア」かなと。捕食のきっかけになるとしたら「足元のカバー」か・・・。
最近は亀山湖で岩盤やカバー撃ちばかりやっていたので、ここからは完全に「カバー撃ち脳」に全集中! 直近の癖をいい方向へシフトさせます。
昼前の展開:エスケープツイン3.5gテキサスで35cmをキャッチ!
状況が見えたところで、僕も本格的にカバー撃ちを開始。 濁りが半端ではないため、。カバーに入ってきた魚にしっかり気づかせるため、強い水押しを誇るエスケープツインをチョイスしました。
狙うのは、風が直接当たって流れが効いているストレッチの冠水ブッシュやレイダウン。さらに護岸が水没して足元からガクンと深くなるディープ隣接のカバーです。
エスケープツイン自体が高比重でしっかり自重があるため、カバーにスタックしすぎないようシンカーは軽めの3.5gテキサス。 ストラーダのソリッドティップが本当に優秀で、複雑に入り組んだ枝にタッチした感触が手元にビンビン伝わってきます。スタックする一歩手前でラインをユスって動かすと「フッ」と躱せるので、根掛かりを未然に防ぎながらカバーの奥へ送り込めます。
11時前、流れの当たるレイダウンをほぐしながら引いてくると、明確な「ココンッ!」というバイト! バシッとアワセを決めて、カバーから引きずり出したのは35cmクラス!

この後もごちゃごちゃした崩落カバーでいい感じのバイトがありましたが、まさかのエスケープツインの上半身喰いをされ、ファイト開始の生命感は数秒でフックアップする前にフックだけが帰還しました。
昼過ぎの展開:リトルツインの直リグ5gで追撃!
午後になってもあまり状況は変わってきません。いつもは午後に堅く釣れる岬に入るもノーバイト。 そこでまた、いつもは打たないカバー撃ちのランガンへ出発。エスケープが殉職したため、リトルツインへローテーション。
リトルツインはエスケープツインに比べて体積が小さく水噛み抵抗が少ないため、カバーのすき間をスルスルと垂直に落とし込めるよう、今度は直リグ(じかリグ)の5gへウエイトアップ。
同じく風とカレントがしっかり当たっている崩落ブッシュへピッチング。 枝の間でシェイクを入れていると、ラインがツツッと走るバイト!ギルっぽいな・・・無視してシェイク。
一瞬バイトが途絶えた思った数秒後、ツツ・・・ツツ・・・
ん?・・・ラインを張ろうとするも緩んだまま・・・手前に走ってる?
巻き合わせすると生命感! カバーに巻かれないようゴリ巻きで寄せますが、全然力のない感じです。
あっという間にファイト終了。痩せてて濁りで色白になってしまった不健康系の30cm弱をキャッチ!

タフな状況下でも、なんとか、夫婦合わせて3本のバスを手にすることができました。
今回活躍したヒットルアー&タックル解説
ノリーズ エスケープツイン

カフェオレ濁りのカバー攻略において、これほど頼りになるワームはありません。ボリュームのあるパドルが分厚い水押しを生み出し、視界の効かない泥濁りの中でもバスに確実にルアーを気づかせます。高比重ボディのおかげで、3.5gなどの軽めのシンカーでも抜群のアプローチ精度を誇ります。
ノリーズ リトルツイン

フルサイズにすれ始めたタイミングや、より濃いカバーのすき間をダイレクトに撃ち抜きたい時の切り札。5g直リグとの相性が抜群で、フォール時のハイピッチなアクションと着底後のバタつきで、ニュートラルなバスにも口を使わせます。
本日の総括
今回は「激濁り・急冷え込み・ターンオーバー」という秋の三重苦に見舞われた釣行でしたが、
- あれこれ持ち込まず、ストラーダMH+ソリッドティップの「ワンタックル」に絞ってテンポよく湖半分をランガンできたこと
- 桧原湖引きずりの「沖のディープ病(笑)」を捨て、嫁のヒットを機に「風・カレント・酸素」のあるシャローカバーへ素早くアジャストできたこと
- 比重と体積に合わせて「エスケープツイン×3.5gテキサス」「リトルツイン×5g直リグ」を習得することに集中
が釣果に繋がりました。直近の釣りに脳みそが引っ張られるのはアングラーの常ですが(笑)、現場のサイン(ベイトの浮きや水の泡立ち)を素直に受け止めてアジャストしていくのがやっぱり一番面白いですね!
それでは、次回の釣行もお楽しみに!
■今回の釣果:4バイト2フィッシュ 1バラシ
■2026累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回): 35回
■2026累計釣行回数: 59回
■2026累計キャッチ数: 129尾
■2025~累計キャッチ数: 312尾(バス302/アマゴ4/シーバス3/メバルorカサゴ2/雷魚1/他0)
