後輩が着々と釣りにドハマりして行ってます。一人で計画して釣りに行くようになりました。これは魔境の入り口です。もう沼から抜け出すことはできません。
さて、その後輩のデビュータックル(バスタックルね)は僕が一緒に行って選びました。
我ながらいいチョイスをしたな(後述)、そしてその後輩もハイエンドも含めて良くぞ買って続けてくれてるな、と思うわけでございます。
そんな後輩がタックルの幅を広げていこう!と(これももう沼なんですよね)いうことで、今回は新たに後輩タックル選びのプロセスを公開していこうと思います。
肝はロッドパワー✖️テーパー✖️レングス(長さ)
バスフィッシングを例に取りますね。

ロッドを超簡単にいうと
◆パワー+適正ウエイト:パワーというと多少誤解がある。太さ+硬さに近い。どのくらいの重さのルアーや魚で曲がるか
◆ライン:どの糸の太さを投げるのに適しているのか
◆テーパー:どんなしなり方をするのか:先が曲がる、真ん中が曲がる・根本が曲がる
◆レングス:長さ
の3点が重要な要素になります。僕はこれを無視して「長さ」だけに注目して大ミスをしたことがあります。
なぜこれらの要素が大切なのか
例えば、21gのスピナーベイトを投げたいとします。まだ用語は追わずにイメージだけ。
しかし、パワー(硬さ)が極端に低いウルトラライト=とても細くて柔らかい竿にしたとしましょう。おそらく以下の3つのことが起こります。
・パワー+ウエイト:フルキャストしたら重さに耐えきれず程なくして竿が折れる
・ライン:糸の太さが合わずに、ラインを細いままにしているとラインそのものまたはルアーの結び目が切れる(ルアーの負荷に耐えられない)orラインを太くしたら、抵抗や根掛かりで竿が折れる
・パワー+テーパー:重さによる負荷で竿が曲がりっぱなしになり、操作している感覚が全く掴めない、気づいたら根掛かり

逆に、大は小を兼ねると思って、3gのリグのワーム、例えばテキサスリグにパワーが極端に強いエクストラヘビー=太くて硬い竿にすると・・・
・パワー+ウエイト:ロッドが曲がらずまともにキャストできない+力が伝わらないので、リールから糸が出ずバックラッシュだらけ
・ライン:太いラインだとワームより放出ラインが重くなってしまい、飛ばない、しっかりワームが動かない
多分釣りにならないと思います。
ロッドを折った・ルアーが投げ切れした経験
小学生時代の僕。父親のトラウト用のルアーロッドは、細くて柔らかい竿でした。そのロッドを借りて、たまたま小さくて軽いトラウト用のルアーでバスが釣れたんですよ。「え、この竿釣れるじゃん!」と、今度はバス用の大きなルアーを投げていました。
数キャストして力が抜けるような感覚があったので、ロッドを見ると、折れてました・・・・。あまりにミスマッチした竿選びをしてしまうと、こんなことが簡単に起きるのですね。
また、その後、18歳の時にアルバイトしていいロッドを買ったんですね。スピナーベイトをしっかり使いたくて買ったスピナーベイトもできます!ってロッド。しかし、僕は当時のロッドのウエイト表記よりはるかに重いスピナーベイト(これは気づかなかった不勉強な事情があるのですがここでは置いておきます)を知らずに投げていたんです。そしたら、定期的にルアーが投げ切れするんです。
バツって鳴って1200円を超えるスピナベが遥かに飛んで行く様を幾度も見て、試しにスピナーベイトのウエイトを軽くしてみたら、投げ切れの症状は無くなったんですね。
そのことをきっかけに本日の記事で記載するロッドの要素を意識してタックルを組むようにしたら、トラブルはだいぶ減りましたし、実際にルアーの操作性が上がり、釣果はもちろん上がりました。
つまり、しっかりとロッド選びに大切な要素を理解した上で選択していくということは、トラブル防止+釣果向上には大きく影響があるということと思うんです。
ロッドパワー
まずはロッドパワーから。ロッドパワーには主に、ライト・ミディアム・ヘビーという種類があります。それぞれにラサにウルトラとか、エキストラとかみたいな極端にした単位や、ミディアムライトみたいな間をとった単位があって和訳(ヘビー=重そうでしょ)・名前の通りに理解すれば大きく外れることはないものです。詳細はこの章の後半で。
これら、メーカーごとに味付けが違うので、あくまで目安として頭に突っ込んでおけば、細かなことはスペック表を見ればいいだけなので、「知っておくだけ」でOK。
| パワーの強さ | パワー名 | 釣り・ルアー例 | 要は | 用途の広さ |
|---|---|---|---|---|
| 極弱/めちゃ細 | UL(0) | 渓流・ライトゲーム・超セコ釣り 1~5g | 超軽ルアー | 狭い |
| 弱/細 | L (1) | バスのライトリグ・ライトプラグ 5~7g | 軽めルアー | そこそこ |
| 普/基準 | M (2) | バスの3/8~1/2oz程度周辺ルアー | 軽め〜重め無難 | 広い |
| 強/太め | H(3) | 1/2~1ozクラスのルアー | 重め全般ルアー | 広め |
| 劇強/極太 | XH(4) | 1oz以上のルアーやカバーから引き出す釣り | 超重めルアー | そこそこ |
◆パワーの考え方:英語で読んで字の如くなので難しくない。メーカーによっては1、2、3で番号で表す場合あり
<弱>〜<強>の順

・UL(ウルトラライト):
1g前後の「超軽い」ルアーを投げることができる:7g以上などや根掛かりで無理に煽ると折れる可能性あり。
渓流やライトゲームなど小さいルアーを用いる釣りで主に使用される。
僕はバスでも使います。
・L(ライト):
ULより少し重め、3~5g中心の「軽い」ルアーを得意とする。
軽いルアー全般に使えるので、ゲーリーグラブなどノーシンカーワームの操作性は良い。
10gくらいまでを扱える
・ML(ミディアムライト):*MとLの間なので割愛
・M(ミディアム):
「真ん中」。12g前後などバス釣りルアーのボリュームゾーンのウエイトを得意とする。「バーサタイル(幅広い釣りに対応する)」と言われるモデルも多く、ルアー釣り全般に対応しているモデルも多い。
・MH(ミディアムヘビー):MとHの間なので割愛*ちなみに僕はこの辺が一番好き
・H(ヘビー)
「重いルアー」を得意とする。20g前後もしっかりと乗せて投げることができる。ビッグベイトやディープをせめる重量ルアー、でかいジグを使用する場合に使用される。
・XH(エクストラヘビー):Hのより重いものに対応版。
「どんな釣りしたいか」:どんな重さのルアーを使うかで考える時にロッドパワーはしっかりとチョイスする必要があるわけですね。バス釣りのベイトタックルは12g前後のルアーが多いことから考えるとMとかMHで選択するのが「堅い」選択と個人的には思っています。
テーパー(しなり方)
| 名前 | どこが曲がるの | どんな釣り | キャストしやすさ | お薦め |
|---|---|---|---|---|
| ファースト(F) | 先が曲がる | ワームの繊細な動き | △ | 2本目くらいに |
| レギュラー(R) | 真ん中周辺が曲がる | 巻物や何でも屋さん | ◎ | まずはこれ |
| スローテーパー | 根本から全体 | 巻物 | ⚪︎ | 用途が決まったら |
◆テーパーの考え方:ロッドが曲がる時、どこが一番曲がるか、だと思ってください
・ファーストテーパー(FとかFF)
ロッドの先端側がよく曲がるテーパー。穂先での操作を中心とするワームの釣りなどに有利とされる。個人的にはキャストしにくい(投げる時曲がってる感覚が違うので、感覚を知る必要がある)
・レギュラーテーパー(R)
ロッドの中央から曲がるテーパー。最もスタンダードで、様々な釣りに対応できる。これ選んでおけばまぁ普通に釣りできる。僕はスピナーベイトなど巻き物はこのレギュラーでやるのが好き。
・スローテーパー
根本から曲がるテーパー。魚の動きや、負荷量に対して粘りがあるのでヘビータックルや大物釣りなどで使われる(らしい)。
これは好みとスタイルがもろに反映されるところですので、正解はありませんが、キャストがしやすい+なんでも使えるというコンセプトのロッドは、圧倒的にレギュラーテーパーが多く、ワームや繊細な動き/感度を重視する場合には、ファーストが多いです(バス釣り)。
僕もどちらも持っていますが、ファーストテーパーはキャストになれるのに少し時間がかかりました。先っちょが曲がるようになっているので投げる時に、特にベイトの場合は、重さを載せている感じがあまりなくて、戸惑いました。キャストの修得をしっかりしたい方は、まずレギュラーテーパーで竿を曲げる、という感覚を養ってからが良いと思います。ファーストテーパーは飛距離の出し方も、アワセの仕方も異なりますので。*繰り返し、スタイルと好みです。
レングス
| 長さ | どんな釣り | こんな人に |
|---|---|---|
| 4ft~5.5ft | 渓流・超小場所・初心者の投げ練習 | 渓流など狭い場所:バスにはあまり使われない |
| 5.6~6ft | キャストの精度が問われる近距離戦 | 遠投不要・足場の低い場所:ミノーなどの強いアクションをつける釣りにも |
| 6~7ft | 近距離から一定の遠距離戦までカバー | とりあえずバスとか海とか幅広い場所:6~6.5でチョイスするとバスや淡水は概ねいける |
| 7~8ft | 大場所の遠投や海釣り兼用・深場の釣り | 琵琶湖や霞ヶ浦での遠投や、足場が高かったり、深場に落として穂先でコントロールする釣り |
| 9ft~ | 海釣り、深場に落とす湖でのスプーンゲーム | バスではほとんど使われない |
◆レングス(長さ):バス釣りを基準にして語りますね。長さも非常に重要です。
・4~5.5ft:
いわゆるショートロッド(短い)に分類される。渓流釣りではこのレングスがメインとなる。とにかく投げやすいが、短い分飛距離を稼ぎにくい。巻くコースや角度が限定されるのでバスのカバー釣りなどでは逆に扱いづらくなることも。5ft~バス釣りでも使用が一般的(僕も5.2ft全然使う)。
・6~7ft前後
バス釣りでは一般的なレングス。昔はね、5ft台が基準だったけど、今は6ft半(ftと12inchなので小数表記避けます)くらいが一般的。琵琶湖や霞ヶ浦でぶっ飛ばすなら7ft前後も使う人はいるし、最近のロッドは長くても軽いので、今後も長くなるのかな。長いほど飛距離が出ると言われているが、取り回し(障害物にぶつけちゃう)やコントロールは難しくなる。
・8ft~
バス釣りではあまり聞かないが、シーバスのサーフ釣りなどでは9ftとかも全然いる。僕は9ft持っているが、投げられる自信がない。
これらに釣りたいシチュエーションを組み合わせていくわけです。
M使っていて、もっと軽いルアー投げたいなら、パワーを落とせばいい。もっと重いルアーを投げたいなら、パワーをあげればいい。こんな具合です。
*ただ、メーカーごとに味付けが違ったり、カタログスペックだけではわからない良さがあることも事実。
メーカーのサイトで対応重量などはしっかりと表記されているので、それをみるのが一番早いけど!
僕の失敗談:下手の長竿
僕はですね、これを調べないで大失敗したことがあります。
当時「魚は遠い沖にいる」と信じて疑わなかった僕は、アルバイトのお金で
◆6.11ft(ほぼ7ft)
◆Hパワー
◆ファーストテーパー(先調子)
=「長いし太いし、先しか曲がらない」
のロッドを購入しました。
これで下手くそなもんだから、

長すぎるので、枝や木にぶつけまくる。
しならせる技術がないので、投げたら糸切れる。
魚がかかってもしなりで合わせられないからすぐバレる。
まぁとにかく下手くそが長くて硬いロッドを使うものではないな、と。
その後勉強して、6.5ftのレギュラー・ミディアムロッドにしたら、大好きなスピナーベイトも使いやすい使いやすい。また、勝手にしなるので、下手くそでも魚がしっかりと掛かってくれたのを覚えています。
懐かしいな、ABUのファンタジスタ65MR。
後輩の事例:なうM(ミディアム)+R(レギュラー)
さて、後輩の現在のタックルは、
◆ロッド:スコーピオン1652R-4(シマノの4ケタ目の番号はパワー:2はミディアム)
・ミディアムパワー+レギュラーテーパー
◆リール:20メタニウム

つまり、バス釣りやるには、なんでもござれ、だけど重いルアーは少しだるい、軽いルアーは投げづらい、になるわけですね。
その他、僕の釣り仲間のタックル構成は以下です。

ニーズに合わせてみる
さて、後輩が今後広げて行きたい方向性で、パワーやレングスをあてていくことが失敗しないタックル選びなわけですね。
例)
◆ビッグベイトなど思いルアーを使いたい、大海原でぶん投げたい
・H(ヘヴィ)パワーのロングロッドを検討すべき
◆バス釣り中心にもっと軽いルアーを快適に投げたい
・L/UL(ライト・ウルトラライト)パワーで、6ft前後のロッドを検討すべき
なわけです。
そうなると今回の後輩は後者。今より重いルアーを投げる予定はなさそうで、3g程度のライトゲーム~今投げづらそうなノーシンカーワーミングができるくらいまでをできるようにしたい。
◆L/ULのロッドを探すわけです。
・・・・というわけでこれからネットを漁ってきます。
リール選びもこちらに記事を書きました。ぜひみてみてください。


