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バス釣り初心者が最初に揃えるべき竿とリール・アイテムリスト【予算別おすすめ】

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このブログは、そもそも釣り仲間たちからの質問がきっかけで始まりました。うちの嫁はん、職場の後輩、その友達、さらにはその友達の彼女まで…何人もの人間を釣りの沼に引きずり込んできました。そして彼らが口を揃えて聞くのがコレ。

「で、竿とリールはどれにすればいいですか?」

バス釣りは手軽に始められる趣味ですが、ジャパンには手軽じゃない量の道具が溢れかえっています。最近はネット通販で謎ブランドのロッドまで出回っていて、もはやカオス。初心者向けと言いながら、結局どれを選べばいいのか分からないままネットの海を彷徨う…30年やってる僕も、未だにそんなことがあります。

というわけで、今回は僕がこれまで何人もの初心者を釣り沼に引きずり込んできた経験を活かし、「こんなの買っておけば、とりあえず釣れる(かもしれない)」という最低限の道具を紹介していきます。さらに、予算別のおすすめセットも用意したので、お財布と相談しながら選んでください。

目次

いくらくらいのどんなもの選べばいいの?

ロッド・リールっていくらするの?

一般的にロッドやリールの価格帯は以下です。

  • ~6,000円:投げ売り・吊るし売りの激安帯
    重い、とか、作りが荒いとか、設計にコストかけていないロッドですね。これでも普通に釣れますけど(笑)
  • ~10,000円:初心者向けのエントリーモデル
    メーカーが基本的なバス釣りに必要な最低限の設計とパーツをあてがったモデル。これも最近は高性能です。
  • ~30,000円:中級まで使えるし、専門性もあるミドルクラス
    素材や設計にコンセプトがあり、投げる・掛ける・巻くを快適にできます。取り回ししやすい軽量モデルが増えてくる価格帯。
  • 30,000円~:最新機能を搭載したミドル〜ハイエンド
    さらに、過去好評だった技術をアップデートし、最新の機能を投入し過去の弱点を克服したモデルが多いです。
  • 50,000円~:最新機能+高級素材の最高峰モデル
    機能も最新、素材や機構もかなりこだわって作られたフラッグシップモデルです。最高峰は10万円にもなります。

一般的にはこんなものかな、と思います。ここから予算の沿って考えていくのですが!

釣具の2大メーカー:シマノとダイワ

初心者が道具を探す上で、一応教養として。釣具道具のシェアは、主に、

・ダイワ(会社名はグローブライドですが、ダイワで大丈夫)
・シマノ

がトップ2シェアになっています。なんでこんなことわざわざ書くかって。釣具屋いくと、たくさんメーカーがあります。絶対に「どれ選べばいいの??」ってなりますから!

シマノはね、自転車とかギアで有名ですよね。まずはこの2つのメーカーのHPはカタログを読んでいくと良いと思います!ちなみに、日本のリール技術は、海外でも評価が高くて、アメリカのトッププロの多くも日本のリールを好んで使っているとか、いないとか!なので日本のメーカーの道具を押さえておけば、性能で不足を感じることは少ないということができますね。

初心者は特に!釣果と値段は比例しない

いわゆるハイエンドと言われるロッドを使いまくっている僕ですが、胸を張って言いましょう——「自己満足です」。

車でも、楽器でも、「ブランド」ってあるじゃないですか。コンセプトとかが好き、とか、憧れの人が使ってるとか。釣具も同じで、色々なメーカーが色々なコンセプトで毎年新作を投入してます。でも、初心者がそれを見ても、わからないでしょ?それよりも、最初はぶつけたり、落としたりする方が多いですから(笑)ハイエンドのロッドはただ高いだけの「化学素材の塊」でしかないわけです。初めのうちは、トーナメントや専用タックルを携えてボート釣りをするわけでもなければ、釣具の値段と釣果は基本的に比例しません。何を隠そう、5万円の竿使っている僕が、

  • 9000円のロッド+6000円のリールの嫁や釣り友に釣り負ける
  • 5000円のリール付き吊り下げタックルのいとこに釣り負ける

こんなこと日常茶飯事です。

つまり、いい釣具=釣れる道具ではないわけですね。最近の釣具なんて、本当に軽いし、性能もいいし、使いやすいです。

基本性能は安くてもとても良い製品が多いから、初心者は多少荒く使っても心が傷まない(絶対落としたり、擦ったりするから!)なコスパ重視の製品からデビューがおすすめです!

最初は安いもの、機能を認識したら一気に高級機種へ

「せっかくだし一番いい道具を買おう!」
これは、ある意味正しい選択です。僕の釣り仲間は、1人だけこのスタートからハイエンドタックルを選択しました(一緒に買いに行ったけど、ひと様のタックルを値段構わず好き放題に選ぶ経験は責任重大でしたけど、楽しかったな)。

実際にその仲間は今でもその道具を大事に使っていますし、上達もしました。時折、彼の道具を使うと「やっぱりいいな!」と思いますし、その彼は「投資した分頑張ろう」と釣れるまで諦めずに釣りに行き続けてました。

ただね、彼ね、「釣りにハマりそう率100000%くらい」の特殊人材だったんすよ(爆)。所持金ゼロで自転車で日本一周しちゃったり、なんかいきなり海外行っちゃったり、カメラマンやってたり、爬虫類にキス可能だったり(笑)、上司が釣り好きの僕だったり。その上で、自分から「釣り行きたいから道具選びたい」って言ってきましたから。

なので、「まだ続けるかわからない」という人へ、オススメな考え方を。
まずは安い道具を使って「自分に合った機能は何なのか」を理解しましょう。

オススメの選び方

  • 初めはコスパのいい道具(全部で1~2万円くらい)でやってみる
  • 色々なテクニック・ルアーを試して行くうちに絶対ぶつける・落とす・無理をする(重要)
  • 使っていく中で自分のスタイルが見つかる/見極める/わかってくる
  • 次のステップでスタイルに合った一気に高級機種を選ぶ

最後の「次のステップで高級機種に行く」が大事です。前項で伝えた通り、初心者は「どんな釣りがしたいか」なんて、「やったことないからわからない」わけですよ。その時にハイエンドを自力で選ぶのは大博打です。
だから、安いセットでやってみて、「もっとこんな機能(もっと飛ばしたい・もっとワームを上手に使いたい・こんなトラブルを減らしたい)が欲しい」を決めてから、知識を持ってハイエンドにいく。当然、後悔のない釣具選びができるわけです。僕のロッド選び変遷も記事にしていますので失敗談の参考にしてください。

ちょっとずつ高い道具にするはお勧めしない(余談)

おすすめしないのは、「ちょっとずつステップアップする」ケース。最初1万円のリール買って、次に1.5万円のリール買って・・・みたいなものです。実はこれ、下手すると損してます。リセールバリュー(売る時の値段予想)です。ハイエンド品は比較的高値で売却できます。5万円のリール買って、3.5万円で売れば、結局1.5万円のリール買うのと同じくらいの値段でハイエンド品使えますからね。売るのめんどくさいですが・・・。本題から逸れるので、これくらいにしますが!

僕の釣り友の話。最初は釣具屋の6000円のロッド、7000円のリールでしばらくやっていて、扱いがわかりハマった瞬間に、最高峰機種に行ったんです。結果、いいものは10年経った今も使ってますし、たまにプレミアついたりしたものや銘機は売却時にいい値段で売れたりしています。僕も、彼からたまにリールを買っていますが、いい値段で買うハメになってます(笑)。

釣りに行く頻度を考えて、上限を決めてその中で良いものを。

「いやいや、別に筆者みたいに釣り行きまくったり、暇人じゃないハマってないからハイエンドなんて要らないよ」という人も多いと思います。
しかも、釣具も数年前の素材高、日本の物価高騰の影響を受けて、体感1.5倍くらい値段上がってます。

「たまの休日に家族と遊べりゃいい」の場合は、基本は入門セットで十分です。少しハマったら、天井・上限を決めてその中で一番良いものを選びましょう。少しやり込むくらいなら、2~3万円のロッドやリールの道具で揃えておけば、10年くらいは余裕で使えると思ってます。

リールはベイトかスピニングか

リールには種類があります。
これをベイトリールとかキャスティングリールとか言います。
こいつをスピニングリールって言います。

「全く釣具に触れたことがない」ならおすすめなのは スピニングリール。スピニングは海釣りや渓流釣りでもメジャーなリールであり、汎用性が高いです。

ライントラブルが起きることもありますが、「投げられない」レベルのトラブルはそう多くは発生しません(なんとかなる)。デメリットとして、キャストのコントロールがつけづらいという点はありますが、構造がシンプルで、初心者向けモデルも多く、扱いやすいです。

魚が口を使いやすい小さなルアーが使いやすいのもスピニングですから、お魚釣りとして始めるにはスピニング一択なのかな、と思ってます。

ただし、少しやったことがある復帰勢の方や、釣りをやっている人と常に釣りをするなら ベイトリール でデビューするのもありです。最近のベイトリールは、昔と比べてかなりトラブルレスですよ(使っていてびっくりです)。

ベイトリールは見た目もかっこいいし、キャストのコントロールもつけやすいです。ただし、正しい投げ方やラインの構造を理解していないと バックラッシュ というラインのトラブルが起こります、ほぼ100%の確率で。この解消方法を知らないと、釣りの時間のほとんどが「投げられない」時間になりかねないわけです。

もし ちゃんと投げ方を教えてくれる人がいて、トラブルにも付き合ってくれる ならベイトリールデビューもアリ。また、自分自身が「多少のトラブルがあっても頑張るぞ!」という覚悟があるなら、チャレンジする価値があります。

ちなみに、僕の釣り仲間は2名はベイトデビュー、2名がスピニングデビューですが、初バスは100%の確率でスピニングの人間が先にゲットしました(笑)*僕はベイトしか使わない人なので、決してスピニング溺愛者ではない前提のデータです

バス釣り初心者に必要な道具リスト

① ロッド(釣り竿)

バス釣りを始めるなら、まずは「ロッド」が必要です。初心者には スピニングロッド(6ft〜6.5ft、MまたはML) のものがおすすめ。扱いやすく、さまざまなルアーに対応できます。

長さが大事
長さに気を遣いましょう。最初は短いものでしっかりと投げることを意識です。「飛ばしたいから7ftくらいの長い竿!」はおすすめしないです。僕もこれをやって、キャストフォームが崩れて、トラブル(ぶつける、狙ったところに飛ばない、枝にルアーを引っかかる)ばかりでした。

具体補足として、6.5ftならある程度のフィールドで普通のバス釣りはできます。身長が160未満なら5.5ft~6ftくらいが最初は投げやすいです。僕は基本的に「これから初めて投げる」という人には5.5~6ftでやってもらいます。身長に対して無理のない長さの方が、ぶつけたり、引っ掛けたりのトラブルも少ないし、思ったところに飛びます。うちの嫁は5.5でデビューして普通に釣れましたし。それから長くしていきました。

長さに関連して「継数(ピースともいう)=折って畳める数」も確認しておきましょう。ハイエンドロッドは1本竿が多いですが、初心者というか、釣り具の保管場所がないなら、2本以上に折れるものにしておいた方が無難です。車に乗るし、家でもスペース取らないので。

おすすめロッド:シマノ バスワンXT

釣具のトップメーカー、シマノの初心者向けのモデルです。もう30年、ずっと初心者といえばこのロッド!というくらいに普及しているロッドです。2ピースで収納も楽です。基本性能は網羅されている(30年前のハイエンドロッドレベル by 村田基さん)上で、コスパも良いです。迷ったらこれから始めると良いと思います。

おすすめロッド:TURINGMONKEY グレート鱒レンジャー Next SP50

お子さんや奥さんなど比較的身長が低い女性・子供、そして、キャストをしたことがない人に練習用としておすすめするのがマスレンジャーです。いやね、このロッドね、3000円よ!?僕も実家、嫁の実家、車の中に一本ずつ置きっぱなしにして、急な釣りに備えています。一本竿ですが、短いので(5ft)保管の邪魔にもならないですし、少し重いんですけど、めっちゃ丈夫です。まずは遊びでやってみよう!なら、これから着手してもいいかも。Youtubeであえて、このロッドで戦うドMな上級者すらいるロッドです。そして、普通にバス・マス・海で釣れてるから、やっぱり名作なんでしょう!

② リール

初心者には スピニングリール が最適!扱いやすく、ライントラブルが少ないので安心して使えます。

型番が大事!

リールの型番に注目しましょう。バスをするのであれば、2000~2500が王道です。
・バスだけを中心に色々なルアーを使うなら2500
・バスより小さい魚を狙うこともありそうなら2000
要は大きさだと思ってください。厳密ではないですが、上記をおおまかな目安にすると、いざ、違う釣りをするときに役に立つと思います。ちなみに、2000だろうが、2500だろうが、バスだったら全然できますので、間違ってもそんなに気にしないで大丈夫です。

おすすめリール:シマノ ナスキー 2500HG

こちらもシマノの老舗モデル。僕が小学生の時、初めて使っていたリール、これでした(笑)。今やアンダー1万円ですが、全然釣りできます。バスを中心に重めのルアーや海でのゲームもするのであれば2500の型番が汎用性が高いです。

おすすめリール:ダイワ レガリス 2000XH

渓流などの小型ルアーもやる、ということであれば、ダイワのレガリス2000もおすすめです。2000番台でコンパクト。ハンドル1回の巻き取りも多いので、流れがある川や渓流でもトラブルが少ない。うちの嫁はこのモデル、3年使い倒しましたが、渓流、バス、ライトゲームでトラブルなしです。

③ ライン(釣り糸)

最初は ナイロンライン(8lb〜12lb) を選ぶのが無難。フロロカーボンやPEラインもありますが、初心者には扱いが難しいことが多いです。

ラインについては奥が深いので別記事(初心者向けラインの選び方)でも解説していますので結論だけ。まずはナイロンラインで、今回は10lbを選択しました。慣れてきたら8lbなどに落としても良いと思いますが、最初は最低10lbはあった方が、魚がかかった時などに少し安心できると思ってます。

太すぎると、結ぶのが大変だったりしますし、細すぎるとプツプツ切れて、根掛かりの多いデビュー戦ではストレスになると思います。

おすすめライン:ダイワ バスX

うちの嫁はこれでずっとやってます。最初の頃はよくラインを失っていったり、トラブルで巻き替えたりもするので、300m巻を1つ常備しておくと安心です。僕はいつも300m巻きで買ってます。

④ ルアー(最初に揃えるべき種類)
⑤ フック・シンカー(仕掛け用の小物)

これはアタクシ入魂のルアーインプレ集がございますので、ロッドとリールが決まったら、読んでくださいね。

⑥ その他あると便利なアイテム

・ラインカッター(糸を切るハサミor100均の爪切りでもOK)絶対。フィッシュグリップ(魚を安全に持つため) ・プライヤー(針外し用) ・タックルボックス(道具を整理) ・偏光サングラス(ラインの動きが見やすくなる) ・ライフジャケット(安全対策!)

おすすめアイテム:ラインカッター

これは絶対です。マナーです。ラインを切るという作業は釣り場で500%発生します。その時に、切るものがない、とか、無理やり引っ張って摩擦で火傷するとか、ないように絶対に用意していきましょう。100均の爪切りや小型ハサミでも大丈夫ですが、とにかく持っていくこと!

おすすめアイテム:フィッシュグリップ

魚を触れない、触れる人が近くにいない、なら、これもマナーです。

おすすめアイテム:プライヤー(ハリ外し)
同様に、魚に刺さった針を安全に外すための必需品。手で外せる状況が90%ですが、魚に慣れていない最初の頃は、針が手に刺さるとか、魚が弱ってしまうとか。魚は暴れるので危険ですから。また、ルアーの修理やラインカットもできるので、必ず持っていきましょう。100均のラジオペンチでも大丈夫です!とにかく持っていくこと!

3. 予算別おすすめ道具セット

初心者向けに、予算別のおすすめセット をご紹介。

💰 2万円以内で揃える場合(コスパ重視)

  • シマノのエントリーモデルのロッド&リールセットです。

製品に定評あるシマノのエントリーモデルのセットです。シマノは保証もしっかりあるし、繰り返しになりますが、昔のロッドよりもずっと使いやすい性能があるのでこれで十分釣りができます。

おすすめセット:シマノ入門セット

リールをもう少し長く使いたいならアルテグラもおすすめです。これもロングセラー。僕のかつての釣り友は10年これでやり切ってました。

💰💰 3~4万円で揃える場合(そのまま長く使える)

  • 軽いルアー向きのシマノのエントリー〜ミドルクラスロッド+リールのセット。
    軽いルアーの操作性に特化しているので、釣りに慣れてベイトセットを買い足せば、重いルアーはベイト、軽いルアーはこのセット!で将来的に使い続けられます。

おすすめセット:シマノエントリー〜ミドルセット

初心者から中級者まで使用しているゾディアスロッドと、僕も使っているかつてのミドルクラスの代表格(昔はバイオマスターって名前だった名作の後継機)ストラディックのセットです。

💰💰💰 参考!最高峰も知っておこう!5万円以上のハイエンド

これはあくまで紹介ですが、釣り人との話のネタに(笑)。

・シマノの最高峰ロッド:ワールドシャウラ

公式サイト:https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/freestyle/worldshaura/a075f00003yitujqau.html

・シマノの最高峰リール:ステラ

公式サイト:https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/hanyouspinning/a075f00003e22p2qaa.html

いずれも5~10万円前後のもはや贅沢品の領域ではありますが、目の保養に僕はたまに見学に行ってます(爆)

上手になってこれを使える釣り人になりたいですね。

ロッドやリールと同じくらい大切なものは別記事へ

初心者がバス釣りを始めるなら、まずは最低限の道具を揃えて、シンプルに楽しむのが大事!

最初はこんな形でクイックにスタートするが吉です。簡単に選べない?ロッドリールは最初は重要じゃないですし、際そこそ、ブランドや値段で釣果は左右されません。
釣りではロッドとリールよりも(同じくらいか?)大事なものがたくさんありますから。まずは道具を揃えて、より大事なものに投資した方が最初は釣れますし、釣りが楽しくなります。

というわけ、過去記事より、おすすめの道具やルアーの記事も置いておきます!

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