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ベイトリールのライン選びを考えてみた:バス釣り・渓流釣り・ライトゲームを経て

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*当ブログはアフィリエイト広告を使用しています(筆者で実釣したものを厳選しています)

もうね、寒くて釣りいきたくない。カタログ見て春まで冬眠ですよ。

さて、そんな釣りに行かない週末に考えるのは、ライン=「糸」ですよ。
巷ではもう10年以上、

◆フロロvsナイロン論争
◆そこに来て、PEもいけるぞ
が続いております。

というわけで、今回はサンデーに釣りいくくらいの僕のライン選びを言語化しようと思います。
トーナメントに出るわけでも、ボードに大量のタックルを積んで駆け回るわけではない人、サンデーなオカッパラーの参考になれば。バス釣りや渓流釣りを基軸に考えていきます。

先に結論書いておこうか:

とりあえずそこそこのナイロンでいい!以上。

色々やってみたけど、下巻きは暇+節約したいならやる。でも、とりあえず釣りを普通にするならナイロンで大丈夫です。

目次

ラインの考え方

ラインの選び方を考える時にめんどくさがりが考えるために必要な要素は3つだけです。

◆素材
◆太さ(lbとか号ってやつ*太さなのか?)
◆リールとロッドの推奨範囲(ロッドのグリップ上やリールの箱や販売ページに書いてあります)

です。これを「どんな場所でなんの魚に使うのか」に合わせて選ぶんです。

ラインの素材=ナイロン・フロロ・PEの3つが主要どころ

まずはラインの種類です。素材で名前が決まっています。

種類ナイロンフロロカーボンPE
触り心地ツルツル細ツルゴワ太シャレた凧糸
価格安めちょい高高い
重さ軽め重め超軽い
つきにくいつきやすいつかない
伸縮伸びやすい伸びにくい伸びない
耐摩耗弱め強め特定に弱め
引っ張り強度弱め強め超強
トラブル少なめ(なんとかなる)そこそこ(癖がね)ちゃんとしないと地獄
水中水中中層を漂う底に沈む水に浮く
初心者お薦めとりまこれ!好みと用途でどうぞ初心者は面倒だよ

今は主に3つのラインが比較されます。
◆ナイロン(コメント:万人向け)
ナイロンは世間一般的に「釣り糸」って認識されてるであろうツルツルしてるあの釣り糸です。初回セットに次いてきたりするやつ。
<メリット>
・比較的安い(~2000円でそこそこ太いものまで買える)
・比重(ラインの重さ)が軽いので飛距離が落ちにくい
・手に入りやすい
・しなやかで癖がつきにくいのでトラブルが少ない
・伸縮性(デメリットでもある)があるので魚を弾きにくい

<デメリット>
・水や紫外線でダメージを受けやすく劣化が早い=交換頻度多め
・結び目への負荷や摩耗に弱い(って商品が多いらしい)
・伸縮性があるので、フッキングの貫通力や感度が他と比較すると弱い
・吸水性や伸縮性によるリールスプールへの影響がある可能性があり、一部のリールでは非推奨となっている
<その他>
水中では、水に馴染み、中層を漂うように竿からルアーに糸が向かっているらしいです。

◆フロロカーボン
(コメント:中級者で好みなら、な人向け)
フロロはぱっと見はナイロンと同じツルツルした糸です。でも素材が名前の通りなので、同じ強度でも少しナイロンより太くて、ゴワゴワ(硬めの剛毛みたいな)した感触があります。バスプロでも結構ユーザーが多いナイロンのライバル的存在です。
<メリット>
・太さがあるので摩耗に強めで、耐久性もある
・最近はラインナップも増えて、ゴワゴワしないしなやかなものも手に入りやすい
・伸縮しにくい(デメリットでもある)ので感度が良い。

<デメリット>
・比重(ラインの重さ)が重めで、飛距離が伸びにくい
・ナイロンと比べるとゴワゴワして硬めなので糸の癖がつきやすい
 (癖を放置すると勝手に糸がリールの中で浮ついて投げにくいとかごくたまになる)
・価格がナイロンより少しお高め
・伸縮性しにくいので、魚を弾く時がある
<その他>

水中では、比重があるので、底に沈んで、地を這うように竿からルアーに糸が向かっているらしいです。


◆PE
(コメント:玄人向け)
PEは元々海釣りで使われていた糸で、凧糸をかっこよくしたような布っぽい糸です。このブログ見ている人はとりあえず最初はこいつを無視してもいいと思います。というのも、こいつ、単独使用しないことが多く、結局投げる部分はナイロンやフロロくっつけないといけない場合が多いのです。めんどくさい。
<メリット>
・とにかく軽いので飛距離が出る
・擦れ以外の強度も極めて高い
・ほぼ伸縮しないので感度が極めて良い。
・死んでるんじゃないかくらいヘタった感じでしなやか。癖がつかない。
・長持ちする(先っちょにナイロンやフロロカーボンを結んで使うので、ナイロンやフロロの消費量を抑えられる*これをリーダーという)

<デメリット>
・価格が高い物が多い
・バックラッシュした時難攻不落のダンジョンのような絡み方をする(投げてる最中にバックラッシュすると、強すぎて、リーダーやルアーだけ吹っ飛んでいく)
・単独使用されることが少ない:先っちょにナイロンやフロロカーボンを結びつけて使わないといけないので、その結びや先っちょ糸(リーダー)のメンテナンスが必要になる
・完全に水に浮くので使用するルアーやセットするラインをを選ぶ場面がある。

<その他>

水中では、水に浮いて、竿からルアーに糸が向かっていく。

この3つは覚えておきましょう。論争を見るときの基礎知識です。論争を見てニタニタする時に使います。
昔はね、バスといえばナイロン一択だったんですよね。クイントって糸が安くてね(略)。

太さ(耐えられる重さ)の考え方

素材がわかったら次は太さです。ラインのパッケージ見ると

12lbとか数字が振ってあります。これが太さ(本当は太さじゃないよね?これ引っ張り強度の重さでしょ?)とします。しかもlbでポンドって読む。エルビーじゃねぇか!
先に知りたそうなことを書いておくと、こんな感じです:

投げるルアーや釣りによって変わります:一般的に推薦されているラインのポンド数は以下です。

ルアーの重さ例えば一般的lb数
5g以下渓流・管釣り・ライトゲーム・セコ釣り3~6lb
5~10g以下バス釣りの軽量ルアー6lb~10lb
12g~21g程度バス釣りのミドルウエイト(3/8~1/2oz中心)12~20lb
20g以上や特大系ビッグベイト・デカイジグ・超ヘビーカバーゲーム20lb以上

◆5g以下で渓流や管理釣り場やライトゲーム:3lb~6lb
◆10g以下でバスやナマズ釣りなど:6lb~10lb
◆3/8oz(12g)~3/4ozでバス・60cmくらいまでの魚:12~20lb<バスのベイトの基準値みたいになる>
◆ビッグベイトとかでかいルアー投げる:それ以上


この数字が大きければ大きいほど、太い=より重い重量に耐えられるってことです。
「じゃ〜とりあえず一番太いの買っておけば安心!」って思うでしょ?やめとくことが無難です。

その理由:
◆釣具が壊れます:ロッドやリールの表記に合ったものを使わないと、釣具の強度以上の負荷をラインが受けてしまいロッドが折れたり、ガイドが取れたり、リールのスプールが曲がります。
◆飛距離が落ちます:太い=直径が増えて、重くなります。ルアーの重心に加えて、余計なところに余計な重さがかかるので飛距離が落ちることが多いです。ルアーが軽いのに、太い糸だと、ルアーが全く飛ばないなんてこともあります。
◆糸が足りなくなることがあります:太い糸は体積もでかいので、たくさんスプールに巻けません、だから糸が足りなくなることがあります。
◆釣果に影響する場合があります:ラインを認識する魚や環境下において、太いラインは存在感も大きくなります。そうなると神経質な魚が口を使ってくれない場合があります。

なので、ちゃんとロッドとリールのラインの適合範囲を見て、範囲内のものを使うようにしましょう。

どう選べばいいか:擦るのか、耐えるのか、投げるのかで考える

さて、素材と太さの基礎がわかったら、どう選ぶかです。
◆どんなところに投げるか
◆どんなルアーを投げるか
◆釣れる魚のサイズや重さは最大どのくらいか
を組み合わせます。

バス釣りで、
◆まばらな岩や障害物に投げることが多い、そこから引っ張り出さないといけない(飛距離は要らなそう)
◆投げるルアーは3/8のシンカー(重り)をつけたワーム
◆比較的元気な35~50センチのバスが多い
とすると、僕は2つくらい候補を考えます。
1つ前の項目のラインの用途に合わせて考えると、12~20lbですね。

1)擦れに強くて感度が高いフロロカーボンの14lb以上
2) 擦れに強いことを売りにしているナイロンラインの16lb以上


障害物がめちゃくちゃ多くて、となればそれ以上にします。

*********

同じくバス釣りで
◆そんなに障害物があるわけでもない/容易に回避できそうな足場であまり投げない
◆投げるルアーは3gのワームのリグ各種
◆小さくて20~35cmくらいしか釣れなそう
とすると
1)引っ張り強度のあるナイロン8lb
2)感度が良さげなフロロカーボンの6lb〜

とか。結構投げるなら、比重の軽い2のナイロンにしちゃう、とかです。

これを気分と経済状況で判断しているわけです。

4lbとかもよく飛ぶし、日によっては細い方が釣れる日もあるのですが、とにかく「切られたくない」が強いのであまり使いません。

で、結局ナイロンでいいや〜ってなっている最近

で、ですね。結局どうしているかっていうと。最近はもうナイロンでいいや、ってなってます。
実はずっとバスの巻物はフロロとナイロンを交互くらいでやっています。そんな変わらないです。
フロロ使い出したのは、高滝湖で連発した時に、ナイロンは結び目で切れたことがちょっとだけ多く、フロロだとそれが起こらなかったからです(これもね、劣化状況とかあるから怪しいもんだ)。

となるとですね、

◆交換ちゃんとすればナイロンでいいや〜

ってなりました。

初心者あるあるトラブルに強いのがナイロン

初心者あるあるのトラブルに強いんですよ、ナイロンって。
・バックラッシュも解きやすい
・沈みにくいから根掛かりも少ない(らしいよ)
・癖がないから結ぶ時多少楽
みたいな。

・軽いから飛距離も出てて気持ちい
・癖がつきにくいからガイド云々、スプール云々が起こりにくい
・ラインカッターで切りやすい
・どこでも売ってるから交換しやすい
最近のは摩耗強度を謳っているラインも多いので相当ミスマッチな太さじゃない限りサンデー釣行じゃ切られない感じもしているし。

・・・と考えると、もう別にナイロンでいいや〜ってなりました。
ちなみに僕がバスで好きなナイロンラインは

◆X-TEXコブラってやつ。

なんかこいつ、感度がそこそこ良い(なんか伸縮がしにくいらしい)のと、よく飛ぶ感じで好きです。
逆にマシンガンキャストは手に入りやすいけど、結び目とかは超チェックしておかないと取り込みの首振りで切れることがあったので(強度改善されたらしいね)、非常食としてストックしてます。








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