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後悔しないルアーの選び方:釣り場でルアーを選ぶための基準

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バス釣りを続けていると、だんだんルアーが揃ってきますね。そうすると次に当たる壁があります。それは

「今日、何投げればいいんだろう」

苦し紛れに選んだルアーで釣れずに、またルアーショップでルアーを買い足す。
その結果、タックルボックスが肥大化し、投げるルアーがどんどんわからなくなっていくという現象。

ルアーが増えれば増えるほど、選択にもエネルギーがかかり、結局最後はいつものせこ釣り・・・なんてこと僕もたくさんあります。

その中で、僕が取り入れて効果的だったルアーの選び方を今日はシェアできたらな、と思います。ちなみにこの概念は釣りウマさんではもうずっと定番らしい。僕は15年ほど前に読書してて知りました。えらく納得して活用しました。

実際に釣れる魚は増えたかな、と思いますし、明確に自分で意思を持ってルアーを結べるようになりましたね。

せっかくなんでちょっと回りくどく書いてみます。

目次

なぜ話題のルアーや有名ルアーで釣れないのか。
真夏の昼間にスピナーベイトを投げていたあの日

まず、僕はハードルアーで釣れるようになるまでに人の数倍かかりました。

あのプロが番組でクランクベイトで釣ってた!クランクベイトなら釣れるんだ!
スピナーベイトで釣ってみたい!あのメーカーのあのモデルなら釣れるらしい!


こんな具合です。そして、どこそこ構わずクランクを振り回し、撃沈。気温30度以上で何もない場所にスピナーベイトをぶん投げ続け、全く釣れずに帰る。ボウズが続きました。

釣り番組や雑誌で取り上げられたルアーをただただ使っていたんですね。おまけに捻くれた性格なもんで、スピナーベイトみたいな奇抜なルアーで釣ってみたい!という謎のこだわりで拗らせてました。スピナーベイト投げて反応ないからクランクベイト投げて、それでもダメならミノー!みたいなw

今となれば、「何やってんだお前」っていうレベルのルアー選びをしていたんですね。

話題のルアーも、不朽の名作ルアーも、使い所が合わなければただのプラスチックと金属片です。どんな時期、どんな場所、どんな時間帯でも釣れるルアーなんてものはなく、釣り場の刻一刻と変動する条件によって出しわけることが大切なわけです。

ではどうルアーを決めていくのか。

「強さ」という概念

僕は田辺哲男さんの著書でこの概念を知りました。最近はカナモさんとかも本に書いていました。

「強さ」というのは、
ルアーに「強い」「中間」「弱い」という分類をして、状況に合わせて、ルアー選択をするというものです。

例えば、
「朝早い時間帯で魚も食事時、水温も安定していて、活性が高い」なら強いルアーを投入する
逆に
「真っ昼間で猛暑、水も悪いし、明らかに魚の動きも悪そう、ハードルアーに反応もない」ならルアーを弱くする

こんな感じです。

文章にすると、「え?これだけ?」って思うかもしれませんが、釣り場での判断においては強烈な効果を発揮します。先ほどの僕の話ですが、

スピナーベイトでダメならクランクベイトに!

これ、真夏の昼間のルアー選びとしては、多分合っていないわけです。それを補足していきます。

強い・弱いの決め方


強い〜弱い。これはアングラーによって変わっていいらしいですが、大まかな基準は合って、僕の場合は以下のような考え方です。

ルアーサイズ・そのルアーが発生させる振動や水流の波動、移動速度や動きの速さ。あとは音とかカラーとかですかね!

僕でいうと

●強い:ブレードの大きいスピナーベイト1/2oz
水流が大きく、サイズも大きいため魚が捕食する時間や状況で出す
●ちょい強い
フラットサイドクランク。クランクで波動はピロピロでるが、薄く、テロテロと動くのでスピナーベイトほど強くない。巻くのをやめると止まって浮いてきてくれる(スピナベは止まれない)。強いルアーだが、最強ではない。
●弱い:小型ワームのダウンショットリグ
サイズも小さく、波動も小刻みで小さく、移動も最小限。ルアーを追えないような高気圧や状況が悪い時に使う

こんなふうに強弱をつけていくわけです。

強い・弱いのローテーション方法

魚の活性や活動時間帯に合わせて、以下のような動きをとっていきます。

●魚が活動的な時間帯や状況であるなら強いルアーをどんどん入れていく
●強いルアーに反応がない場合には弱くしていく

●わからなければ仮説の中で一番強いルアーからスタートして、弱いルアーに徐々に落としていき、反応を見る

というローテーションを組むことができるのです。

ちなみに強いルアーから入れていくことはメリットもデメリットも存在します。

強いルアーのメリット・デメリット

強いルアーは、サイズ・波動でアピールが高いです。

メリットとして、活性が高い状況だと魚が見つけてくれやすいです。広範囲から「魚を寄せる」ことができます。
追いかけて食べてこられる状況であればすぐに勝負がつくことが最大のメリットです。広範囲に本体の動きや波動でアピールするので、早い展開でテンポの良い釣りができるということです。

デメリットは、状況あっていないと、そもそも全く無反応、打ち手は魚の目の前で変な動きさせて反射喰いさせるくらいです。いやそれどころか、魚の警戒心を煽ってしまい、さらに食い気を落としてしまう=スレのリスクはあります。

弱いルアーのメリット・デメリット

弱いルアーは、サイズと動きが控えめでアピールが弱いと捉えることができます。

メリットとしては、活性が低く、魚が動きずらいコンディションでも目の前でフワリと見せることで口を使ってくれる可能性が上がります。プレッシャーを与えないので複数回魚に見せてもスレにくいというメリットもあります。

デメリットとして、アピールが小さいが故、魚の目の前を通さない限り気付いてもらえないので、魚を探し出さなければいけない状態は、点で魚を探す、宝探し状態になります。

強弱をつけることで状況を知る

先述の僕が真夏の真っ昼間にスピナベとクランクをローテしていた話に戻すと、僕は強いルアーだけローテしてしまっていたわけですね。

◆昼間で無風、真夏の灼熱

ということを考えるのであれば、すごい障害物があるとか、相当濃い影となる場所や風が吹いて酸素量が上がっている所だとか、さらにはそこに小魚が入ってきていたとか、そういうポジティブな条件が揃っていない限り、「強すぎる」ルアーだけで攻めていた可能性がほぼ確定なわけです。

逆に、昔、夕方にでかいワームの人だけがつれて、小型ワームを使っていた僕だけ釣れない、みたいなこともありました。これは逆に僕が「弱すぎた」んですね。夕方の時間帯で魚は食べる気満々できているので、大きなシェイプで目立つワームに目が行くわけです。

強弱を極めるための要素

強弱の要素として、

●時間帯:朝夕は強いルアーにもチャンスが多い
●天気天候:曇りや雨、風は強いルアーのチャンスが多い・ドピーカンは弱め
●水質:水質が安定している時期は強いルアー、急激な変化があれば弱いルアー、濁りが強ければ強く、澄んでいれば少し弱く(でもスピードは早め、とか)
●流れ:流れが出ていれば強め、なかったら弱め
●ベイト:小魚が接岸して時折バスに襲われていれば強め


などの要素があります。これは別でバスの生態を知るとわかってくると思います。彼らが餌を食べることができる環境に近ければ強い、高気圧やコンディション不良であれば口を使いにくいし、ルアーを追えないので弱い、こんな風に判断していくわけです。

自分なりにルアーの強弱をつけてみることから!

さて、この強弱ですが、正解はありませんが、この記事で書いてきた要素を整理すると自ずとみんな近しいものになっていくと思います。

なので、まずは、自分のタックルボックスを眺めながら、強いルアー・弱いルアーをグラデーション方式で並べてみましょう!また、釣具屋さんに行った時も自分が欲しているルアーは強いルアーなのか、弱いルアーなのかを考えてみると、無駄な買い物が減ると思います。

最初は誰かに聞いたルアー、話題のルアー、評判がいい名作ルアーから釣りを始めると思いますが、こうして強弱を自分でつけて判断することで、状況にあったルアーの出し入れができるようになり、一層釣りの奥深さや楽しさに触れることができると思います。

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