中華製リールが話題になっている2020年代。そんな中で衝撃的なニュースが・・・。丸型リールの新星Loongze Airlite。
ラインナップも充実してきてモデル名がコロコロ変わっているので本機種の最新名も記載しておきます!
僕の機種は:Loongze Airlite B100/101 HG/DBC-2ってやつです。
「軽い・DC・フィネス対応」の丸型ですよ。
丸型愛好家の僕にはとんでもないリール情報です。というかすみません・・・ポチってしまいました・・・(号泣)届いたらすぐ使いたいと思います。2024/2/2ついに到着しました!+入魂も果たしました!今ではメインリールです。
到着して開封+4回ほど実用・入魂したところまでを追記していきます!
軽い!「重いから」丸型を手にできない人には新しい選択肢
最初に結論を書いておきますと、カルコン100やシャローエディション、BFSを使いこなしている人が追加で買うかどうかはコスパ(いうて5万前後ですからね)検討ですが、これまでに「丸型かっこいいのに、重いからなぁ」で丸型に手を出していなかった方には新しい選択肢になるかと思いました。
メーカー情報:NT海洋事業部さんがサポートするLoongze(ローンズ)
読み方は、ローンズっていうらしいです。僕もX(twitter)のタイムラインで見るまで、聞いたこともないメーカーでした。
商品紹介ページ:http://s.ntus.info/shopdetail/000000000138/
メーカーページ:https://www.loongzefishing.com/572.html
中国の丸型専門というべきでしょうか。
日本の大手メーカー様も品質面も含めて認めているとのことで、実際こちらのリール(DC)をOEM販売される予定とのことです。
商品紹介公式ページより
ということで、一部普及している
リールいじり上級者の改造でこそポテンシャルを発揮する激安中華メーカーとは一線を画するクオリティのようですね。実際使っていても、変にチューニングしない方がいいくらいの完成度です。てかDCだしいじりようがないですね。
話が一瞬逸れるのですが、僕の仕事のお付き合い先の某装置産業でも、中華メーカーって2分されていて
1)安すぎるがぶっ壊れまくる+保証もクソもないメーカー
2)ちょい安くらいな価格だがアジアで使われることをめちゃ考えてものづくりしてるメーカー
に分かれています。2であることを祈るばかり。
ラインナップ情報:2モデルAirlite:カルコンシェイプでBFS140g,DC150g
今回発表のモデルはAirliteというやつで2つあるらしいですね。
●BFS(BFに改名):ベイトフィネスってことよね?
●DC(DBC):デジコンでスマホ連携してキャストデータも取れるらしい
・カラーは銀と金、追加でパープル・黒も追加されてます。
・ハンドルは右左。僕は右にしましたので納期少しかかりました。
・ギアは7.1のHG(XGも検討しているとのこと)。
・DCでPE1号で150mとのこと(PE表記わかんね〜)*ナイロン8lb70mでもエッジまで余力ありました。
・生活防水
・海水OK
・スマホ連動のDC
いずれも淡水のみならず、海水にも対応します。
製品サイトより
丸型・カルコンファンにはたまらないシェイプですね(命名含めて大人の事情大丈夫かな)。
「2024年新製品発表で丸型はシャローエディシ●ンとかいうBFS所有者泣かせの上級者向け製品だけの発表で、フラストレーション溜まっていた」僕にとっては久々のワクワク製品ですよ、これは。
というわけで僕はカルコンDCの小型化と軽量化に期待していたので、DCをポチりました。
体感できる軽さ:アンダー150g:メタニウムmgl175gより軽い。
さて、実際に重量感はどうだったのかも書きます。
17カルコンBFS(200g)/22アルデバランと持ち比べて印象で書きますね。
●明らかに軽さを体感できる:17カルコンと持ち比べてみましたが、明らかに軽さは体感できます。アルデほどではありませんが、ロッドにつけても、丸型独特の重量感がなく軽めのロープロくっつけてる感じで振り切れますね。
別に200g台も慣れてしまって、もはや重量感も愛着の一部なんですが。でもね、軽量丸型。それ叶えてしまったわけですよ。
●BFS:139g
●DC:148g
フルメタルでメタニウムmgl(175g)より軽いの?。何が丸型をこんなに軽くしたのかわかりません(笑)が、巻心地とか剛性感推しではない軽量丸型、みてみたいんです。片手で振り抜く丸型、素敵じゃないか。
渓流で感じた軽量リールの威力:フリップしてても疲れない
この軽量の恩恵が一番感じられたのは、渓流でした。渓流ルアーは低弾道でスパスパと投げ歩くハイペースな釣りなんですけど。
周りは岩や枝だらけなので、基本、オーバーヘッドで投げることは少なくて、フリップキャストや小ぶりのサイドキャスト。この時に重いリールだと、意外と手首にジワリと疲労が溜まります。*幾度も書いておりますが、筆者は自他ともに認めるガリガリ非力体系です。
僕は渓流に行くと数日やり込むのですが、2024年にふと、変化を感じたのは、AirLiteを使って、釣りの後半時間で手首がまだまだ楽だなって思えたことでした。
疲労なく丸型が使えるという経験から、カルコンBFSにとってかわってメインリールにしています。
スーッと伸びるDC:スマホ連携可能で5モード・本体ボタンでも切り替え可
これ流石に相当疑ってます。本当でした。DC長時間キャストしないと充電が必要で、特別キャンペーンで無料で充電器がついてきました(2023/1/31で終了)。
光るのです、サイドパネルのボタンライトが。
最大飛距離、ブレーキ設定、モード設定などが設定or確認可能な模様
製品サイトより
ケーブル等による充電等の対応は一切不要です。ハンドルの回転や通常のキャストで自動的に充電されます。
製品サイトより
IM●が価格も機能もやりすぎだって思っていたものの、スマホ連携には興味があったので(UI微妙なアプリ使わない人間なので、着弾した現在も使ってませんが)。
オールラウンドモードというなんでもござれモード、軽量フィネス対応モードなどを5g前後のルアーで試してみました。
●DCのかかり方の法則性はまだつかめていないが、フリッピングでも低弾道で伸びていく投げ感は秀逸です。
●ウィ、グイっていう作動が確認できます。
DCと比較するのおかしいですが、カルコンよりもロープロ(アルデ)のBFSに近い感じなのは重量からなのかな?とにかくキャスト時のスプール挙動はカルコン系譜とは一味違う感覚があります。
時折糸が浮いたり、近距離では飛距離にばらつきが出るので、これから追い込んでいきます。
2024年5月追記:渓流での使用で3g台のミノーとスピナーを使用しました。ブレーキモードさえしっかりとフィネスかウインドレジストにすると、しっかりと低い弾道でかっ飛びます。ロッドのウエイトさえ合えば近距離戦もいけます!
巻き心地はカルコンに軍配:サラサラ系の乾いた巻き感
巻き心地は、空巻きでもサラサラ、実際にラインを巻いてルアーをつけて巻いてみると「ザラっと」した摩擦系の感覚です。
OHしたての17カルコンと交互に巻いてみましたが、やはりカルコンはヌルヌルで、方向性の違いが感じられました。
個人的には、カルコンの巻心地が好きなので、カスタマイズなどして近づけるか、割り切ってキャスティング向け丸型として使うか、検討ですね。
実用にはまっっっったく問題ないレベルです(当たり前だろ)。
8lbラインで3gのジグもトラブルなく飛ぶのでフィネスルアーは文句なし
計測入れていないので「飛ぶ」の定義は曖昧です。しかし、8lbに3gのチビメタルジグをくっつけて振り抜いたところ、ジグの比重も相まってか、伸びるように飛んで行きました。
近距離の匙加減はまだまだこれからですが、少なくとも普通のキャストで軽いルアーを飛ばしていく釣りには文句なく使い続けていられます。
最も軽い対応ウエイトが7g表記のロッドでも、5gくらいに対応したこともありました(グアムで5gジャークベイトにて実釣した釣行記録)。
適合ウエイトはライトゲーム・渓流・バスか:ロッド次第で幅広くいける
まだ5g前後までしか投げてないのですが、適合ウエイトは1-20g。1年使ってみて、
*ロッドは全て状況に合わせてULやL・MHまで使い分けている前提です(ロッドも影響しているよということ)
実際に魚が釣れた事例ですと、
・渓流ルアー
・3gスピナー:重量バランス的に流石にロッドが追従しないとしんどいが行ける
・5g前後のミノー:とても伸びる。気持ちよく低弾道可能。
・バスルアー
・1.3gダウンショット:(inteなど超ULロッドなら)大遠投はできないものの、サイドで可能
・3.5gキャロ:余裕で気持ちよく可能
・3.5gスピナベ(実際は5gくらい?):一直線で伸びまくります。
・5g~10gキャロ:気持ちよくかっ飛びます
・12gクランク:低弾道でかっ飛びます。
・14gスピナベ:普通に飛びます。
・18gキャロ:飛びすぎてちゃんとブレーキ設定しないと逆にバックラします。
・ライトゲーム
・3gチビジグ:かっ飛びます。
というわけでスペック通り、幅広い対応は実現されています。
ロッド次第でバーサタイルに行けますね。うん、バスでも海でも使える。いいよいいよ。
Utilizing advanced sensors, it accommodates bait weights within the 1-20g range
https://www.loongzefishing.com/572.html
メーカーのサイトもバス持ってる写真もあったしね!
FIshmanロッドにあてがってますが、ロッド次第でライトなルアーゲームにはほぼ転用できそうです。
価格:DC5.8万/BFS4.5万<終了/1ヶ月使用しても返金保証>
いいところついてきている値段です。ここのところの釣具値上げを考えると、妥当、というところですね。
冷静に価格考えたら、かなりいい仕事やってもらえないと!というレベルなんで(勝手に中華製にしては、みたいなバイアスはダメですね、高額な工業製品ですよ)。
・・・がしかし、
もし購入費用分の価値を感じていただけない場合、「商品到着後30日以内」にその理由と共に実物を返送していただければ「返金保証」致しますので安心してお試しください。傷などが付いていても実物が当社へ届けば全額返金保証します。
販売サイト
返金保証は1月末で終了しましたが、メーカー・代理店の気合いを感じまして、ポチりました。すごいね、ここまでやるってことは相当な自信のはずだし、何より、ユーザーの「軽い丸型あったらいいな」を満たしにきているからこちらも返金前提ではなく答えたいところです。
追記:フィネス〜ライトバーサタイル網羅:飛距離と淡水魚ファイトも十分にいけそう(別記事へ)
というわけで、到着後のインプレを色々書いてきましたが、今後はバス・ライトゲーム・渓流のフィネス〜ライトバーサタイルで使用できました。
実際のAirlite使い始めてから、17カルコン+22アルデの強みを足して2で割ったようなカバー範囲で、2つのリールをメルカリに出そうとしている自分がいます(アルデは1gルアーなどだとやっぱり強いがスポーツカー並のシビアさ、17カルコンは用途だだかぶる・・・+17は型落ちなので、気に入ってるけど背に腹問題でw)。
●チビメタルジグ3gの投げ心地は抜群で、8ポンドでもかっ飛んでいきます。
動画付記事へ(夜の海で思い切りぶん投げてみました)
●40程度のアメナマはロッドがLクラスでも心配なくやりとりできました(ドラグがなんか新感覚の追従だった)
実釣記事へ(2gのダウンショットで、アメリカナマズを北浦でゲットしました)
●海外でのライトロックゲームで、510LHと組み合わせて使ってみました!LHロッドで5gも投げられました。
実釣記事へ(カサゴ・カンモンハタ・エソハゼを釣りました)
●渓流でも使用しました!ブレーキがはまると3gのミノーも吹っ飛びます+軽さが疲労軽減してくれます。
実釣記事へ(2024年3g台ミノーで渓流を攻めてみました!)
●桧原湖でもバスゲット!
実釣記事へ(スピナーベイト投げてみました)
引き続き徹底的に試したいと思います!
乞うご期待!
比較すべきベイトフィネスリール
とはいえ、日本製だ!という人は同価格から少しリーズナブルなモデルをインプレしています。
ぶっちゃけ・・・普通に釣りするなら、カルコン、アルデでも全然釣れます(笑)ぜひ比較に関連記事をご覧ください。