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【ズル引きの正体と重要性】「ワームで釣れない」の9割は底が取れていないから。ヘビーシンカー縛りで開眼したら釣果が倍増した件

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「ワームが釣れると聞いたのに釣れないじゃん」。

そんな悩みを抱えていませんか?「どうすればワームでバスが釣れるんだ!」と。それ、もしかしたらですよ?もしかしたら・・・ただ「ボトム(底)をしっかり取れていない」だけです。

先日嫁と酒を飲んでいて。最近アタリもないような完全試合のボウズが少なくなった嫁。

「(つい2年前まで初心者だった嫁が)なんで釣れるようになったんだ」なんて話になったんですけど、

俺様が教えてるから。完全にボトムをしっかり取れるようになったから」としか言いようがないという会話になり、確かに!となり、この記事に至ります。確かにうちの嫁、ガイドさんにもボトムのとり方褒められてたんですよね。

実は僕、バス釣り歴30年でありながら、プロのガイドや強者アングラーから「だ〜やまさん、それワーム完全に浮いてますよ」と立て続けにバッサリ斬られた過去があります。 30年やっていても、実はボトムを取れている「つもり」になっていたのです。その反省でライン捌きを仲間内でも広めてみたら、結構ボトムって大事だなって。

今回は、僕が猛省し、壮絶な「ヘビーシンカー縛り修行」を経て開眼した、格段にバスが釣れるようになる『正しいボトムの取り方』の真実を晒します。高いロッドに買い替える必要はありません。必要なのは、いつもより着底を待ってラインをダルダルにする勇気です。

目次

1. なぜボトムが取れると「格段に」釣れるようになるのか?

最近のバス釣り界隈では、ミドストやホバスト、「中層フワフワ系」のテクニックが大流行していますね。メディアやSNSでプロが結構多用してます。

あえてここで言うと・・・

「自転車にも乗れないのに、いきなりヘリコプターを操縦しようとするな!」

・・・ちなみに僕は、ミドスト、できないんすけどね(笑)。

中層フワフワ系の釣りは、すべての基本である「ボトムの感覚」が完璧に備わっているからこそ成立する高等技術です。基本をすっ飛ばして中層をやっても、それはただ暗闇の中でどこにいるかも分からないバスを勘で探しているようなもの・・・なんすかね、僕、ミドストわからないからw

ボトムはバスの「駅前吉野家」である

では、なぜボトムを取ると釣れるのか?理由はシンプル。ボトムの変化(ブレイク、ウィード、岩など)は、バスにとって「ハズシようのない一等地(食堂)」だからです。

中層を漂うベイトを追いかけるのはバスにとっても一苦労ですが、壁(底)があればそこにベイトを追い込んで簡単に捕食できます。つまり、地形の変化=バスの通り道であり、確実に食事をする「駅前の吉野家」。

ボトムをしっかり取るということは、その吉野家の場所を正確に特定し、カウンターの席でワームを自然にフォール・アクションさせて待ち伏せするということ。魚にとって違和感がないから、タフなフィールドでも圧倒的に口を使わせることができるのです。

2. セオリーを疑え!初心者が陥る「ライトリグの罠」

最近の動画を見ると、あるあるなのが

「プレッシャーの高いフィールドでは、魚をスレさせないために極力軽いシンカーを使いましょう」

──断言します。これが、釣果の近道でありつつ、強いルアーで釣れなくなる最大の元凶です。

確かに、軽いシンカーのリグ(ライトリグ)はナチュラルで、バスが喰いやすい時が多いというのは事実です。しかし、それは「底を完璧に感じ取れている人」が使って強烈に作用するリグです。

ボトムが取れていない人が2gや3gの軽いリグを使うと、何をやっているか分からない「ノー感じ」に陥ります。ルアーが浮いているのか沈んでいるのかも分からず、ただ水中でフワフワ漂わせているだけ。これでは、ギルや小バスは数尾釣れるかもしれませんが、タフな状況では、釣れる数は一向に増えません。

(※ボトムが取れている状態でのライトリグの威力については、こちらの[レインズスワンプ記事]で詳しく解説していますが、まずは底を取る感覚を身につけるのが先決です!)

ノー感じを脱出するために必要なのは、「ゴツゴツと明確に底を感じられる重さを使う」という逆転の発想です。

普段使っているL(ライト)〜M(ミディアム)アクションのロッドに対して、「ちょっと重すぎるかな?」と感じる10g前後のシンカーをあえて選んでみてください。特にベイトタックルは竿にパワーがあるため、重いシンカーを使っても穂先が負けず、ボトムの感覚を圧倒的に捉えやすくなります。

ちなみに僕のLロッド+キャロのセット(当時)とそれで釣れた高滝湖のバス

3. 【実録】過去の自分の「ミス操作」と、3ヶ月の修行で見えた景色

プロから「ワームが浮いている」と指摘されるまで、過去の僕は大きなミスを犯し続けていました。

それは、「着底まで待てない」こと、そして「すぐにラインを張って動かそうとする」ことです。

カバースキャットやセンコーといった高比重ノーシンカーにありがちなのですが、自分ではズル引きしているつもりでも、ロッドを煽って動かすたびにラインがピンと張って、ルアーがどんどん上へと浮き上がってしまっていたのです。バスの頭上を虚しくスルーしていくワーム……。これが釣れない正体でした。

本当のズル引きとは、「少しラインが張るか、張らないか」の絶妙なだるだる状態をキープすることだったのです。

それに気づいてから、一念発起して3ヶ月間の「ヘビーシンカー縛り修行(主にキャロ、フリーリグなど)」を敢行しました。

最初の2ヶ月はボウズ!でも最高にワクワクした

最初は大変でした。ドッパーン!と大きな着水音が響くたび、「あんな音を立てたら魚が逃げる」と思っていましたし、事実、最初の2ヶ月は全く釣れませんでした。

ただ、心が折れることはありませんでした。なぜなら、水中の地形が頭の中でみるみる「解剖」されていくのが、楽しくて仕方がなかったからです。

重いシンカーのおかげで、ボトムの景色が鮮明に手元に伝わってきます。その違いは、驚くほど明確でした。

今まで「何もないただの泥地」だと思っていた場所に、隠れたブレイク(斜面)や岬があることが脳内マップとして浮かび上がり、「次は絶対に釣れる」と毎釣行ワクワクしていました。

そして修行を終えたとき、ノーシンカーワームのズル引きでもボトムの岩はすぐに感知できるくらいには研ぎ澄まされていました。

写真の今年4月のカバスキャフィッシュはこの修行がなかったらきっと釣れなかったと思います。

ノーシンカーカバスキャフィッシュ(この日4ヒット)

その成果は絶大で、2025年の桧原湖リベンジでは、オカッパリからウィードや岩を明確に感じてズル引く操作により、3尾ゲットできました!

4. 明日からフィールドで実践する「ボトムスキャン」3ステップ

キャロ、テキサス、フリーリグ、何でも応用できる「ボトムでルアーを完璧にコントロールする」ための3ステップです。

ステップ①:フォール中、ラインが「ぷん!」と止まる瞬間を見逃すな

キャストしたら焦りは一切禁物です。ルアーが落ちていく間、ラインの動きを凝視してください。ピタッとラインの放出が止まり、ラインが「ぷん!」と弾けて完全にだらんとたるむ瞬間、これが正確な着底の合図です。

ステップ②:ロッドではなく「ラインの軽い張り」だけで動かせ

ここが最も重要です。ロッドを大きく煽ってルアーを動かそうとすると、すぐにボトムを切って浮き上がります。

合格ラインは、ラインが少し緩んでいる(たるんでいる)状態から、そのたるみをとるような「ラインの軽い張り」だけを使ってワームをわずかに動かすこと。 常にラインが少し緩むかどうかを指先で感じながら、手前までゴツゴツ感を切らさずに引き続けられるようになれば、どんなルアーでもボトムで支配できます。

ステップ③:ボトムを切ったら「15秒待つ」という鉄の掟

もし「あ、今岩を飛び越えてルアーが浮いちゃったな」「ボトムの感覚が消えたな」と思ったら、動きを完全に止めて、その場で15秒なりじっと待つ習慣をつけてください。

この15秒間、具体的にどうすればいいかというと、「ロッドをしっかり下げて、ラインをダルダルにし、殺気を消してリラックス」してください。これだけです。

もし風が強くてラインが流されてしまう場合は、シンカーをさらに重くするか、ロッドティップを水面に漬け込むくらい下げてしまいましょう。 空中にあるラインの面積を物理的にゼロにすることで、風の抵抗を完全にシャットアウトし、確実にワームを再着底させることができます。

5. ついにボトムが取れた!その時、アタリはこうして一瞬で変わる!

ボトムが取れるようになると、今まで知らなかった「最高に脳汁が噴き出る瞬間」が訪れます。底を完璧に把握できているからこそ、バスが喰ったときのアタリが以下の3パターンで明確に変化するのです。

  • パターンA:リズムの狂い「ゴツゴツゴツ…」と一定に刻んでいたボトムの振動が、突然それまでとは違う変なリズムでラインを揺らします。違和感を察知した瞬間、アドレナリンが体中を駆け巡ります。
  • パターンB:消える感触と「スーーッ」ゴツゴツしていた感触がフッと消え、根掛かりしたかのようにグーッと重みがかかります。すると次の瞬間、たるんでいたラインが生き物のように「スーーッ」と沖へ引き込まれていく……!視覚的にも脳汁必至のアタリ方です。
  • パターンC:衝撃の「ゴン!ゴゴゴ!」ズル引きしている手に、ダイレクトに「ゴン!ゴゴゴッ!」と激しい衝撃が伝わります。これはバスがワームをひったくっていった証拠。

ボトムの釣りは、じっと耐える「我慢の釣り」です。だからこそ、この明確なアタリを捉えてバシッとフッキングが決まった時の「報われた感」は、他の釣りでは絶対に味わえない極上の快感になります!

6. 重いからねがかる=フックを曲げて回収できる準備

重いシンカーを使ったボトムゲームは、どうしても根掛かりのリスクが付きまといます。だからこそ、ラインは「12lb(ポンド)以上」の太いラインを強く推奨します。

「え〜、でもそんな太い糸使ったら、ワームの動きが悪くなってバスに見切られない?」。

12lbほどの太さがあれば、ライン自体の重さでむしろリグがしっかり沈みやすくなるため、ボトムを取る練習には圧倒的に有利に働きます。動きへの悪影響もほぼありません。

どうしても糸の太さが気になって集中できないという不安な方は、リグを「キャロライナリグ」にして、リーダー(先糸)だけを8lbまで落としてみてください。 8lbあれば、万が一根掛かりしても、細軸のフックならジワリと引っ張ることでフックを伸ばして確実に回収できます。

キャロライナで解決できる理由はこちらの記事。

細い糸を使って根掛かりのたびにプツプツ切っていては、ラインもワームも大量に失って大損です。フックを伸ばして回収し、ペンチでグッと直して再利用する。結構慣れるとサクっとできます。

また、最初は高価なタングステンシンカーを使う必要はありません。安価な「鉛のシンカー」でも普通に釣れますし、重くすればボトムわかります。 財布へのダメージを最小限に抑えつつ、万が一ロストした際の水中資源への罪悪感も減らすことができます。

そして、ボトムでしっかりワームを見せて喰わせるこの釣りは、バスがルアーを深く飲み込むことが多くなります。魚を傷つけずに優しく針を外すため、「オエオエ棒(フックリmover)」は必ずポケットやバッグに忍ばせてフィールドに立ってくださいね。

■ まとめ:次の釣行、タックルボックスに重いシンカーを1個忍ばせよう

「ワームで釣れない」と嘆く日々におさらばする準備はできましたか?

手持ちのワームに「ちょっと重すぎるかな?」と思うくらいのシンカーをセットして、ボトムを意識して、ガツガツ小突いてみてください。

多分、慣れた時に大きな武器になると思います。

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