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釣りポイントの探し方2:釣り場を決めるための魚の活性や行動編

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前回の記事(釣り場の選び方)でフィールドに行ってみよう!となり、実際に場所を絞り込んでいく上で、変数となる要素について、書いてみようと思います。

深く書くととにかく複雑なので、可能な限りわかりやすく、極端に、シンプルに、行動につながるように書いていきます。

今回は、魚の動きに仮説を立てるための要素です。例によってバス釣りを例にします。

目次

活性という便利な言葉

活性(かっせい)という言葉があります。釣り人は魚が活動的かどうかでよく使います。便利です。
「活性が高い」とか「低い」とかって。

活性が高いとルアーをよく追う、とか、食べやすいって思ってください。
もっと簡単にしてしまうと
◆活性が高いポイントを選ぶか
◆活性が低いけど、魚がいて、なんとかしてルアーを食わせるか
ポイント選びのとき、この活性を感じて、釣り方とか場所を組み立てるわけです。

僕は活性が低い時には、打ち手がなくなり、諦めて帰宅してお昼寝する人です(笑)
従って、活性が高い場所を探すための考え方でこの後のことを書いていきます。

適水温という考え方

最近暑いですね。暑くて日中は外に出たくないですね。夕方は涼しい日もあり、そんな時間帯にはお外に散歩行ったりますね。逆に、冬は寒くて釣りに行きたいとも思わない。
人間も気温で動きが変わりますよね。魚も一緒です。いや、特に魚はシビア。だって、あやつらは他の生き物食べる時、全力鬼ごっこみたいなもんでダッシュするわけですよ。真夏の昼間に長距離ダッシュするか?って話です。

魚にとっては、水温が影響します。魚は変温動物で、もちろんエアコンもなければ衣服もないので、水温の影響が人間以上にダイレクト。水温に対して仮説を持つことで、「その日その場所が釣れそうなのかどうか」のヒントを得ることができます。

それぞれの魚には行動に適した水温(適水温)が存在します。この水温で安定しているとバスは活発になる=活性が高くなるということですね。バスだったら20度前後~30度手前って言われています。印旛沼や高滝湖にイワナやヤマメがいないのは、彼らは平野の高水温では生きられない(20度強が生存の限度)からです。


ではそれをどうやって釣り場選びに活かせばいいのか。お風呂の水がすぐに熱くなったり冷たくなったりしないのと同じように、水温は気温を追いかけるように変化します。
漁協のHPを見たり、自分で温度計や手を突っ込んだり、週間天気で予測することである程度の状況は把握できるようになります。

暑い日が続けば、徐々に水温も上がります。寒い日が続けば、徐々に水温は下がっています。
暑い日が続いているのであれば、水温もきっと高い。だから、
◆水がよく動いて(流れて)いたり(人間界でいう風ですね)
◆1日中影になっているところ
の水温はもちろん何もないところよりも低くなります。つまり、暑い日が続いているのであれば、そういったポイントやスポットを攻めてみるということです。
*ちなみに急激な水温変化は魚の活性を落とすと言われているので、その日その瞬間の水温だけで判断するのは禁物です。週間天気とか見て判断しましょう。人間で言うところの、暑い日が続いた後に急に寒くなると頭痛したり、体調崩すアレです。

こうして水温の変化をポイントごとに考えて動くと、場所選びの根拠とすることができるんですね。

水質・水通し

さて、水質の話。バス釣りをしていると、フィールドや日によって水の色が

◆茶色
◆緑
◆青透明
◆超クリア

ってありますよね。水は綺麗な方が、人間にはいいですよね。でも、バス釣りでも、渓流とかでもそうなんですが、クリアすぎる水質は釣る難易度が上がります。普段濁っているところがクリアになっていたりすると、嫌な予感がしますし、大抵釣りが難しくなります、
理由諸説ありますが、有名なものだとルアーを見切る、とか、プランクトンの量が減ってベイトがいないとか、人影に敏感になる、とかですね。
渓流釣りとかはシビアで、雨の後少しくらい濁りが入った時にドーーーーっと釣れて、濁りが抜けた瞬間全く釣れなくなる、とか経験則としてありました。

では濁ったら釣れるのか?そんなことはなく、
◆田んぼの泥水が入って、茶色で油が浮いてるような(ルアーを巻いたら泡が立っちゃうかどうかで判断可能)水
だと、魚は多分酸欠になって、いつもより口を使わないという印象です。

では大事なことは何かというと、

◆釣れた時の水色=そのフィールド・ポイントで魚がよく動いている時の水質を覚えておくこと

です。これはとにかく釣りに行き続けるしかないです。僕は常陸利根川や高滝湖はなんとなく、水の色で「今日は釣れそうだな」とか「今日はタフだな」とわかります。

これは、例えばスピナーベイトでよく釣れた日の水色が共通していたりして、なんとなく頭に刻まれてるわけです。逆に、嫌いな色の水で、いつもと違う極端なことしたら大きいバスが釣れたこともあります。そんな判断軸は経験で覚えていくしかないんですね。

基準となる水質を体感して、魚の活性に仮説を当てる。水が悪いなら、水色が良さそうなところに移動して場所を絞っていくこと、これも大切です。

茹だるような暑さが続いて、いつもの場所の水色が死んでしまっていたら、流れがあったり、新鮮な水が共有されているところ、風が吹き付けて水が動いているポイントを見にいく、などして場所を決めていく水質や水通しは便利な要素です。

水質については、これは天候から判断していくくらいしか、できないです。
台風の後はもう雨と風で底のゴミが巻き上げられて茶色とかになりますね、端的にいうと風や雨、気温の急激な変化などから経験で予測していくという感じですね。

そんな予測をして釣り場を選んでいくと、逆に水質が安定している場所を見つけることができたりして、活性が低い日にもいい釣りができたりするようになるわけです。

食性(捕食方法とベイト)

場所選びで難しいけどこれがわかると釣果が上がるポイントにベイトがあります。

その前に食性から。ブラックバスは、基本的に岸に追い込んで小魚や小動物を食べます。つまり、捕食方法は、シャロー(浅場)なんですね。湖のど真ん中で食ってるわけじゃない。全盛期の高滝湖では、足元の護岸でバスがワカサギ追っかけて、目の前でバシャバシャ捕食シーンを拝めた、なんてこともありました。

そうなるとまずこれでバスが食事をする時間に(前回記事のまづめ)場所を選び時には浅くてもOK,丁寧に攻めるという選び方ができます。

そして、次が大事で、その季節でバスは何を食べている=ベイト(捕食対象)は何なのかのか、です。
ザリガニ食べてるとしたら、ザリガニはどこにいるのか、ボラの子供食べてるなら、いつ、どこにボラの子供がやってくるのか。

これらがわかり、実際に存在するポイントを回れば、食事をしにくるバスに出会えるわけです。
僕は基本的に小魚の気配があるところを探して釣りをします。これは前述の高滝湖で、ワカザギなのか小魚の群れを追っかけて、スピナーベイトを投げ続けたら40前後が3連発!なんてことや霞ヶ浦でイナッコの群れに大きなルアーを投げ込み続けていたら真夏の昼にも関わらずいいサイズが上がったことがあり、「あぁやはり餌あるところにフィッシュイーターは来るんだな」と当たり前のことをしみじみと感じたからです。

ベイトを追うことが場所選びでも大切な要素であり、そのフィールドを知るために必要な勉強と言っても過言ではありません。

季節(シーズナル)

これはもう深すぎる要素なので、これだけで4記事かけてしまうので、詳しくは書きません。世の中に本やネット記事、動画が多く出回っているので、勉強してください。

その季節に魚は何をしているのか!がシーズナルってものです。

これを知らずして釣りはできません。産卵をするから●●●●なところにいる、とか、です。

バス釣りだと春の産卵時期もそうですし、初冬からは水温が安定する越冬場所にいる、というものです。
僕は桧原湖でガイドを受けた時、もう気温は10度切る秋口だったんですが、ガイドの方が4~5mラインの越冬スポットを教えてくださり、ひたすら釣れ続けたことがあり、季節ごとの場所を知り尽くしているガイドすげ〜って思いました。。。

よくXでも「真冬に温排水があるところでトップが出た」とかツイートを見ますね。これはスポットを知っているからできることということです。

フィールドの中でどの季節にどんなところで魚は何をしているのか。前回の記事のマップ本にも載っているので、ぜひこれはインプット+経験してみてください。

天候・気圧

後は天気ですね。天気というより気圧変化もセットで考えるといいですね。
これまず

◆ドピーカンで無風の晴れた日は人間には釣り日和かもしれませんが、ハードモード確定です。
◆曇っていたり、雨がパラパラ降っていて少し風が吹いている方がチャンスありです。

*爆風や稲光は命の危険になるので絶対釣りは控えましょう。

お魚さんには浮袋というものがあります。気圧が高いと彼らは押さえつけられたような状況になります。動きが悪くなるわけです。

さらに彼らはえら呼吸。高気圧でおまけに無風で流れもないと酸欠みたいになります。サウナにずっといるようなもんですね。サウナで走り回るアホはいないと思います。

従って、適水温や活性を意識しながら、天気でのプラスマイナス要素を考えていきます。
例えば
◆何日か雨が降ると、いつもは浅すぎるポイントに水が入り、魚が餌を待ち受ける流れができたりします。
◆風が吹いて流れが出ると、魚は酸素が得やすくなります。
◆前述の水温にも影響が出てきます。
◆濁りが出たりします。
◆水面がざわつくので人影に気づきにくくなります。

こうした要素から場所を選んでいくと、雨の日だけに爆発するポイントがあったり、逆に雨や風をブロックしてくれる安定したポイントに絞って釣りができるわけです。

ちなみに僕は印旛新川にお気に入りポイントがあるのですが、ズバリ
◆雨の日の朝はココ
◆大雨の少しあとはココ
っていうスポットがあり、そこは丁寧に攻めるようにすると1尾は釣れる、みたいな時代がありました。ちなみに春に晴れが続いていたら印旛新川に行きません。水がひやがっていて全く釣りにならないからです。

週間天気を常に見ることも大事です。釣りに行く日よりも前の3日がどんな気温と天気で、その日が変化がある日なのか、ない日なのか、でも魚の活性を予測でき、場所選びの参考になるからです。

第2弾はこんなところで

というわけで今回は場所選びに関係しそうな要素を書いてみました。

場所選びに特化するために、それぞれさわりだけを書いてきましたが、実は魚のことを学ぶと、かなり面白いですし、人間じゃないから本当なのかどうかはさておき、自信を持って(後悔なく)フィールドを選べたります。

僕が読んで、よかったな、と思う魚の本があったので紹介しておきます。適水温やルアーの色が実験結果で書かれていて面白いですよ!

とはいえ、前回同様、まずはフィールドに立って、観察してみましょう!理論だけで釣れるなら僕もこんなブログやってませんで釣りで稼いでますから!(笑)








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