身内が緊急搬送されましてちょっとビビった週末でした(無事)。前回の記事では、父とも渓流釣りに行ったんですが、昨年心臓を悪くして、少し痩せた父が恐る恐る岩を跨いで釣り上がる姿を見て、少しだけ心配してた矢先、今度は母がおんなじ病気で入院なんだから。。。
手術後で面会もできずも心配なしとのことで、借りていたレンタカーで実家にも寄れる方面の霞水系に久しぶりのバス釣りに行ってきました。
風が強く、雨もぱらつく肌寒い日。12時に潮来インターに到着し、時間帯的にも釣れないので、まったりと牛堀から竿を出します。この時間帯は回遊でもない限り釣れないので、岩の隙間を撃つようなランガン。周りのバサーも同じような動きしてます。
ナマズを打ち上げないで
牛堀到着早々に切り身か何かでやっているエサ釣り師がアメナマを連発しています。羨望していたのですが、釣ったナマズ、陸に置きっぱなしなんですよ。程なくして、他の釣り師にめちゃくちゃ注意されてました。
そりゃそうだよな、餌使ってまで釣って、陸に放置とかないやろ。
外来種だからいろんな意見もある上だって命云々もあるし、何より釣り場や遊歩道として使われている牛堀の環境が悪化する。というか死肉(エサ)で釣って死骸増やす謎の行為なんよ。
右側が放置されたナマズ。
リールを間違える
ふと、数頭していて、いつもの投げ方なのにバックラッシュが多いことに気づきます。
loongze持ってくるはずがカルコン持ってきちゃった。リールを間違えていることに気づきます。
すっかり軽量のloongzeに慣れてしまっている僕のキャストはカルコンには軟弱で、空転しまくっていたわけですね。
それにしても、17カルコンと24loongzeで開発年に差はあるものの、loongzeのライトルアーの飛距離は凄かったんだな、と実感。巻心地はもちろんカルコンなんですけど、ワームの釣りなんで、キャスタビリティと軽量さで僕にはloongzeがしっくりくるんだな、と改めて感じられました。カルコン、ファンも多いので売りに出そうと思います。
そんなリールミスで戦意は低下し、ライトリグのタックルを封印し、スピナーベイトタックルに絞ることに。
この時間でもハイプレッシャーな牛堀。ルアーはもちろん無反応。想定内で、ドライブがてら与田浦に移動します。
与田浦の杭打ち鍛錬も2バイトで終了
風も強くなり、小雨もぱらついた与田浦。ハードルアーで確変がありそうだな、とスピナーベイトで与田浦名物の杭を平行にトレースしていきます。杭のインサイド・アウトサイドへ交互にキャストします。
こんなポイントの杭の沖側を岸と平行にトレースすると、「コン!」という金属にぶつかったようなバイト。沈み杭に当たったのかと思ってフッキングしなかったのですが、ラインが沖に軽く持っていかれます。少し生命感と気づいた時には時すでに遅し、フックアップせずに久々のスピナベフィッシュをモノにできず。
大抵霞水系のスピナベミスバイトはナマズなんですけど、ゴン!っていうバイトが多いから、あの甲高い感じのバイトはなんだったんでしょうね?悔しさと共に、風の当たる杭攻めに徹することを決めて、岸際をランガンします。
スピナベをやり尽くして、フォローでワームのテクトロをしていると、ギルっぽい、クンクン、というバイト。合わせる態勢になるのが遅れてしまい、こちらもノらず。
雨足も強まり、寒さも増したので、納竿。程なくして、豪雨になり、危険になる前に帰路につけました。
ちなみに局地的な豪雨で、帰りの車では窓から前が見にくい時間が続きました。東関道では豪雨による事故車も。
水たまりでスピンしたんでしょうな。若い子たちが警察官と片づけしてました。大雨は危険ですね。
バス釣りモチベダウンの理由
実は与田浦の後半くらいから、全くモチベが上がっていないことに気づきます。竿を持っているから釣らなきゃというもはや条件反射の本能だけで竿振ってました(モチベ下がってねぇじゃん笑)。
これですね、理由がいくつかあるんですよ。起点は渓流釣りにハマったことです。
テンポ:ライトリグ・複数タックル持参で落ちる
巷で言われるセコ釣り。あれだけセコ釣りにのめり込んだ僕なんですが、渓流釣りのハイテンポな釣りになれると、我慢ならなくなってしまいました。渓流は流れ・落ち込み、淵と、常に地形変化があり、竿一本で宝探しのようにキメ細かく撃って魚を探している感があり、ダメならどんどん釣り上がります。これが結構テンポいいんですよ。
どうしても釣りたいからライトリグをします。でも、ふと、「これ目も気持ちも疲れるな」って冷めてしまった瞬間がありました。
そしてテンポの良い巻物で撃つと、今度は竿二本持ち歩いて、おいては投げる、持ってまた歩く、みたいなテンポの悪さに「めんどくせ」ってなってしまいました。渓流の短くて軽いタックルに比べると、スピナーベイトとか「重!」ってなる始末(やめちまえw)。
異世界感:景色と水色
5月はひたすら渓流と海だったわけですが。水の綺麗さ、景色のマイナスイオン的なストレス発散な景観も、それはそれは山や海は素晴らしいものです。比較するとどうしても、都市型や平野の湖川だと、再現しようがないわけですね。
異世界感がない感覚(逆にそれがまたバス釣りの気軽でありがたい、そして人気な理由でもあるのですが)ですね。普段都内ですり減っているおっさんの僕には渓流や綺麗な海が癒しなのかもしれません(笑)。
魚影の違い
外来種に指定され、アメリカナマズの猛攻や農薬の影響やらでバスはメジャースポットでは確かに釣れなくなっています。一方で、渓流は漁協があれば放流が行われていて、一定数の魚は担保されています。スレてるって言っても死ぬ気で攻めれば1尾は取れるか、チェイスは確認できます。
特に霞水系のバス釣りはもう本気で極めてる人じゃないと釣れないんじゃないかくらい昔と比べて難しくなっているように感じます。以前の記事でも書きましたが、30年前は爆釣、15年前は頑張りゃ釣れる、くらいだったんですが、最近は先入観もあって、「釣れない前提。釣れてアメナマ」の心づもりです。
放流魚をどう見るか、はあるものの、反応がある渓流釣りが恋しくなってしまうわけですね。

でもやっぱりバスには会いたい
とはいえ、こんなのは釣り人のわがままな戯言で。僕に釣りを教えてくれたのはバス釣り。気軽に、近くで、ルアーフィッシング、といえばバスですし、難しさが上がった分、釣れた時の嬉しさは大きい釣りになってきました。いや、元々が下手だったバス釣りが、年食ってさらに下手になっただけかも?
なんとか今年もバスに会いたいものです。