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【2024】Fishman B.C.4 5.10LH4年使用インプレ。バス釣り〜ライトゲームまで網羅してくれる名竿。比較で用途に合った選択を。

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*当ブログはアフィリエイト広告を使用しています(筆者で実釣したものを厳選しています)

「ワンピースロッドは絶滅する」と某氏が予言していた2010年代、ワールドシャウラに始まった高性能パックロッドブーム(?)、シャウラが流行り出しましたね。実際、゙ワールドシャウラの5ピースも、スコーピオンの5ピースも投げましたが、性能差なんてわからない。

そんな僕は、2019年から旅先のパックロッド兼メインロッドとして、BC4510LHを使用しています。元々は海外旅行用の高性能パックロッドを探していてこんな想いで調べていました:

「パックロッド欲しいけど、ワールドシャウラや主要どころで被りたくない!」
「とはいえエントリーモデルで機能は犠牲にしたくない」
「面白いコンセプトで長く使えるパックロッドが欲しい」
「バス釣りやライトゲームでちょこっと持っていけるロッドが欲しい」


そこで、しっくりきたのがFishmanの510LHでした。
2024年現在で5年、使ってきまして、メインのバス釣りはもちろん、ナマズ、シーバス、ロックゲーム、海外遠征などにも使用しています。

とはいえ購入時にこんな疑問でめちゃくちゃ慎重になりました:

FishmanのBrist5.10またはBC4 510シリーズについて、
L/H/LH/MXH/XHってあるけど、バス釣りやライトゲームをメインとするならばどれ?

というわけで、選択されている方の参考になれば、と思い、B.C.4 5.10LHをバス釣りメインで使っている僕の感想をまとめますね。




結論、僕はLHにしておいて良かった!って思っています。その理由や用途がお役に立てれば嬉しいなと(あくまで僕の体格や釣り方での主観ですのでご理解くださいね)。

目次

FishmanBC4 510シリーズのスペック比較

最近ではHシリーズも発売した510シリーズですが、なかなか横軸で比較することもないので、主要なスペックを以下の表にまとめて見ました。

◆ビッグベイトなどをやるようだと、MXH以上になりそうですが、主要なバスルアーとなるとL~LHというのがルアーウエイトのスペックから読み取ることができます。

スペックLLHMXHXH
全長179cm(5ft10inc) 仕舞寸法49cm*全てレングスは統一です。
グリップ長40.5cm41cm41cm41cm
自重137g136g150g167g
ルアーウェイト5~14g7~40g7~55g10~200g
ラインPE0.8~3号PE1~5 号PE1~8号PE3~10 号
価格47,800円(税抜)47,800円(税抜)48,800円(税抜)49,800円(税抜)
用途5cmミノーやスモールペンシルなど、小さいルアー7~9cmミノーをピン撃ち7~9cm ミノーをピン撃ちビッグベイトやビッグスイッシャーピン撃ちキャスト
巻重あるディープクランク
ターゲット例北海道のロックフィッシュ、本流~渓流トラウト、バス、シーバス、沖縄の渓流釣りナマズ・ピーコックバスなどナマズ・ピーコックバス・パイクマングローブジャックや巨大バラマンディ、ピラルク、パプアンバスなど
流通2024年4月現在全て流通
公式サイトより

LHという表記だけどバスロッドのMHに近い

僕はパックロッドでメインはバス釣り+小型シーバスを限界とした海釣りくらいまでをしたかったわけです。

となると、どれにしよう?ロッドパワーの表記が、LHとあるわけです。LなのにHって・・・??公式サイトだと

-使い分けの目安-
5.10LH ~5kgまでの魚
5.10MXH ~10kgまでの魚
5.10XH ~10kg以上100kgの魚

公式サイトhttps://www.fish-man.com/bc4.html

となっています。バスとなると、LHの耐荷重で十分ですね。

推奨ルアーウエイトをみると

●LH:最軽量で7g〜キャスト可能(MAX40g)
●MXHH:最軽量で7g〜キャスト可能(MAX55g)
バス釣り、MHXとLHどっちにすりゃええねん!ってなりますよね。

しかもバスは眼中にないようで、怪魚たちが颯爽と映る広告な訳です。僕はお店のショーケースで3種類を見て、触って、店員さんに用途を説明して、LHにしました。

実際フィールド使ったり、バスやアメキャとファイトすると、かつて使っていた、EvergreenのRed Meister(MHのレギュラーロッド)と同じくらい、もしくは、バットだけなら凌駕するパワーはあります。

キャスティングシーンでは、バス釣りのベイトタックルで使用するレンジにドンピシャ(次項)
●バットはMH~H、ベリーからティップにかけてMっぽいしなやかさ
があるロッドで総じてMHロッドに近い特性だな、と感じています。

実際に2024年にフィッシングショーでFishmanのスタッフさんに聞いてみたら、「バスでもLHはオーバーな時があるかもしれませんよ」って言われました(笑)

MXHはこちら

ミドルウエイトの巻物にはLHがちょうどいい

僕はスピナーベイトやクランクの巻物(3/8-1/2oz)を中心に、ピンはライトテキサス・ラバージグ(3/16oz-1/4oz+ワーム)を使うような用途です。リールは21カルコン100HGで使用しています。


上記のようなウエイトのルアーでバス釣りで、LHはキャストもリトリーブもファイトも心地よくできました。巻物では、ティップが入りすぎて根掛かり増えないか心配していましたが、牛堀のテトラにぶつけながらでもめり込まずシャキッとしてくれていた点は安心しました。

逆にこれより重くなると「できなくはないが、しんどそう」です。ビッグベイトや、大きな湖でヘビーウエイトのスピナベや超大型ジグを使うような場合はMXHになるのか?と思います。

逆に軽い方は、ベイトフィネスとまでは行かずとも3.5gくらいのスモラバ+ワームも、リールを工夫すれば(快適さはないですが)投げられる。実用レンジで言うと、7gのミノーやジグもキャスト可能、5gくらいから快適性はないが可能、でバーサタイルに使える印象です。

キャストのときによく曲がるブランクスは、リーリング時には適度に張って、バッドにも力も手伝って、ダルダルにもならないのでミドルウエイトのルアーを巻いていて、楽しいです。

バス釣りにおいて強いて気に入らないことをいうのであれば、セパレートグリップの感覚が広すぎて、グリップエンドが片手キャストやスナップでキャストするときに邪魔ってことですかね。
フリップする時は肘に当てて、反発で飛ばすのに使えますけど(笑)

510ながら飛距離⚪︎!「キャスト上達」を錯覚するキャストフィール

510というレングスでずっと不安を抱えて使ってきましたが、これまで6ft中盤のロッドでスピナベ使っていたシチュエーションや足場が高すぎないところでは同じようにキャッチできています。

むしろ恩恵の方が大きかったです。短い分痩せで小柄の僕でも片手で振り抜けて、水面に近いところでアンダーやサイドキャストができて面白いように低弾道がキマります。

◆取り扱いやすいレングスとロッドの独特なしなり特性で、低弾道で岩の間を撃ち抜くキャスト
◆オーバー・サイドでは軽く振り抜いても40m(ライン長さ概算)程度の飛距離
◆竿のしなりでルアーが良い姿勢で飛ぶので、着水音もコントロール可能

で実用に不満なしです。ウエイトがハマると伸びます。力まずコントロールできる感じがダイレクトに感じることができます。強烈なしなりが鬼滅の刃のスキの糸のようにコースを決めてくれるイメージです。


結構Fishmanユーザーが「キャストが上手くなる竿」みたいにいうのですが、これは5年使った今も使うたびに感じます。510レングスとFishmanの設計の恩恵ですね。キャストが楽しくなっちゃう系です。

ちなみに先日北浦でキャストしていたら、通りがかった若者たちから、「キャストウマ!」って言われました。これ、腕じゃなくて、低弾道仕様の恩恵ですね。

高い足場、ヘビーカバー、ディープを広範囲に探る釣りだと不利

510故の弱点もあります。
◆足場が高いところでは足元までに浮き上がってきてしまう。
◆目の前にアシや障害物などのカバーがあって、それを乗り越えてキャスト・リトリーブしたい時に穂先キャストができない
◆7ftなら届くような、ロッドとラインが直角でカバーを撃たなければねがかってしまうマットカバーのパンチングなどではそもそも直角になるところまで穂先が届かず、カバーにラインが絡んでしまったりする

510のレングスの弱点は感じます。こういう限られたシチュエーションだと、7ft近いロッドより使用感は落ちるな、という印象です。

ただ、1回の釣行にそんなシチュエーション数回なので、サブロッドで対応すればいい話かと。

パワーはバス以上でも余裕でいける

経験値も溜まってきたので、実釣結果で語りますと、

3.5gのスモラバ+ワームで足場1mくらいで3~40cm前後のバス打ち抜きは余裕です。
アメキャもいけました。
ライトゲームもいけます(7gメタルジグ)


LHは、やせで非力な僕でも40cm強のバスをいなせて、結構足場の高いところでも抜けます。これ以上強いとおそらくバスは楽すぎちゃうんじゃないかな?って感じです。
70cmくらいのアメナマやライギョとかがかかって楽しめるくらいなのかなと邪推します。

LHのしなやかティップを駆使し、リールとの相性次第でアンダー7gも!

スペック上は7g~ですが、リールをライトプラグ対応のものにすると、5g~は普通に伸びるキャストが可能です。
実際に僕は、海外のライトゲームで5gのジャークベイトを投げることができました。

LHはティップにかけては柔らかくなっているので、軽いプラグでも、結構追従してくれるイメージです。

510レングス+LHはバス+αにバーサタイルに使える便利な一本

実際色々なシチュエーションで活用した結果、バスではスピナベなどの近距離戦に、ライトゲームでもロックフィッシュの穴うちからちょい投げまでやり切れるロッド。

敢えてFishmanをバス釣りで使う視点から使用感を列挙してきました。

上述の通り、バス釣りがメインならLHはバーサタイルに使えると思います。反対に、メインがバスよりも大型な魚であるなら、MXHを検討するのもありだと思います。

僕はキャストフィールも巻き心地もLHに非常に満足しているのでしばらくは巻きはこれ一本でいいかな、と思っています。

強気な値段(笑)のブランドなので、慎重に選んでいる方も多いと思います。こちらの記事も参考に、自分の釣りと照らし合わせて、じっくりと選んで納得の一本を手にしていただければ!と思います。

その他Fishmanロッドはこちら

◆ライトゲームやロックゲームも網羅するBeams LOWER 73L(インプレ記事)
◆渓流からバスまでをカバーするパワーあるULロッドBeams blancsierra 52UL(インプレ記事)
◆源流釣行でキャストが決まりまくるBeams blancsierra 39UL(インプレ記事)

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