Youtubeを見ていたら、アマチュアのアングラーが釣りをしているときに、バスプロがボートで接岸してきて投げられない、ポイントが潰された、みたいな話をみた。
要は、バスプロってマナー悪い、邪魔された、という動画です。僕はバスプロにかちあったことがないので、そう思ったことはありませんが。
「投げてるんですけど」とアマが問うと、プロは「プラ中です」。そんで退かない、と。
*村田さんの返しのアドバイスが秀逸で「こっち(アマ)は本番中です」・・・確かに(笑)
さて、今回はこの話について思ったことを雑記的に。書きたいと思います。
僕の意見は「アマが先にいたなら、アマが場所を譲る必要はない」。
*でも、僕の行動は「その場を何も言わずに去る」(めんどくさい、気を遣って釣りしたくない、もうその場所は釣れないだろうから)です。
理由は、水面の所有権はどちらにもないから=「釣りで生計を立てているプロが優先権がある」ということはないスポーツだからです。
公園でプロとアマが同じグラウンドでやっているスポーツ
例えば、東京ドームで巨人軍のプロ選手とそこいらの草野球選手が同じ日、同じ時間帯に場所取りで揉めることは100%ないと思います。それは、
・東京ドームの日程を巨人がフランチャイズ契約なりで押さえているからです。
もっと身近な話をするならば、草野球チームも、試合の時はグラウンドをあらかじめ押さえておくから、こんなこと起きない。
・大抵のスポーツって競技場やグラウンドは予約なり申し込み制度があり、優先される使用者が明確で
・特にプロは興業として練習や試合会場を押さえておく仕組みが出来上がっているor所有している前提
*アマチュアもプロの会場でできることは滅多にないという前提
があるのです。だから、アマチュアとプロが同じところで場所を取り合うなんてこと、大抵のプロスポーツでは起こらないです。
それが釣りだけが面白くてそれがない!だって湖川よ。
・公園でプロの人とアマの人が同じ遊具取りあっちゃう状態、なわけです。
プラクティス中の川は誰かが使用権利を押さえているのでしょうか?(これはちゃんと調査してないですがおそらく)してないと思います。大会などで水面関係者と優先権が取り交わされているならそのことをプロは伝えるべきです。でも、プラでは多分ないでしょう・・・となると、完全に公園で同じ遊具ではちあってしまったわけです。
公園はおそらく先に遊具で遊んでいた方が優先です(もちろん気を遣って譲るとかあるけど)。
・・・となると、同じ場所でかちあったとき、同じ遊魚料を払って、先にアマチュアがその場所にいるとしたら、別にアマチュアが譲る理由はないと思います。
釣りのマナー的には「先にそこでやっていた方が優先される」でいいのではないかな、と。バスプロはプラクティスならその人が移動するまで、待ってりゃいいんです。
逆にバスプロがそこに先にいたならば、アマチュアは邪魔せずにやって、プロが去ったらそこでやればいい。プロだからではなく、マナー的に、です。
「見て学ぼう」より「邪魔だな」と思われるプロ
本題は上記で終わりなんですけど。伴って想像したことがあります。
僕は、バスプロになりたい!とか憧れたことないからなのかどうかわかりませんが、ちょっと思ったことがあります。
もし、公園にプロ野球選手がユニフォーム姿で高級車(ユニフォームとバスボートね)に乗ってやってきたら、
多分「あ!どうぞ!」って言って場所譲りつつ、「少し見ててもいいですか!?」とまでは言えなくても、「すげー」って遠巻きに見るじゃないですか。
このバスプロと釣り人の話、野球で想像すると、
公園に現れたプロ野球選手にもう肩も動かないかもしれないアマチュアが
「邪魔すんな!消えろ。貴様、マナーがなってねぇんだよ!出直してこい!」
って言い放ってるわけですよね(笑)
なんか笑けてきて。そういう意味から、釣りのプロって、本当に大変なお仕事だな、と思いました。閑話休題。
こんなことも含めて、釣りって不文律多いなー
この話はこんな意見なのですが、伴って湧いてきた問題があります。
・ボートの接岸ってどのくらいいいんだろう
・円形の池があったら、左回りと右回りどっちが優先されるんだろう。
・・・・釣りって、本当に不文律や、良識に頼った曖昧な基準が多いですね。
ルールを整備すればするほど、やりにくくなっていくんでしょうから、文句ではないんですが。
そんな釣りのプロアマ問題やマナーの曖昧さを感じたひとときでした。