バス釣りを始めてみて、ポツポツ釣れて最初は楽しかったものの、
秋くらいから春まで、全然釣れない・・・みんなならまだしも自分だけ釣れない
ライントラブルと根掛かりでイライラは増えるのに、道具とお金だけどんどんなくなっていく・・・
・・・やっている意味があるのか・・・
先日ですね、昨年から釣りを始めた友人と話していて、こんな感覚を感じているそう。うん、わかるわかる。バス釣りを始めると必ず一度、いや100度は陥るこの感覚。僕も未だにあります。バスアングラーの人ならめちゃ共感する内容だと思います。
自分の経験ではどうしようもない条件が揃ってしまった時、新しい場所での釣り方が全くわからない時、大事なルアーをたくさんロストした時、自分だけノーバイトだった日、なんとも言えない「もう嫌だ」というドヨンとした気持ち。ふてりたくもなります。
というわけでですね、しばらく不定期更新で、こんな感覚への向き合い方と対処法を書いていきたいと思います。全部一気に書くと小説ばりになりそうなので、今日は第1回。
そもそも打率5割のゲーム。正解のないレジャーという認知
はい、まずですね、僕の去年のバス釣りの打率(釣れた釣行回数/釣行回数)=5割くらいです。
つまり2回に1回はボーズです。30年やって、年50回行って、そんなもんです。これでも下手くそな自分としては、相当頑張っている方だと思います。このブログ始めた頃はもっと低かったと思います。
なので、頑張っても0であるゲームであり、レジャーであるという事前解釈をしましょう・・・
じゃ〜そんなレジャーをどう楽しくして、かつ釣れる確率を高めていくか。
明確な正解がないゲームという前提から考える
数学には明確な答えがあります。テレビゲームにも「こうしておけばクリアできるよ」という攻略方法があります。これは相手が一定のモノや数字だから。いつやっても同じ答えになります。
がしかし、釣りには、ありません。結果論での正解(その日が終わった後に●●●●が釣れたなぁ)はありますが、次回同じフィールドで同じことをしても正解にならないということです。自然相手で天候天気があり、相手が生き物であり、言葉も通じない相手ですから。同じ日が2度とやってこないわけです(エモい)。
その中になんとか法則性を見出して、確率を上げていくゲームなのです。「●●●パターン」とか「●●●攻め」みたいな、その季節だったり、そのフィールドのバスを少しでも確率上げる手段が、毎年騒がれるわけです。
・・・で?と。
自由に選べることを忘れてワンパターンになっていないか?
数学の連立方程式なら、まずxを〜〜して、yを~~してってまぁ手段は決まってきますね。正解があるから。釣りに正解がないということはですよ?
・・・正解がないが故に、選択肢を持って色々なアプローチをしていく楽しさがあるということです。
核心的なことを言いますと
今できるor昔釣れた方法”だけ”を繰り返しやってませんか?
これはですね、永久に晩御飯が味付けも量もお皿も同じハンバーグであるということを意味しています(?)。どんなに美味しいハンバーグでも、さすがにこれからの余生全て毎晩ハンバーグだったら、さすがに食べたくなくなるでしょ?いや、栄養も偏って、病気にもなり、飽きて晩御飯が楽しくなくなるかもしれません。
ず〜〜っと同じような釣り方していたら、そりゃ
・釣れるバスの状態は限られる
・根掛かりやトラブル回避できる場所も限られる
・操作がずっと一緒で退屈
になります。
釣れる量も少なくなるし、場所によってはトラブル増えるし、釣れなかったらずっと同じことの繰り返しをしている・・・そんなことになっているわけです。
何を隠そう、僕のこのブログ。2021年くらいから始めていますが、2023年くらいに、ダウンショット”だけ”やりすぎて、もうやりたくないとか書いてますからね(笑)。それで最近はやれキャロだの、カバスキャだの書いてますでしょ?これは、30年やっている僕も同じ釣りだけで拡張しないでいると、精神衛生上よろしくないということです。
お魚釣りからルアーフィッシングへ
ずっと同じ釣り方をするのであれば餌釣りの方が釣れますし、バスの餌釣りに限定するならルアーほどのテクニックもいりません。でもルアーフィッシング、たくさんのルアーがあり、それを駆使して投げて、巻いて、掛けるという動作を楽しむ自由があります。
もっとルアーフィッシングを楽しむ方向に感覚をシフトしてきましょう。
ルアーフィッシングは「自力で考えていろいろ試して、思い通りに釣れたことを楽しむ釣り」だと僕は思っています。テキトーに投げていて釣れた、も嬉しいですけど、どちらかというと
自分で自由な中で決めて、選んで、こだわって、苦労して釣った魚にこそ感動するのだと思います。
自力で感動フィッシュをゲットする経験をしてほしい
僕の話をします。ご存知の通り、僕は「とりあえず釣りたい」ってやつなので、基本はワームの釣りをしている前提です。でも、ずっとワームの釣りやっていたら、そりゃ飽きてくるわけです(勝負している時は別)。そんな時や根掛かりや集中力切れで悶々とすると、気分転換や現状打破のために僕は巻くルアーで一気にランガンします。そんな中で、昨年結構感動した魚を紹介します。
まずこれ。水面と水面直下を踊るようにアクションするベントミノー。

いつもはボトムをズルズルしているフィールドで、魚がうわずっているし、何かこう新しい釣り方してみたいな〜と、ベントミノーを投入。使い方もよくわからない中で、一般的に言われる操作よりももっとスピーディーにバシバシしていたら、足元まできてひったくっていった魚。水面直下で食わせた感動がありました。その後は重要な武器となり、何本か釣れるようになりました。時にはジャボン!と音を立ててバスが食いあがってきますがそのスリルはワームの釣りにはなくてドキドキします。

この写真は去年秋に釣ったバスです。別に大きくはありません。でも、ずっとワームの釣りをしていたあと、「巻いて釣ろう」と決めて、ロッド一本だけ持って、いつもはやらない場所をねりあるいて思い通りに釣れた魚。嬉しさはビッグバスと同じくらい嬉しいのです。
次がこれ。

これは真冬の1月にスピナーベイト、それも今まで釣れたことがなかったとても重くて大きいスピナーベイトで釣れた魚。これもそうです。冬といえばダウンショット!と言いたいところでしたが、釣れなくてもいいからスピナーベイトで釣ろう!と決めて、巻いて釣れたバス。1月にバスを釣ったことがなかったので、感動の一尾です。
この日、「やっぱりいつものワームでやろう」としたとして、ボウズだったかもしれませんし、釣れたかもしれません(いや実際釣れたわそういえば)。でも、自分で決めて自分でこだわって、いつもと違うことをしていなかったら、この感動フィッシュに出会うことはなかったと思います。
自分で決めて、自分でこだわって、獲った魚を増やすことが釣りを楽しくしていく、これが殻をやぶるネクストステップなのです。
釣りを楽しくする/もっと釣れるためのアイデア
では殻をやぶるために何をするのか。視野を広げましょう。
スタイルを知り、選んでみる
今、漠然とやっているバス釣り。なんとなく、誰かに薦められたルアーをぶら下げて、それとなく沖に投げて、教わったやり方をやっているかもしれません。次にどんなことができるのか、想像ができないのかもしれません。
バス釣りには色々なスタイルがあります。鬼滅の刃でいると呼吸の種類みたいな(?)。
・巻くスタイル:スピナーベイトとかクランクベイトとか、巻くルアーを主体に投げて、巻いて魚を寄せていく。テンポが早く、次から次へと移動して魚を探していくことが多い。
・撃つスタイル:ラバージグとか、テキサスリグとか、ポイントポイントにルアーを落として、誘って食べさせていく。障害物にタイトに打ち込んで、テンポよく移動する時もあれば、ここぞというところで粘ることもある。
・フィネススタイル:食わせやすい小さく軽いワームでチョコチョコ動かして食わせをしていく。魚がいる場所でとにかく口を使わせる。
・トッパー:トップウォーターと呼ばれる水面に浮くルアーだけを使う。水面でバスがかかるスリルやシーンを楽しむ。
などなどです。
あとは、小さなルアーやワームを使わないで大きいシルエットのルアーばかり使うストロングスタイル、とか、いろいろあります(これも正解はないし、境界線なんて曖昧です)。
バスプロとかバスの玄人の人って、何本もロッド持ってるでしょ?これって、上記のスタイルに合わせて、ロッドやリールを最適化して使い分けているわけです。
さて、では、この記事を読んでいるあなたは、どれがいいですか?もしくはどれができますか?もし今までそんなこと考えてもいなかったのならば、「自由に選べる」ルアーフィッシングの楽しさをまだ感じられていないのかもしれません。
ちなみに僕は、ワームの釣りを一通りやったあとは、巻くスタイルに憧れて、1年間、巻くルアー以外禁止ルールで釣りをしました。それでも板についてくると釣れるんですよ!
本を読んで、ルアーを知る
さて、釣具屋で漠然と並ぶルアーを見て、なんとなく、同じようなルアーを選んで、買って、毎回同じ釣りをしていませんか?ルアーの視野を広げることも忘れてはいけません。
たくさんの種類が世の中にはありますし、日々新しいルアーが開発されています(話がそれますが、新作追いかけるともう際限がないので別にキャッチアップする必要はないです)。
上述のスタイルを選ぶにあたっても、ルアーを知らないと、「じゃ〜何投げればいいのさ」ってなります。
ルアーを知りましょう。ちなみに僕がおすすめする対処法は、読書です。
僕が今でも結構読む本がこちら。ルアーの種類や効果、名作、季節のバスの傾向がほぼ全て網羅されています。しかも、漫画なので文字文字していないのもよくて、寝る前とかにルアーごとの章で読み切れます(しかも、無駄がない漫画なのでわかりやすい)。よくあるメーカーの忖度(特定のメーカーばかり紹介している)もないので、おすすめできる一冊です。
ルアーの形と名前、使い所がわからないなら、この本がおすすめです。イラストや実物付きでルアーのことが書いてあります。図鑑みたいに使える本です。
どのワームがどんな動きをするのか、どんなふうに使えるのかわからない!名作をしっかり覚えるにはこれ。今でも釣れる歴史あるワームから最新のワームの名前、使い方をビジュアルで解説してくれていて、ルアー選びから現場での釣り方まで網羅してくれている名著です。
ちなみに今回は長くなるので割愛しますが、ルアーを知ってスタイルを決めたら、必ずタックルの最適化をしましょう。合わないタックルにいくら良いルアーをつけても、使い切れなくて台無しになるだけです。

バスを知る
次にバスをもっと知ることです。 バスは言語を話しませんから、これも正解なんてないです。だから、ざっくりでもいいので知ることが大事。
・季節の傾向
・フィールドの傾向
をなんとなく頭に入れて、その季節のバスは何をしている時期なのか、を自分なりに持っておくことが大切です。なんのためにバスを知るのか?それはですね、
今バスがどこで何やっていそうなのか、想像や仮説だけでも立てられる知識になるからです。繰り返し、自然であり、生き物である、水辺とバスという生物。事前知識の通りに生きてることなんてないのですが、仮説があるとないでは全然違う。
もちろん例えば僕とAさんとBさんが会話していても、同じ日への仮説は違うことなんてたくさんあります。でも、その仮説があって、ルアーや釣り方や立ち位置が決まっていることが重要なんです。なんでそこに投げているの?って聞かれた時に、自分なりの根拠を持っているだけで、釣りをしている楽しさやワクワク、期待が変わります。だから、基準として、最低限のことは学んでおくほうが楽しめるし、釣れる確率が上がります。仮説通り釣れた時=それは感動フィッシュなんです!
これは、インターネットやYoutubeで、季節+バス釣りとか調べるだけで結構な情報が手に入ります。
先ほど紹介したこの本もしっかりと教えてくれてます。


知識が入ったら、失敗を恐れずとにかく試す!
さて、上記をインプットしたら、きっと、揃えたいルアーややってみたい仮説が1つや2つできたのではないでしょうか?
あとは、試すのみです。実践。でね、この時に恐れないでほしいこと、楽しむコツがあります。
その1:「釣れなくてもいいから、これでやり切ってみる!」と決めて使い倒してみる
一番釣った時感動するの、これです。ルアーを決めて、とにかく釣れなくてもいいから、これだけを使い倒すって決める。これは上達します。使い方やタックルの最適化をネットや動画で勉強して、やり続けて、釣れた時の感動とスキルアップは計り知れません。自分の強力な手駒を増やすことになるので、今の釣り方+もう1つ武器を持つための武者修行になります。
僕は2024~2025はキャロ、2025はフリーリグとシャッドを習得しました。最初の数ヶ月うんともすんともあたりがなく、釣れなかったキャロ、今で一番釣ったリグです。

その2:「いつもの釣りでつまらなくなったらこれをやろう」と正反対のルアーを決めておく
そこまでストイックにできないよ、っていう気持ちもあると思うので、いつも使っている「今できること」と正反対の動きやスタイルのルアーを手に入れておいて、いつものルアーがダメなら、これを使う、と決めておくと気楽に楽しく、しかも釣れる確率が上がります。
例えば、近距離でチョンチョンやるワームの釣りしかできないなら、よく飛んで巻きとって使うタイプのワームやルアーを仕込んでおくとか、根掛かりが多いリグを使っているなら、根掛かりしにくいスピナーベイトを仕入れておくとか、です。
これは非常におすすめで、異なる性質のルアーを使い分けているので、対応できる状況が増えるのです。
とにかく実践!なんか釣れそう、これで釣りたい!こんなインスピレーションも大事にしてください。何を隠そう、私、スピナーベイト縛りをしていた理由は「こんな鉄屑で本当に釣れるのか、試してみたいから」という天邪鬼な発想からでした。
最近の僕のチャレンジ
最後に僕の2026年のチャレンジも。キャロとフリーリグばっかりしていたら、ノーシンカーでボトムが取れない病になってしまいました。ノーシンカーならもっと根掛かり少なく、ナチュラルに釣れるのになぁ・・・と、そこで先日、今までほとんで使っていなかったカバースキャット縛りをしてみました。
ボトムジャークっていうテクニックもやってみたかったので。
結構色々なYoutubeで使い方を見ておいて、春の川で、練習。最初は浮いてきちゃうし、釣れる気全くしないので、諦めながらやってましたが、途中からコツが掴めてきて、自分で決めた秒数沈めて、放置して、という作業をしていたら・・・2本釣れました。なるほど、こういう時に使えるんだ!といつもと異なる状況への打ち手が増えてプチ感動フィッシュです。

ルアーフィッシングの醍醐味を味わってほしい
さて、第1回はこんなもんにしておきましょう。少しは役に立ったことを祈っています。
繰り返し、いつも同じ釣りをしていては、楽しい釣りも退屈な作業になってしまいます。
たくさんの選択肢があることがルアーフィッシングの醍醐味。枠を超えて、視野を広げて、感動できる一尾に出会いましょう。

