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【2022年6月】渓流初心者の僕が熊と遭遇した話:対応策まで考察してみた。

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先日の渓流釣りで、熊と遭遇しました。宮城県の山奥です。
この堰堤の上です。
2mはあろうかというツキノワグマ、幸運にも50m弱は離れていて、おそらくこちらの存在には気づいていなかった様子。冷静に対応ができたので、ことなきを得ましたが、誰かのためになると思ってこの記録と対策案を書きます。

目次

人生2度目のクマ遭遇でした。

僕がクマと遭遇するのは人生2回目です。1回目は高校生の時のキャンプ場で弟と水遊びをしていたら、10m程度の距離で川を横切る熊と遭遇しました。大きな頭、真っ黒の毛の迫力にとんでもない恐怖を感じたことを覚えています。その時は焦って走って逃げてしまいました(これ絶対NGです)が、人馴れしている個体だったらしく、大事には至りませんでした。

今回は、まさに渓流をウェーディングして釣り上がる真っ最中。
釣り上がる予定の岸で同行者が発見しました。「クマだ!クマだ!」と声を聞いて、川辺を見ると、大きなクマが50mくらいの距離にいました。どうやら熊は目がそこまで良くないらしく、こちらには気づいていない。

水流の音で熊鈴の音なんて届くはずもなく、逆に存在に気づかれないように退避することを決めました。

慌てて逃げない:熊を見つけたらしたこと

僕たちがしたことは以下です。
*熊は川を往復しながら川をみて、水でじゃぶじゃぶなにかをしている様子。
クマがこちらをみていない時にゆっくりと岸へ移動
→物体が素早く動くと興奮させてしまう可能性があるので、とにかくだるまさんが転んだばりに移動しました。

目線は切らない・音を立てない
→背中を見せて逃げるものを本能的に追いかけると聞いたことがあったので、とにかく熊をにらみながら移動しました。
*この辺りでクマは一度藪の中へ、薮がすごい勢いで動くのでクマの移動速度と体長に恐ろしさを感じました。

クマスプレーを手に持ち、薮の大木の影・堰堤の高台で退路を見出す
→正直5mでしか効果を発揮しないスプレーは最後の悪あがきにしかなりませんが、いざというときに噴射できる地の利を探して、クマを観察し、退路を探す時間を確保しました。
*ここでクマが再度川に登場。予定していた経路をもう一度練り直します。

退路を駆け上がる
→少し無茶な経路でも下山を優先しました。傾斜はきついものの、クマからは死角、かつクマの移動経路とは全く異なる経路を計算。土と植物がクッションになる比較的リスクの少ない退渓路を見つけられたため、すぐに車に戻ることができました。

渓流のリスクは予習しておく

僕は渓流初心者ですし、アウトドアも強くはありません。なので、渓流の危険の予習をしていったことが多少なり良かったと思いました。あと、同行者がベテラン(とはいえ熊は初めて)だったことも心強さになりました。

◆熊に会うかもしれない
→あったときは突発的に動かない。
→レンズなどを覗き込まない
→もし襲われたら首元を押さえて亀になる

◆マムシが手や足の先にいるかもしれない
→足元を見る、手を着く前に岩を確認する
→5mm以上の衣服の壁を作り、牙を通さない工夫をする

◆深みにハマるかもしれない
→増水していたら流れの強いところには行かない

などです。ベテランには当然のことかもしれませんが、僕はyoutubeやネット検索で調べて行った分、ほんと、多少の多少くらいは冷静に熊を観察できたと思います。

ただ、これがもっと至近距離の「鉢合わせ」だったら?
退路がなかったら?
スプレーを持っている人がいなかったら?

と思うと非常に恐ろしい体験でした。

これから渓流デビューされる方、野生動物や渓流のリスクには気をつけて安全に釣りを楽しんでください。
僕もめっちゃ気をつけます・・・。

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