今年の春。3-4月で個人でも2桁のバスをゲットして、同行者やそれぞれの単独釣行含めて約50本のバスをキャッチすることができました。ベテランアングラーは「そんなもんかい?」って感じられるかもしれません。しかし、実は僕、
3月にバスを釣ったのは実に15年ぶり。
4月に釣れたのも何年ぶり?くらい久しぶり。
そんな中で個人的にも2ケタを超える釣果が出せたのが、今年(2025年)の春なのです。今日は振り返りも含めて春のオカッパリバス釣りについて書こうと思います。
寒いから行かない春
以前、秋のレポート記事の時に、「秋は苦手」と書きましたけど、春に至っては
そもそも釣りに行かない、寒いし。
つまり、苦手も何も、そもそも克服しようという意思すらない(笑)。GWの渓流釣りが毎年釣り開幕の恒例時期だったわけです。
去年も大抵2月くらいに調査にはいってましたけど、つれてアメリカナマズでしたからね。そもそも期待も薄い時期として捉えていた季節を今年は結構通い込んで観察してみました。
スポーニング云々の前に:冬からの流れで考える
春といえば、「春爆!」というワードが踊ります。しかし、オカッパラーサンデーアングラーのアタクシがその恩恵に意図的に預かるのは無理がありますね。だって、行ける日、週末って決まってますからね(笑)。なので、「春爆」を求めて釣りをするという考えは、捨てていました。1尾でも釣れれば御の字です。
その上でどんな風に春に釣っていったのか、考え方を記載していこうと思います。
スポーニングは敢えて深く考えない
そして、春について語られるキーワードは、「スポーニング(産卵)」。捕食行動以外で唯一バスが特殊な活動をする季節が春です・・・が、あえて僕は言います。
春を初めて攻略するなら、スポーニング云々は考えなくて良い
=釣った後に釣れたバス見て考えれば良い
です。初めてちゃんと春に釣りに行って思ったことなんですが、「今がプリ(産卵前)・ミッド(産卵なう)・ポスト(終了)」なのかなんて、川の様子みてわかりません(笑)。少なくとも僕には。
ただし、一定の時期になると、シャロー(浅場)にバスが増える。反応がしたり、しなくなったり、という反応もそれぞれになってくるというはなんとなく実感できます。だから、釣った経験を経てから考えていくしかないんだろうな、というのが今の考えです。
まずはシャローに魚がいるので頑張って餌食いたいやつ探して、そいつを釣ることから、以上。そんなマインドセットの方が効率が良いかと思いました。
冬から春になっていく季節感を追う
今年は特定のフィールドに毎週のように通ってみたわけですが、自分が春に釣れなかった理由が明確にわかるようになりました。それは
釣りに行ったその日を無理やり春のパターンに当てはめて、春のルアー投げていたから。です。
春って言ったって3月の上中旬なんて、真冬ばりに寒いですよ。そんな3月の特定の日に「春はミノーだ〜」なんつってミノー振り回しても釣れるわけがない。
冬からの変化を追って、本当にその日は春なのか、を判断するプロセスの方が大事だな、と思いました。春のこと・スポーニングのことを考えるのはそのあとからかな、と思いました。
人間の体感で一時的に暖かいから春だ!でも、水中はまだ全然冬っぽい動き、なんてことたくさんあると気づきました。
気温の変化、水温の変化、水位の変化、ベイトや他の魚の変化。
寒い日が続いていれば、まだシャローに餌もまだでしょうし、バス自体も冬のポジションを保っているはずです。だったら、水温が安定して、水も動いていないところで頑張るしかなかったり。
春になったのかどうか。水温をしっかり測る=わかりやすい指標
特に僕はこの春、水温計測を一生懸命やりました。表層だけだけど。水温計測なんて当たり前、ですけど、ちゃんと計測していくと人間の体感以上に季節の変化が想像できました。
10度前後だった水温が、14-5度になり、20度に近づいていくと釣果も上向き。プロは10度とか言いますけど、僕みたいなのに釣れるようになる水温は15度くらいからでしょうか・・・。
いずれにしろ、冬からの遷移は水温がわかりやすい指標であります。三寒四温の気温より水温に敏感になるべきかなと思いました。



水温計は季節の変わり目にとても重宝するので、1つは持っておくことをおすすめします(水温に関する記事も添えておきます)。

表層だけ測れるタイプと任意のところに沈めて測れるタイプがありますが、まずはどちらかでもしっかりと測って季節進行を測って記録していくと良いと思います。
3つの春
春は大きく3つ
- 初春(晩冬)
- 春
- 晩春
に分けて考えます。
初春は冬場所がわからないと難しい
初春はまだ冬。まだまだ寒い。テトラの中とか、変化の少ないディープ・下流部など越冬ポイントに絡みます。しかし、ディープなんてそう簡単にオカッパリから探せないですし、下流ってどこやねん、と探すのも苦労し、結局あまり釣りになりませんでした。このテーマは越冬スポットを探す、という冬の課題からやり直しをしないといけません。
冬の延長線にいるバスは、冬の誘いやリアクションでいく必要があります。
一方でいち早くシャローに上がってきている魚はポツポツといます。結構ボリュームあって強めのルアーでも食ってくるので、上がってきているはらへりバスを探し出すことができれば迷いなく食ってくる感じです。
僕は、まだまだ寒い日、陽の当たるドシャローでスピナベに喰い上がってきたバスで久々の春バスをゲットしました。
冬場所が定かでないのであれば、早春は”春の水温上昇”が早いフィールドを探し出すまでは我慢です。同じ関東地方でも、春の動き出しが早い川もあれば、3月中旬でもまだ冬みたいなリザーバーもあります。2026年、ずっと通い詰めていたリザーバーが雨の少なさ・減水もあったのかなかなか目覚めませんでした。一方で、翌日、別県の川に行くと、バスがシャローを彷徨いて、ハイシーズンのポイントでも複数尾上がった、なんてこともありました。
春が早めに来るポイントをその年の気温や、フィールドの位置関係(山間にあれば寒いかもしれませんし、平野であれば暖かいかもしれない、冬の北風が当たる当たらない)、過去の傾向から割り出して、せめていくと良いです。
水温14度前後からシャローが賑わいだす
プロは10度前後なら春のデカバスをゲットしますが、僕は14度以上くらいから、シャローでの見えバス(まだまだコイのハタキなども多いですが)バイトが増えたり、ベイトを散見するようになりました。フィールドにはよりますが、14度くらいだと概ねどこも釣りになりそうな条件が揃ってきます。
産卵前(プリ)のバスが餌を積極的に追い回すから、とか、産卵のために、とかでシャローが熱い!と言われますが・・・1つだけ思ったことがあります。
あのですね、オカッパリって基本シャロー中心になるので、熱い熱い言われてもそこしかできねぇんだよ(笑)
要は活性という要素以外でバスがシャローにいる、ただそれだけ。過度な期待を持たずに釣りに行くべしなのではないかということです。
口を使う場所ってのも劇的には変わらないので、居場所を探すっていうオカッパリの本質は変わりません。この時期はバスを見つけることができれば、まとまって釣れることもありました(ネストも混ざってたらあれですが・・・僕はどうにも見分け方がわかりません)。
ただ、産卵前後は確かにシャローにバスは増えるというのは、ホームの川でも地方の野池でも感じましたし、大きいバスからシャローに上がりだす、みたいなのも、体感はできました。見えバスが増えてるなぁと。チビバス率が低い時期がありました。
手っ取り早く食わせられたルアーは・・・あの・・・ちょっとだけ恥ずかしいんですけど・・・
サイコロラバーです(笑)。こいつびっくりするくらい、シャローのバスが飛びかかってきました。最高1日12尾です(泣)ジグヘッドやダウンショットです。
晩春は初夏に近いがスロー
4月下旬〜GWは産卵中のもいるかもしれませんが、ポスト・アフタースポーンと移行していきます。3種類いるなぁと。
- 産卵中か後か知らんけどずっとシャローにいるバス
- ちょっと沖目でスローに喰ってるバス
- 産卵関係ない毎日回遊して食事しているバス
1はルアーを見ても逃げない見えバスみたいな感じでシャローに残ってます。フワフワもキビキビもできるワームのネコリグなどで反応してきます。
2は巻物だとめっぽう釣れる気がせず・・・存在感あるワームのキャロでジワジワズルズル誘う方が釣れました。しかもボトムの方が反応良い、というのが所感です。
3は巻いたりしてもカバーに落としても喰ってきます。一般的なフィーディングの魚です。ただ小さい場合も多いので、小型のスピナーベイトなどが実績ありでした。
この時期にはハイシーズンへの移行期に入ってきているので、徐々にテンポの速い釣りや強いルアーも効果を発揮していきますし、ライトリグで小バスの数釣りなどもできるようになってきます。僕は後者ですけど(笑)。
春に釣るためのの立ち回り
繰り返しですが、春が進行するにつれて、シャローにバスが増え始めます。そんな進行を捉えるための立ち回り方。
水温+目+足でシャローのバスを探す
春はシャローにバスが増えることはもう食性以外の産卵要素が絡むので確定事項。明らかに見えバスの量が違う。岸際をペアリングしてるバスも増えてますね。
まずは目で探して、春が本当に来ているのか、目で探すことは大事かもしれません。シャローに増えているタイミングなのかを水温で測り、春のどの位置に当たるのかを変化で追っていくこと、そこから、水温が上がるに従ってたくさんのシャロースポットを回ってみて、見えバスを中心に魚影の濃いスポットを探してみる。そして、時期に沿った誘いをしてみる。
おすすめは1つのスポットやポイントを継続観察することです。そうすると、どんな場所にバスがいるのかがわかってくると思います。
季節の変化を相対的に把握するために通い詰める
これも結局繰り返しなんですけど、季節変化は百聞は一見にしかず。とにかく目で水辺を見て、状況を整理することに限ります。
春には
・水温
・川なら流れの強さ
・水位
・水色
・水辺のベイト(亀・コイ・フナ・ギル・カエル)
・周辺植物
が徐々に変化していきます。だからその遷移を追うことで、釣れる方向に近づいているのかどうかを整理して把握することでポイントや釣り方を整理できると思うんです。
この記事に追記している今は初夏ですが、バスに取って代わってギルがたくさん接岸します。あんなにたくさんいたバス、ほとんど見かけなくなりました。ヒットするのは、フィーディングのブレイク周りが圧倒的。春先とは違う釣りになったなぁって。
たまにスポーニングをまだしている(いた?)ような痩せっこけたバスがうろついているくらい。
東北で水温の低い桧原湖ですら、お腹ペッコリのアフターと、もう回復し切ったボッテボテが混じっています。
思い起こせば、春先はみんなお腹へっこんでましたからね。これも見ないとわからなかったんだな、と。
有効だったルアーも変わってきて、徐々に強い釣りも成立するようになってきています。
*2〜3月上旬はタフと心得て数少ないフィーディングを狙う
SNSでは寒い2月にもバス釣果の投稿が並びます。プロも雑誌やSNSで釣果を挙げてますね・・・・「釣れるんだ〜!」と思います。しかし、これ、僕は「超釣りが上手い人たち」として別カテゴリで見ています。フィールドを知り尽くしているとか、釣り方も熟知している前提で、「冬場所を回る」とか、「ピンポイントの●●●●(変化)を●●●●(釣り方)で仕留める」が確実にできる人。たった1回の釣りでそれが再現できるわけがない。
2025年〜2026年と晩冬から釣りをして、3人で釣りに行って、釣れて1本(基本ボーズ)みたいなことは3月上旬までは当たり前だと思って立ち回りましょう。
特にオカッパリ。シャローエリアが大半になる以上、フィーディングの魚や少し早めに動き出した魚を狙うことになります。2月〜3月頭は、そういった魚自体が(ハイシーズンと比べると)ものすごく数が少ないと思って、ワンチャンスにかけるくらいの確率論で立ち回ることをお勧めします。
実際に、2026年のイマカツさんのブログで
やっぱ2月って実釣取材してもなかなかバス釣れんのな。
今江克隆さんの公式ブログよりhttps://www.imakatsu.co.jp/blog/topsecret/3961/
以前、取材全員ノーフィッシュって某雑誌もあったし。
こんなふうに、目にしている釣果の裏にはたくさんの釣行が隠れていることがわかります。だから、その時期の釣りは、前項の「季節変化の調査」くらいに割り切った方が良いとすら言えます。
このように、春の釣り方は確かにあるのですが、冬と夏の間のどこに位置しているのか。前後の季節も知ることが実は大切だったりするのが、春の釣りかもしれません。