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ロッド迷子だった僕が、スピナーベイト専用ロッドにたどり着くまで

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はじめに

最近、タックルの整理をしています。使わないロッドを手放し、本当に必要なものだけを残す作業です。同時に、脱初心者した妻や仲間のタックル選びも手伝っていて、釣具の情報収集をする時間が増えました。冬の寒い時期には、お金をかけずに楽しめる趣味としても最適ですね(笑)。

僕はこれまでに数多くのロッドを使いながら、試行錯誤を繰り返してきました。ロッド選びは面白いもので、結局自分の釣りスタイルが反映され、気づけば似たようなロッドばかり選んでいたりします(笑)。

僕の場合は、「スピナーベイトが快適に使えるどうか」が選択の軸なんですね。やっぱり、バス釣りで一番好きなルアーはいつになってもスピナーベイトで、あのヘンテコで餌には絶対に見えない物体で釣り上げることこそバスフィッシング!と言いたくなるわけです(最近はセコ釣りかキャロ野郎になりつつありますが、それ以外の釣果はスピナベですし)。

スピナーベイトを愛してやまない僕が、これまで使ってきたロッドたちとの思い出を振り返りながら、各ロッドの特徴やエピソードをお伝えします。初心者時代から現在に至るまで、さまざまなロッドと出会い、そのたびに学びと発見がありました。この記事を通じて、皆さんのロッド選びの参考になれば幸いです。

*小中高生時代を除いて書きます。


目次

初心者時代|学びのきっかけ

ABU ホーネットスティンガー 611 FF? H?(廃盤+失念)

  • ファーストテーパー
  • 6フィート11インチ
  • ヘビーアクション

2000年代初頭くらいでしょうか、18歳で免許を取得し、本格的に自力での釣りを始めた僕が最初に手にしたのは、手頃な価格だったこのロッドでした。初心者向けとしてはやや高価(約2万円)でしたが、このロッドがきっかけで、ロッドの知識を深めるようになりました。

当時の僕のメインルアーはスピナーベイトでした。霞ヶ浦で長いロッドを使いこなす大人たちに憧れ、「遠投してバスを釣るんだ!」と、この長いロッドを選びました。バス釣りでロッド選びをしたことがある人はすでに失笑していると思います。「お前、何、長さだけで選んでんねん」と。そう、このロッド、今思い出せば多分フリッピングロッドです(笑)。ただでさえ、まだベイトキャスティングのフォームなんてめちゃくちゃな若者が、テーパーやパワーの概念をまったく意識せずに決めた結果、以下のような問題が発生しました。

  • バックラッシュや投げ切れが頻発
  • フッキングが決まらず、バラシが多発
  • 岸にぶつけたり、枝に引っ掛けたりしてしまう

なんとかスピナーベイトで釣れるようにはなったものの、違和感が拭えず、「何かがおかしい」と思い始めました。そこで、フライ・ルアーを嗜む父に相談し、ロッドの基本であるテーパーとパワーについて学ぶことになったのです。


ミドルクラス時代|自分に合った一本を求めて

ABU ファンタジスタ FC65MR

  • レギュラーテーパー(R)・ミディアムパワー(M)
  • 綺麗に曲がり、素直にキャストできる
  • 3/8ozの巻物が快適に投げられる

父のアドバイスとネットでのメーカーカタログページを研究した結果、MパワーでRテーパーという設定がスピナベに相性が良いらしい、ということがわかりました。その上で専門ロッドだけでは陸っぱりで不便だな、と、スピナーベイトやクランクベイトに適したバーサタイルなロッドを選ぶことに。そこで購入したのが、このファンタジスタ FC65MR。3万円程度。

相当使い込みましたので、今でも自信を持って言えますが、本当にいい竿でした。今でも発売されていれば、間違いなく友人にも勧めたいレベルのロッドです。カタログの謳い文句通り、軽さもあるし、感度も良かったです。余談ですが、ABUは最近でこそお手頃価格で、ポップなイメージの製品が多いですけど、当時はファンタジスタシリーズはじめプロフェッショナルなモデルが多かったな(株主かなんか変わったらしいすよね)。

綺麗なRテーパーは特に巻物との相性抜群。最初からRテーパーを選べばよかった(笑)。

実際に使ってみると、3/8ozのスピナーベイト(デルタフォースやハイピッチャーなど)と相性が良く、霞ヶ浦や高滝湖で多くのバスを釣らせてくれました。しかし、1/2*ozのスピナベを扱うにはややしんどくなり、「もっと重いスピナーベイトにも対応できるロッドが欲しい」と思い始めました。
*スピナベって表記されてるウエイト=ヘッド”だけ”の重さなんですね。だから、1/2ozのスピナベでかつブレードが大きいモデルだと、3/4oz超になっていたりします。確かこのロッドのウエイト上限、3/4で、そりゃしんどいよな・・・と今回想。


スピナベロッドへ|こだわりの一本との出会い

EVER GREEN ヘラクレス RED MEISTER HCSC67MHR

  • スピナーベイトやクランクベイトに特化
  • MHパワーでヘビーウエイトにも対応
  • 程よいRテーパーでキャストが決まりやすい

ボーナスを使って購入した初のハイエンドロッド。ノリーズのハードベイトスペシャルと最後の最後まで迷いましたが、赤いスレッドのデザインと「Dゾーン専用」というフレーズに惹かれました。実際に使ってみると、MHパワーの反発力がちょうど良く、ファースト寄りのRテーパーでスピナーベイトを低弾道で飛ばせることに感動。人生初のMHパワーは、1/2スピナベを巻いている時に、手元にも、ティップにも余裕があり、しっかりとウィードを切って、カバーを弾いてくれました。パワーがないロッドだと、ティップに余裕がなくて、スピナベといえどカバーにめり込んでしまうんですね。

購入したその日にDゾーンをセットし、3投目でバスをヒット。ロッドのパワーで40cm弱のバスをカバーから引き寄せることができました。

その後パワーを使ってテキサスのカバー撃ちなどにも活用し、いいサイズのバスを釣り上げることができました。


しかし、東京へ引っ越したことで1ピースロッドの保管が難しくなり、最終的には手放すことに……。

パックロッドお試し時代

Fishman BC4 510LH

  • 非バスロッドながらスピナベと相性抜群
  • 40クラスのバスではびくともしないパワー
  • ピン撃ちキャストが得意

都内生活になり、マルチピースロッドの時代が到来。ワールシャウラのワン&ハーフ、スコーピオンの5ピースとシマノのマルチピースがワンピースとほぼ変わらない性能で登場したわけです。僕もパックロッドで都内からの電車フィッシング!と画策。ワールドシャウラ派の友人とは逆を行く天邪鬼な僕は、「ピン撃ち・低弾道・ノーバックラ」を謳い、当時はまだメジャーではなかった職人メーカー的立ち位置のFishman。BC4 510LHを選択。

レングスが短く不安でしたが、LHパワーの強さがスピナベにドンピシャ!RED MEISTERのショートバージョンのような感覚で、低弾道キャストがさらにやりやすくなりました。


現在愛用中|究極のスピナベロッド

TuLaLa Baksyn Heavy Wire 70MH

  • ワイヤーベイトをやり込んだスピナベメーカー代表が作ったロッド
  • 飛距離・テーパー・パワー・タフネスが共存
  • 3ピース仕様

結局、スピナベロッドを探し求め続ける僕が最後に行き着いたのがこのロッド。バクシンスピナベの開発者が手がけたという点に惹かれ、即購入。このバクシンさん、主要メーカーの歴代名竿と呼ばれる巻物ロッドを使い込んできた上で、足りないもの+タフネスを詰め込んでこのロッドを作り上げたとか。

MHのパワー+バーサタイル性があり、陸っぱりを考慮した7フィート、それを旅でも使えるように3ピースにするというセンスの良さが魅力。ちなみに「アメリカに行った時に非力な日本人でもちゃんと飛ばせるように」という想いも込められているようで、飛距離もものすごく出ました。2024年は巻きキャロでしか釣れていないですが、2025年はしっかり巻物で使い込んでいこうと思っています!


まとめ

こうして振り返ると、ロッド遍歴には自分の成長が詰まっています。初心者の頃は何も考えずに選んで失敗し、ミドルクラスで学びを得て、最終的にこだわりの一本にたどり着く。皆さんも、自分にとっての最高のスピナベロッドを見つけてください!

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