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陸っぱりスピナーベイト・巻物ロッド持論

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*当ブログはアフィリエイト広告を使用しています(筆者で実釣したものを厳選しています)

今日はロッドの話。完全持論展開系でいこうと思います。3連休ですが、釣りは控えめにしようかなと。最近激務だったので、今日は1日ひたすら寝ていました。今日叩かれまくってだろうから、もう明日以降は渋いかな、、、。お家で文章でも打って過ごそうかと・・・。

で、実は先日こっそりと、某社の受注生産のスピナーベイトなど巻物を使うロッドを発注しました。納期があと1ヶ月くらいになったわけです。またこれはご紹介しますね。

さて、改めて、スピナーベイトをメインとする巻物ロッドのお話です。
「スピナーベイトはどんなロッドでやればいいの?」「バーサタイルロッドじゃいけないの?」と今でも悩む時がありますので、同じような考えの人に1つの考え方として展開できたら、と思います。

目次

スピナベジャンキー時代にロッド選びにぶち当たる

今でこそ、セコ釣り追求をしているワタクシ。かつて、20歳前後の頃は、

「スピナーベイト以外はルアーじゃねぇ!」

くらい、いつでもどこでもスピナーベイトを投げる巻物ジャンキーでした。オカッパリ、ボート共にメインロッドはスピナーベイトに相性がいいロッド。ボウズ上等(でも不機嫌になる)で、スピナベ振り回していました。

オカッパリがメインになってからも、ポツポツとスピナーベイトでキャッチできているのは、あの頃のスピナベ武者修行があったからだと思います(スピナベ云々は別記事があるので下記に関連記事おいておきます)。

スピナーベイトに入れ込んだ時、「どうすればスピナベでもっと釣れるだろうか」とロッドは迷いました。とはいえ、貧乏な若者が全てのロッドを購入できるわけもなく、スペックで選んで釣具屋に置いてあるものを買う、という話ですけど。

しかしながら、少量ながら試せたことで、自分なりのスピナベロッド選択の軸ができてきたことは確かです。ではどんなロッドに行き着いたのか?

「スピナベのウエイトに対してロッドに余裕があること」M→MHに行き着いた

結論、僕は、

◆MHで1ozくらいが背負えるレギュラーテーパーのロッド

が今の所のスピナベロッドの条件です。実は最近発注したロッドも、3/4ozまでのMパワーと1oz以上いけるハイパワーな2モデルがあったのですが、パワーがある方にしました。

スペック的なところと、経験的なところがありましてそれぞれ書いていきます。

スピナベは記載重量より、重いという事実

こないだ、重さ測りでスピナーベイトを測ってみました。そしたらですね、「3/8oz(10g強)」のスピナーベイト、実際は18gくらいあったんですよ。結構常識的な話で、

◆スピナーベイトのパッケージって、ヘッドシンカー「だけ」の重さで表記されている
=表記自重+ブレードやらスカートの重さが加算されるということ

18gって1/2oz(14g)より重いわけです。となると、
・3/4ozまで対応のロッドに
・1/2ozの巻き抵抗の強いスピナーベイトをくっつけてしまうと、
ウエイト上限近いor下手するとオーバーウエイトなんです。

◆投げる+巻くが、ロッドも人間も、多少しんどい

ということがあるわけですね。
特に、軽量ルアー向けのロッドでウエイトギリギリのスピナーベイトを巻くと、穂先が入りっぱなしになってしまい、水中の様子がわからず、

◆障害物にめり込んだり、
◆レンジコントロールができているのかよくわからん

という状況になりました。

僕はメインのスピナベは3/8 or 1/2で使い分けています。となると、実態は3/4oz~くらいまでの重さを余裕を持って投げらて、巻ける方が良いわけです。なので、スピナベロッドはウエイト一杯のMロッドではなく、余裕があるMHくらいの方が扱いやすいわけです。

しかも、スピナーベイトって後述しますけど、アシとか、カバーにぶつけて使うわけで、しっかりと、障害物でピラっと弾かれてイレギュラーなアクションして欲しいのでそこそこの張りが必要、という意味合いでも、パワーは欲しいところになるわけです。

バーサタイルのMロッドからMHに持ち替えた時の衝撃

経験の観点でも。もともと僕は、スピナーベイトの釣りをしようとした時に、

6.5ftのMパワー・レギュラーテーパーのロッドを使っていました。

◆今でも買い戻したくなるくらいコスパも品質も良かったABUのファンタジスタ65MRです(廃盤)。赤いデザインも好きで、長いこと使ってました。

このロッド、コンセプトも含めてスピナベからワームまでなんでもできちゃうロッドだったんですけど。

◆ブランクスは少しMLに近い味付けだったんです=要は柔らかい感じ。

巻き抵抗が少ないスピナベだとよく釣れるし、投げやすさも抜群だったのですが、1/2で振り抜くと、高切れをしたり、竿が曲がりっぱなしでスピナベを巻く羽目になり、バスと根掛かりがよくわからないようなことも少なからずありました。

そこで、初めてスピナーベイトのコンセプトに寄ったロッド購入をしたわけです。

スピナーベイトロッドといえば、ノリーズのロードランナーシリーズが有名。僕ももちろん釣具屋で何度も手に取りましたが、あのデザインが僕はどうしても、ボートで釣りをする田辺さんしか似合わない(笑)という勝手な憶測で、「オカッパリの方がたくさんするしなぁ」って見送り、

◆EVERGREENのヘラクレス:RED MEISTER(レッドマイスター)67MH

にしたんです。こいつは

◆Dゾーン(スピナーベイト)専用・クランキングロッドを基に設計

なんて大々的に謳われていて、当時の僕にとっては、最高のロッドでした。6.7ftというレングスもドンピシャで。MHパワーで重さも7g~1ozちょいまで背負えるロッド。高い買い物でしたし、当時はMHなんて買って大丈夫か?って思ったんですけど。

買ったの日に印旛でスピナベ投げて、40弱のバスが釣れたのを覚えています。そこから、スピナーベイトの水中での解像度が一段上がったなと振り返ります。

明確な差として、
◆高切は0になった:まぁこれはウエイトのマッチングですからね・・・。
◆障害物をしっかり弾くようになった:アシの新芽にぶつけまくっても、しっかりスピナベがヒラを打つ、浮竹などもスパッと曲がってイレギュラーアクションをしてくれてそこでバイトが取れる
◆ロッドの上げ下げでレンジのコントロールがしやすくなった:ロッドが曲がりすぎないので、巻き抵抗やラインの張り具合で、なんとなくどこを引いているのかがわかりやすくなった

こんなポイントがあったかなって思います。結構衝撃的な発見でした。
おまけに、巻き抵抗があって多少ロッドが曲がっていた状態でバスが食べてきても、さらにロッドが曲がっていく設計。フッキングも半自動+自分でも追い合わせができるような感覚が楽しみでした。

*専用ロッドとかくと語弊がありすぎるので、補足すると、要はレギュラーテーパーに少し味付けしたMHロッドではあるんで、別にテキサスとか、ジグも専用ロッドほどではないけど普通にはできて、不自由しないくらいには釣れました。

テーパーはRないしRファーストくらいが良い

巻き抵抗を受けてくれるレギュラーテーパー、スピナベはカバーにタイトに突っ込むために投げやすさも大切、という観点から、テーパーはRテーパーないしは少しRファーストくらいのものが良いかなと思います。

これも経験則があり、ロッドのスペック表も読めなかった時代。Fアクションのロッドでスピナベをやりこんだことがありました。

(今振り返るとですよ?)フッキングがしずらいしずらい。バスが針先だけくっつけて引き摺られてきて、バスって気づいたら、反転一発でフックアウトなんてこともありました(いやこれ腕か)。パワーも十分なのに、しならせ方も違うから、キャストで高切れしたり。

スピナベロッドはやはりテーパーはRを軸にした方がいいかな、と思いました。

ロッドの軽さよりもバランス

スピナベロッドはリールも頑強なものをつけるので、古今のトレンドである「軽さ」だけで選ぶのは危険だと思います。スピナーベイトは繰り返しですが、表記よりも重い。つまり、大抵の場合ミドルウエイトのルアーよりも「重い」+巻き抵抗があるから巻いている時も重みを感じる場面があります。バランスが考慮されたていない軽いロッドに、重いスピナベをつけると、明らかにキャストの精度が落ちたり、リトリーブ中にもロッドを固定することが難しくなります。

これは、全体のバランスが崩れているから。多少ロッドに自重があっても、手首で投げられるくらいのバランスがされているロッドの方が、キャスト精度も上がり、疲労も軽くてすみます。

スピナベの自重を支えられるくらいのバランスがあるかどうかで選ぶ方が釣果が伸びるな、と思いました。

僕のスピナベロッド

というわけで、最近僕がスピナーベイトで使用しているロッドはというと。。。探すの苦労しました。僕はパックロッドオンリーなので、スピナベコンセプトなんてないわけで。色々使って行き着いたロッドをご紹介します。

Fishman BC4 510LH(紹介記事へ)
全然スピナベ向けなんて広告されていないロッドですが、パックロッドを色々使って、実はこいつ、すごいスピナベ向きなんです。
◆LHは実態、バスロッドのMH相当の使用感だった
◆Fishmanの曲りやすいテーパーはスピナベロッドに近い
◆とはいえリトリーブ中は張りがあり、障害物にパシッと弾かれてくれる
◆同じくFishmanのキャスト時の激曲り仕様+6ftを下回るレングスは精度がとにかく良い
◆対応ウエイト7g~40gで重めのスピナベであれば余裕で背負える
というわけで、最近はスピナーベイトは510LHで投げて、実際に釣れます。

じゃ〜なんで、ロッド一本別注したの?

いやいや、霞や大規模河川の遠投ゲームも増えてきて、ちょっと長くてスピナベ向きのロッドが欲しくなったからね(笑)

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