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【25/5/2】 湯原ダムオカッパリで人生初の50UP捕獲 GAME#18

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かの有名なデカバスハンターdeps奥村プロ。20年余り前の田辺さんとのビッグバス捕獲対談で「デカバスを釣るにはワームを(アピールするのではなく)隠して釣る」という独自の言い回しをされていました。

「ワーム隠したら見つからないじゃん、釣りちゃうやんけ、プププ」と素人丸出しのツッコミを入れていたアタクシですが、今回そんなことを思い出す出来事が起こりました。

さて、嫁の帰省DAY2はそこそこ有名な湯原ダムに挑戦してきました。オカッパリで。

目次

湯原ダムはオカッパリポイントは皆無

湯原ダム。岡山県の真庭という山間部にあるダムです。関東の方に説明するなら、うるさくない箱根みたいなところです。静かな山間の温泉地。ダムより下流はルアー釣り禁止でニジマスのフライ釣り場みたいになっていますし、支流ではヤマメやアユが放流されています。自然豊かで静かな温泉街です。個人的には箱根や熱海のような「ザ・温泉街」は苦手。釣り場や自然環境が残された湯原は好きな場所です。

「湯原ダム オカッパリ」で探すとわかると思いますが、行ってきた感想から、はっきり言いましょう、湯原ダムにはオカッパリできるところなんてろくにありません。

いや、もっと役に立つ情報として言葉にしましょう。

普段護岸整備された場所で釣りをしているアングラーが、「家族や仲間で仲良くオカッパリバスフィッシング!」したいなら、むしろ「行かない方が良い」とすら言い切れます。斜面が角度が手加減なし、山道/がれ場を歩く、駐車ポイントわかりにくい、3拍子揃ってます。

逆に、山岳渓流釣りとかされている方からすると余裕レベル。冒険したいなら、超絶ありです。手付かずの自然(「マムシ注意」の看板が至る所にあり、実際に道路で蛇を目撃できます。「落石注意」の看板が本当に落石でへこんでます、ガチ感アリ)と綺麗な水(これは本当に。土から綺麗な水が湧き出てるポイントありで感動します)で最高のロケーションで釣りができます。釣り終わってから10分で日帰り温泉もあります。


とある観光サイトに「バス釣り宣言!」なんて書いてあるんですが、政治家のマニュフェストレベルのものだと思ってください。オカッパリアングラーの足腰を破壊させて温泉(湯原の名誉のために言いますが、温泉はリーズナブルだし、最高です)に誘導しているんじゃないかと思うほど、ポイント同士は遠い(車で30分ずつくらい離れてます)ですし、駐車スペースからクソほど歩きます。

*菊の湯さんHPより(https://www.yubara-kikunoyu.com/sight/blackbass/)

とんでもない遊漁料、ボート屋も多分存在しない(これは憶測ですが、全く見かけませんでした笑)など、まだまだ言いたいことはたくさんあるのですが、とにかく、オカッパリは簡単ではないです。

あれこれしているうちに、見つかった陸っぱりポイント・・・実に4つ。すくな・・・。

しらみつぶしに1つずつアプローチします。

釣行の概要:冷たい雨ふる山間部のダム

  • 釣行回数:#18
  • 日付:2025/5/2
  • 場所:湯原ダム
  • 天候:雨後曇り後大雨後午後は晴れ
  • 気温:16度(最低気温9度*釣行中は常時14度前後、雨風でパーカーがないと寒い)
  • 水温:14.5度(表層)
  • 風速・風向:北西 1~5m
  • 時間:10:30~15:30
  • 狙いの魚種:ラージマウスバス
  • 使用したタックル:後述

初場所です。嫁の実家に泊まるときには、必ずこの温泉街で来ていたので、存在は知っていましたし、湖岸をドライブしたことはありましたが、上述の通り、釣る場所が見つからずでやっと竿を出せました。

余談ですが、20歳くらいの時に、たまたま安く買ったバス釣りのDVDが湯原ダムの攻略モノでした。関東地方でしか釣りしてないのに中国地方の知らないダムの攻略DVDを購入している当時の自分のセンスに絶望する一方、中国地方に実家を持つ嫁を見つけることを予知していたとするなら褒めてあげたいものです。
当時、「ユバラダムねぇ、どこにあるんだろ」でしたが、嫁の実家から車でギリ行ける程度の距離でした。実は、午前中は別の野池で少しだけ竿を振るつもりでしたが、釣り禁止とのこと。一気に湯原ダムへ。

さて、天候ですが、岡山県北部は前夜から結構な雨(ボツボツレベル。それも冷たい雨)が降り続けていました。午前中には上がる予報も、断続的に降ってきます。北風も相まって、めっちゃ寒いです。

特に湯原ダムは山間部なんで、くっそ寒い。

この数日中国地方山間部にいたんですが、強めの北風がずっと吹いていて、寒かった上、季節進行は遅れている様相でした(地元の実家家族談+僕も花粉症が全盛期ばりに再発)。

ポイント1:行ってみたら最上流の川だった(笑)

最初のポイントは北東部のポイント。駐車スペースから歩いて斜面を下ってびっくり最上流。川です。

斜面を歩いてわかったのは、結構減水しているぽい。陸上に落ちているものが、「もともと水中にあったんだろう」という「水中キャンセル界隈(今若者で流行ってるらしいですよ)」でした。歩きずらいものの、獣道風になってはいます。満水時は入れないみたいですね。満水時は駐車場付近まで増水するって看板が立っていました。ダムですからね。

ほぼ渓流です。

10:30頃の開始ですが、朝からの冷たい雨がここへきて時々結構なシトシトレベルで降ってきます・・・水温は14度。結構低い。気温もレインコート着ててもスースー。
雨の濁流で、茶色い水が上流から流れ込んでます。上記写真のダムとの合流部では、少し水が良くなります。流れ部分ではニジマスなのか、なんなのかがライズしています。



1〜2時間、下流に向けて流しますが、ノーバイト。途中カッパを着ていても防御不能な雨で、中断。

ポイント2:山道を超える岬

車で昼ごはんを済ませ、雨の間に移動。夕方には湯原で風呂を済ませて、嫁の実家に向かうするために午後は温泉街に近いダム本湖に戻らないいけないわけですね。上流は水温も水質も良くなかったので、ちょうど良いです。

そして、天気もなぜか急回復。嘘みたいに晴れてきます。

ポイントは岬に狙いを定めます。岬・・・深場が近く、生命感が高い場所。バス釣りでは常に一等地とされているポイントです。ワクワクしながら、ポイント付近の駐車場へ。どうやら山道を歩いて、その岬に出るらしい。

釣り道具を持って、岬を差ししめす看板を参考に、Googleマップ片手に山に入ります。

・・・道も看板もしっかりと整備されてますが・・・結構なアップダウンがあります。1kmないくらいの距離ですが、我々中年勢、かつタックルバッグ持ったアングラーには結構な山道です。
15分ほど歩いてついに岬に出ます。

さて、さらにこの岬、特に僕が覗き込んでる左側はですね、写真ではあまり伝わらないんですけど。

「落ちたらまず助からない」レベルの高さと傾斜、深さです。おまけに風がビュンビュン吹きつけており、バランスを崩そうものなら真っ逆様に深いダムの直角岩盤行きです。

ということで傾斜も緩やかで、かつ足元が浅い右側へ。ちょうど風をブロックしてくれており、釣りがしやすいです。釣り開始。
岬といえば先端からがセオリーですが、強風すぎて、岬の先端はどうしようもできません。

というわけで、風裏になっている岬の根本側でタコ粘りを決定。

最初は生命感がなかった岬ですが、雨が上がり日が差し出すと、ベイトフィッシュが岸沿いを泳ぎます。

しかしバスの姿はなし。でもなぁ・・・この岬を回遊しないでどこを回遊するんだ!くらい大きな岬なので、粘ります。いや、本音を言いましょう。「湯原ダムに他に移動して陸っぱりできる場所があるはずない」「15分かけて歩いて、さらに10分くらいかけて斜面を降りてきたポイントをそう易々と見切れるはずないだろう」、ただそれだけです。

ベイトがいるのか〜と、シャッドやスピナベをベイトのいるレンジから少し沖に通したり、キャロ、テキサスで岩場にアプローチ、全てを試しますが、ダメ。おまけにお気に入りのブレーバーをロスト。節約で在庫豊富な10年もののカットテールをネコリグにして投入します。

突如現れたデカバスをサイトで仕留める

かれこれ1時間以上でしょうか?全く回遊が入ってくる様子もなく、嫁にはショートバイトが2度ほどあったそうですが、バスかどうかも怪しいとのこと・・・移動するか・・・と最後の数頭を立木に投入します。

14:00。これでラスト!と立木にカットテールを投下します。

投げ終わった頃、写真の奥(立木の右)から、大きな魚影が浮いてきます。灰色に見えます。灰色は大抵マスとかコイ。デッカ・・・コイかな・・・

立木の前で魚体がフラフラとスピードを緩めます。凝視。

・・・

!?

柄的にバスじゃね!?偏光グラス越しにバスの柄を確認!一気に緊張が走ります。僕とバスとの距離、3m程度でしょうか。この透明度の高い水・・・向こうからも見えてるはずだ。動いたら、逃げられる・・・。

その時の位置関係が以下の図(落書きではありません、僕の全力の絵画)です。その奥の木に僕のワームが沈んでます。

立木に沈めたワームがあって、その手前を魚が通ろうとしているわけです。

これは、先週の房総リザーバーのサイトが生きる瞬間!その時はブレーバー5.8inch、今はカットテールなだけでネコリグは一緒。フックはネコリグ用でかつ太軸にしてある。

しかも、前回は離れた高台から気を使ってキャストしましたが、今回はすでにワームが沈んでいる分、キャストする人間の影や動きや着水音というリスクが消し込めています。冒頭の奥村さんのいう「隠す」がオート(偶然・奇跡ともいう)実現されている状態です。

バスの泳ぐスピードはトロトロですが、こちらがこれ以上ワームを放置してしまうと、バスは通過してしまう=バスの後ろをワームが通ってしまう。すでにギリギリの位置関係だったので、やっと見つけたバス、勝負をかけよう。立木に落としていたカットテールを一気に細かくシェイクさせながら急浮上させます。タイミング的にはギリギリです。

すると、バスが、ワームの動きに反応して、体を向きを変えました。僕に横面を見せていたバスが僕の方を向くくらい露骨に体の向きを変えます。ワームに興味を持ったような動きです。

バスの魚体とワームが視界上で重なってしまい、僕はワームの場所がわからなくなります。しかし、バスの体の向きからワームの場所を予測して、一旦シェイクして浮き上がらせたワームをフリー(ラインの糸切り波動でスレないように念の為ね)にして一呼吸フォールさせてもう一度シェイク(先週のリザーバーもこの一瞬止めて、またシェイクで食った)で目の前に飛び出させると

バスが赤いエラ裏を見せて反転!

バイト!反転しているので、多分もう食ってる!

思い切りフッキング!乗った!!

ギーーーとドラグが出ますが、そんなに引きが強いわけではなく、単純に重い引き味です。
沖に潜ろうとしますが、ドラグをいい具合にすると、抵抗はしつつも意外と素直に、安全な浅場に近づいてきます(下記写真の浅いところ)。先週の房総ダムの40UPはカバーに巻こうとしてきましたが、ここは比較的カバーも少ないうえ、立木の手前で食わせてるので、立木から離れてしまえば、大丈夫でした。

結び目切れだけが怖いのでしっかりと消耗させて、ハンドライディング!

でっか・・・・。多分人生で釣ったバスで一番でかいです。上顎0cmに合わせて52.5cm。下顎からだともう少しでしょうか。痩せてて引きもヌルっとしてたからアフターの個体?知らんけど。

これまで、50・・・くさいバスは何尾かだけ釣ったことはありましたが、ずっこけてオートリリースしたり、メジャーがなかったりでちゃんと測ったことなかったんです。改めて人生初のランカーバス。感慨深いです。

しかも、危ない山道抜けてきて・・・苦手なクリアウォーター、サイトで・・・疲れが吹っ飛びます。一方で、オカッパリできるところが少ない初場所ということを考えるとただのミラクル。タイミングやポイントも含めて、事故みたいな釣れ方で手放しに喜べないところはありますけど(笑)。なにかこう、「ここにバスがいると思ったんだ」ってよりは「いつか入ってくる岬で粘ってたら釣れました、他に投げる場所もないみたいでしたし」みたいな(笑)。

しかし、先週までのサイトの釣り方を生かすこともできてますし、ポジティブに捉えたいと思います。


ボートスロープは強風で釣りにならず

その後、3つ目のポイントであるボートスロープへ移動しました。しかしこの日の北風をモロに受けてしまい、キャストもままならずジャブジャブでラインが操作不能・・・おまけに減水でオカッパリで打てるポイントはほぼありませんでした。もう少し水が増えた日であれば、シャローにバスが入ってきそうです。季節的にパスですね。

温泉に行く時間となりタイムアップ、納竿。

別日に北西の陸っぱりポイントも視察

*5月4日に少しだけ北西のオカッパリポイントも覗きましたが、こちらもベイトはいるものの1尾だけ見えバスが沖を優雅にフラフラだけ。フィーディングやスクールは確認できずでした。すごい減水してますね。湯原ダムは清流や山の湧き水から貯水しているようで、減水で川の流入部の地形がよくわかります。チャネルがよく見えたり、深い抉れがあったりする場所がわかったので勉強にはなりました。桧原湖みたい。

使用タックル

タックル1:スピナベ・チビビッグベイト・ジカリグヘビーバーサタイル

  • ロッド:TULALA Baksyn Heavy Wire 70MH
  • リール:SHIMANO カルカッタコンクエスト100HG
  • ライン:シーガーフロロリミテッドBASS 12lb

スピナベとブラストボーンで使用。アフターはマキモノは難易度高いですね。クリアウォーターだと心が折れます。

タックル2:ダウンショット・キャロ・ネコリグ

  • ロッド:JACKALL×SHIMANO 24POISONアドレナ 164L-BFS/2
  • リール:Loongze AirLite DBC A100(右)
  • ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター6lb

ランカーサイズもしっかりとリフティングしてくれました。今年の釣果、ほぼアドレナです。サイトでの細かなシェイクもできますし、フッキングしてからもしっかりしなってくれる上で、パワーもある。バス以外向けのロッドを使っていた頃に「もっとこんなロッドでできたらなぁ」というパワー・感度・操作性を補強できたと改めて感じました。

ヒットルアー:カットテール4inch

説明不要のワームですね。このワームで釣ったの、実は20年ぶりです(笑)。20年前はこいつをダウンショットにしてちょん掛けしておけば印旛新川で無限にギルとバスが釣れました。

以来、何か困った時のためにワームボックスには3本ほど忍ばせてますが、まさか50upにも効くとは・・・。

いつも使っているブレーバーがラスト2本だったので、節約のために、カットテールに1.3gのネイル打ち込んで使いました・・・がブレーバーとはまた違う、キビキビした感じの生命感でしっかりとテンポよく沈めたい時のネコリグにはこいつの方がいいな、とすら思いました。ウォーターメロンで釣りました。

フックはマジネコフック。これはフックの軸が強いのと、スナッグレスセッティングもしやすく、針先が鋭いです。実は今回のバス釣る前に偶然、このフック試してみたくてマスバリから変えてみたんです。針先鋭くて指にフックの先が軽く刺さってしまい少し出血してました。が、結果的にその鋭さがデカバスにちゃんと刺さってくれたんだろうと思います。結び目の輪も大きいので、ダブル系のノットが綺麗にしやすいです(ダブルクリンチノットにしておいてよかったぁ)

クリアウォーターは目で探す・呼ぶ?

連日綺麗な水で釣りができているわけですが。

クリアウォーターは前日の記事同様、やはり、まず目で探してみるってのが大事かもしれません。魚探かけて、バスやベイト探せるならいいですが、オカッパリでくまなく魚探がけはできません。となると、やはり、高台などからしっかりとバスなり魚影を探して、仮説を立てることが大事だな、と。いないなら、いそうな地形で粘るしかないんですけど、いなさすぎると心が折れますね(笑)。

また、やれはしませんでしたが、おそらく、バスを「呼ぶ」というルアーも有効では?と考えました。
ブラインドでは波動で寄せたりしますが、クリアだと、波動もそうですけど、逆にビッグベイトなどデカイルアーで遠くから寄せに行く作業で、「浮いてくる前」のバスを連れて来られりして、なんて・・・これは完全な予測ですけど。挑戦してみたいな、と思った次第です。

5. まとめ

この日の釣果は以下の通りです:

  • 1フィッシュ
  • 累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回):5
  • 累計釣行回数:18回(別日回は渓流釣り同日のため未カウント)
  • 累計キャッチバス数:16尾

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