普段、やれ高滝だ、霞ヶ浦だ〜って釣りに行ってるのはこのブログでなんとなくわかっていただけると思います。とはいえ、僕も江戸川とか印旛なら新川とか、住宅地近くを流れる河川で釣りって結構やってはいたんです。近いし、人がいるから安全だし、投げやすい場所も多い。修行にはうってつけなんです。しかし、この10年で都会型の川ではそんなに釣りをやらなくなりました。もっぱら、高滝とか、茨城の湖川です。
その理由なんですけど、50%くらいは、「都内に住んでるから」だと思うんです。月並みな表現ですけど、都会の喧騒から逃れることって意外と歳を食うほど大事になりまして。住宅があまりに近いと、生活圏に雰囲気が近くて、釣りしている感がなくなってしまうことがあるんですよね。緑の匂いとか、ひらけた空を見ながら歩き回るのが、小さな非日常だったり。
さて、3月1週目はとにかく大寒波でした。先週の日曜日には最高20度あった気温も、火曜日には雪まで降って最高5度、最低0度。前日の8日も雨で極寒でした。花粉に低気圧に僕のコンディションも低調(頭痛するし、肌荒れるし)な週末でした。要は「釣れる気が全くしない」週末となったわけです。非日常を味わうことより、「わざわざ遠出したくない」方が勝るような状況な訳で。竿は振りたい、ハイシーズンに備えて、季節感は感じたい、でも遠出するほど釣れる気がしない。だから、電車で30分余りで迎える運河でのチョイ釣りにしたんです。
と言うわけで今日は都内を流れる運河、花畑運河に挑戦してきました。久々の電車釣行。ハイプレッシャー、タフスポットです。わかっちゃいるんですよ。でも挑戦したいのが釣り人のサガってやつです。
1. 釣行の概要
- 釣行回数:#6
- 日付:2025/3/9
- 場所:綾瀬川(花畑運河)
- 天候:快晴
- 気温:~14度(最低気温2度)
- 水温:8~11度
- 風速・風向:北 0~2m(吹き抜けで水辺は倍くらい)
- 時間:16:30~17:50
- 狙いの魚種:ラージマウスバス
- 使用したタックル:後述
最寄駅からレンタルチャリなら10分弱。歩いても15分程度。住宅地を歩いて抜けるような経路です。うん、都内の日常。
運河沿いには民家と結構な交通量の道路、釣りをしていると聞こえてくる歩行者の話し声。うん、都内の日常。釣りをしている感、全くなし!(笑)。
とはいえ、人口の多いエリアということもあり、決して暖かい日ではありませんが、先行者1名、途中からもう1名増えて、そこそこ釣り人が入れ替わって入ってきます。
ちなみに運河は工事の影響もあり、下記の写真の区間だけ釣りができるような状況でした。1時間もあれば撃ち切れる運河ですね。減水しているようで、川幅も余裕で対岸に届くような距離感でした。
うん、日常。

2. ポイントとアプローチ
ポイント1:運河〜水門部
- 状況:減水。
- 使用ルアー:レッグワームダウンショット・メタルバイブ
- 釣果:0
2回くらい、運河の中でボイルっぽい生命感はありますが、バスか?狭い運河をボトムのズル引き、メタルバイブのリフトフォール、ファストリトリーブ、中層リトリーブ全部やりましたが、反応なし。
他、何すればいいの?で日没を迎え、風が吹き抜けて寒い・・・ギブアップ。1時間程の釣行を切り上げました。

3. 使用タックル
タックル1:ライトバーサタイル(1タックル)
- ロッド:Fishman Lower 73L
- リール:Loongze AirLite DBC B100(右)
- ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター5lb(15m)
電車釣行ということもあり、1タックル。7gキャロ、7gメタルバイブを投げました。PEベイトはめっちゃ飛びますね、やはり。低弾道でバンバン決まります。
が、僕、リーダーの結束方法をミスったのか、なんと釣り途中にPEラインが裂けてしまい、スプールに引っかかり出しました。1本のPEラインがスプール内で破けたように避けて、その避けた端っこのラインが他のラインに絡みついてしまうわけです。PEを湿らせて避けた部分を撚り直しましたけど。PEって多分1度傷をつけてしまうと、トラブルは増えますね。ただ、飛距離と投げ感は代え難い。釣れない冬は、キャストの爽快感がないと精神を病みそうなので、巻き替えてもう少し様子みようと思ってます。
タックル2:電車釣行に役立ったロッドショルダーケース
昨年購入したフィッシュマンのショルダーソルトケースアドバンス。
こんな感じでパックロッドをリール付きで背負えるんですよ。
これ、
・ケースも軽量で嵩張らない
・リールもつけっぱで組み立てがいらない
・ケースは畳んで、ポケットに入る
で、機動性高いです。今回は電車でも重宝しました。ティップカバーも付属しているので、車内では人やものにぶつけないようにカバーしておけば安心です。
4. 釣れない日にはタックル比べ
まぁ水温8度で、雰囲気もないので、釣れないことは想定内。やることは大抵キャスト大会です。
ちょうど3人で釣りに来ていたのですが、それぞれ
・Fishman+loongze
・シマノスコーピオン1652R-5+20メタニウムMGL
・ダイワブラックレーベルトラベル C66M-5+アルファスSV TW
ミドルエンドのタックルたちがメーカー別に揃っているわけです。
これが面白くて、
・やっぱりシマノは爽快感ある振り抜き感と着水前も無駄のないカラっとした自然な失速(スプール痩せしていたのでラインをもっと巻けば楽しかっただろうな)。
・ダイワはブレーキがしっかりかかっているしっとりとした挙動。でも一定を超えるとシマノに肉薄する爽快な投げ感もある。ブレーキのダイヤルも効果が感じやすいので、安全な感じ。
・loongzeはスプールがとにかく回る。かっとぶけど、挙動がよくわからない(DCだしね)
メーカーをサードパーティを混ぜながら比較して投げるのはとても面白かったです。これでミドルエンドでしょ?今では五年前のモデルばかりですけど、十分コレで十年釣りできそうですよ。

5. まとめ

この日の釣果は以下の通りです:
- 0バイト0フィッシュ
- 累計:0
- 累計釣行回数:6回
- 累計キャッチ数:0匹
水温が8〜10度の日が続いてますね。あちこち行ってもそうそう釣れません。サンデーアングラーの春はまだまだとおい!