年末の記事で、2025年の釣行データを記事にしてみる、ということを宣言しました。前回は「釣れたルアー」。

第2弾は、ちょっと渋い内容。「水温」です。
たくさん釣りに行くようになって、特に冬や春に意識するようになったこと、それが水温です。
50回超釣りに出て、思ったことを最初に書くと、
バス釣りは水温が全てではない。が、水温を軽視すると迷子になる(ビジネス格言風)。
というわけで今回は水温について、経験談とデータを記していこうかな、と思います。今回も実際の釣行データをつまみ出して紹介します。
なぜ水温が大事なのか
まず、なぜバス釣りにおいて水温が大事なのか。例を挙げてみます。20年ほど前の僕の実体験。
3月中旬のとある日。その日はポカポカと暖かく晴れた春らしい日でした。釣り雑誌を見ると、「ミノーで”春爆”」という春の爆釣記事が踊っていました。
「こんなに暖かいし、もうバスが釣れるのではないかな?」と印旛沼に繰り出し、竿を振る。もちろん、全く釣れない・・・。
こんな体験です。
何が言いたいのか、
人間にとっての春っぽい日≠バスの春。
たまたま暖かい日が1日あったからといって、バスが春の動きをするなんてことはないんです。当たり前?しかし、それでは、何をもって判断すればいいのか。
水温です。
魚は変温動物で気温よりもまず水温の影響を受ける+水は「温まりにくく冷めにくい」と言われるようにたった1日の日中の気温で突如変化することは期待できないわけです。
つまり、魚の季節(の結構な比率)は水温が決める、と言っても過言ではないわけです。
また、有名な元釣具屋さんのブログでも書かれていますが、
釣りで数値化できる数少ない指標=水温
なのに意外と釣り雑誌や動画などでは見落としがちです。でも、せっかくの指標、活用しない手はない。だから水温って大事なんです。
・・・というよく言われることはこの辺にしておいて、筆者のデータで見てみましょう。
事前告知:計測方法の注意点

表層水温で計測しています。
水温の測り方ですが、全て
岸際の表層水温*基本はその日の最高水温
です。全てを手持ちのダイワの非接触水温計で測りました。これは、水に近いところからボタンをピッと押すだけで測れるので楽です。しかし、表層までしか測れないんですね。本当は沈められる水銀式が正確なんでしょうけど、どうせ使わなくなるので、スピード重視の水温計にしました。
今年はディープの水温も知りたいので、ちゃんとしたの買おう、と記事を書いている最中に思いました。
土日祝・関東地方or平野部各地を一緒くた。陸っぱりデータです。
茨城、千葉を中心としたデータです。桧原湖など山間湖・ボートは省いています。釣りに行くのは土日祝か連休ですので、1週間ごとくらいのデータとしては良い並びかと。
時間帯・水深・濁り・水位・風・天気・ルアーは様々です。
そして、水温と釣果の因果関係ですが、天気・濁り・水位・風・気候は特に限定せずに横並びにしています。
雨だったから釣れた/釣れない
ダウンショット封印したから釣果落ちた
などは補正をかけていません。つまり、その日に別の釣りをしていたらもっと釣れていた可能性を残しているということです=水温で釣果を決めるものではない、ということです。単純に水温と釣果だけを並べ立てたものとして、とらえてください。一応特筆すべきシチュエーションは記事文章で補足しますが、あれこれ論じるとまとまらなくなるので、あくまで水温を主軸に書いていこうと思っています。
釣果と水温の実績データ

*グラフ軸:左軸が温度・右軸が尾数
はい。水色の線と数字が水温です。赤い網掛け指定あるところがこの後解説するところ。黄色の棒グラフが釣果です。複数人で行った時のデータもあるので、正直フェアじゃない数字ですけど。
一番左の赤部=初バス。水温13度。超ドシャローのスピナベフィッシュ
2025年初フィッシュですが、水温は13度のドシャローでした。コイにまじってシャローにいたバスが釣れました。その前週の12度の際にもメタルジグでラインブレイクをしていましたので、12度〜13度あたりになると、シャローにバスが刺してきた。その翌週14度の日にも釣れて、そこから徐々に釣果が出始めました。ハイシーズンにも釣れたスポットに13度前後で入ってきだしたと経験上は言えるようです。

左から2番目の赤部:20度が最適水温はホント:ハイシーズン
20度を超えると釣果がより安定してきます。小バスは増えますが、明らかに釣果が安定、突出した日も出てきます。そもそもバスの適水温は18〜27度、20度前後は最適といわれますから、当然っちゃ当然。この時期はシーズナルの居場所や動きを捉えれば、いい釣果に当たる確率が高いということですね。水質や水位、季節ごとのパターンでのフィールドの傾向を捉えることが大事になってくるわけですね。
*8月。30度は活性が下がると言われてますが、オープンウォーターでやることの多い僕はモロに影響受けてますね。こういう時は流れやシェードなんでしょうね。
水温から話が離れますが、
・スポーニング(ネストは自己判断)*カニがいるフィールドはカニ
・アフターはネチネチブレイクをライトリグ
・初夏〜ギルがシャローにできてきたらギルパターン
・真夏にエビやゴリが沸いていたら小型ベイト
この辺りで水温と季節による生き物の傾向で攻め方を変えることが、水温にもまして重要かもしれません。

右から2番目の赤部:11月から水温が落ち出すけど、釣れる水温箇所はある
僕は11月は冬!と思いがちでしたが、水温で考えると、17度前後。上旬は意外とまだ釣りになる水温です。シャローからディープに落ちていく感じはありました。沖で釣れることも増えてきます。ベイトが落ちるとか、深場の水温は適水温が残っているとか、そういうことなのでしょう。
一番右の赤部:12月やっぱり13度前後が最後の釣果だった
2025年ラストフィッシュを釣ったのが、12月上旬。水温は14度。前の週に12度まで落ちているので、やっぱり春の初バス同様の13度前後が普通に陸っぱりしてて食ってくれる水温なのかなぁ、と。
しかし、春と違うのは(スポーニングに絡んでシャローに縛られる春とは違い)、沖への超絶遠投でやっと絞り出した一本だったということ。でも、シャローの食わせでも、同行者に一本でていたのでシャローに残るやつはまだいたんで、やっぱり動ける水温なんだろうな〜、と。暖冬であれば、12月まではオカッパリもチャンスがあるという見方ができます。

10度以下の厳寒期はどうなのか:釣れることがわかった
では、10度を切る1〜2月はどうでしょうか?
僕はもう釣れない時期として割り切っていました。いくのやめてました。
が
先週の記事の通り、グラフの右端。1月11日は2箇所を回りましたが1箇所に釣果グラフがついてます。表層6度でも、釣れました、3本。個人的にはミラクル。

わかったことは、雑誌でも言われていますが、厳寒期にも、フィーディングに上がってきている個体はいるということです。しかし、数は極端に少ない。ディープが近いところで回ってくるのを待つという気の遠くなる作業になります。まぁ偶発的ヒットってやつでしたが、偶発ゆえに、食うバスがいたということだけはわかりました、もうあんな寒い中やりたくないですけど(笑)。
だからこそ、水温が全てではない、と言いたいのですが。
釣れる水温を意識して組み立てる
2025年の水温データ、いかがでしたでしょうか。繰り返しになりますが、水温が全てではない、ですが、水温は大事な指標になります。僕はこの1年計測を続けてみて、(僕の釣り方では)13度超えていると「釣れるかも!」と結構テンション高く竿を振り続けることができるようになりました!
水温計は必携
バスプロのボート(魚探)には水温計が装備されています。今年の春先に高滝湖で出会ったヘラ師の方も水銀式の水温計を水に沈めて測っていました(水中水温を教えてくれた優しい方でした)。フナ釣りでも大事なんですね。
プロも水温を意識して場所を探すことは結構当たり前にしています。陸っぱりでも、指標化できる水温を測らないのは勿体無いです。水温計を持って、その日のコンディションを測ってみるのも釣りの道標になります。この1年測り続けて、ルアー2個我慢してポイントの状況が相対的にわかるならいい投資かな、と思っています。
体感やニュースに振り回されずに水の季節を追う
水温を計測することで、その日の攻め方や季節感に自信を持って釣りに臨むことができるようになると思います。人間の体感や天気予報の言葉ではなく、水温と経験を紐づけて、季節変化を感じ取り、釣り方を組み立てていく、経験と共に指標となる水温を溜め込んで釣果アップしたいですね。
水温はわかった、じゃ〜どんなルアーが釣ればいいのかについても記事があります。同じ2025年データシリーズもぜひ読んでみてください!

