3連休最終日は印旛新川へ。この叩かれまくった3連休、最終日になぜ激渋の新川へ?
そう、着弾したのです。夏に発注して生産待ちとなっていた、聖剣がついに。
*10/19無事入魂!
Baksyn(バクシン)✖️TULALA(ツララ)のHEAVY WIRE(ヘビーワイヤー)70です。今日は実家の千葉に帰りがてら、新川で試し投げをしてきました。
手持ちのFishmanでカバーしていない巻物MH+ロングロッドのコンセプト
こんなにロッド持ってるのになんでまた、しかもFishman統一だったのに・・・・。
それは今年、バス釣りでスピナベやヘヴィキャロといった比較的重量あるルアーを使った釣りに徐々に回帰してきたことがきっかけでした。
かつてスピナベ特化のMHロッド(エバーグリーンのレッドマイスター)を使用していました。スピナベ使用を中心としたモデルということで、スピナベでも釣れるし、テキサスなどでも釣りができたことから、バス向けのMHロッド、もう一度ちゃんと使いたいな、と思ってしもうたわけなんす。
そもそも、僕のロッドでは下記の図の赤いポジションがちょうどなかったんですね。
7ft台だとFishmanのLOWER 73Lがあります。こいつは今年最多のバスを連れてきてくれた最高のロッドなのですが、とはいえ、パワーはM寄りのLで、スピナベの巻抵抗は正直結構しんどいものがあります(とはいえ3/8までなら普通に釣れるし、14gのヘビキャロでもできる最高の一本なのです)。が、霞、檜原湖、K川など、結構ブレイクまでぶっ飛ばすみたいな釣りが増えてきて、7ftで、もう少し強いロッド、あったらいいな、と。
スピナベメーカーバクシンとパックロッドメーカーTULALAのコラボモデル
結構謎おおきロッドなのですが、僕はずっと目をつけていたロッドです。
というのもですね。スピナーベイト好きには根強い人気を誇るバクシンさんのスピナベロッドを、パックロッドの怪魚ブームを牽引したロッドメーカーのTULALA(ツララ)の製法で強靭化したというスペシャルなロッドなわけです。
ロゴも併記されています:
販売店のファインルアーズさんがかなり詳細にコンセプトを公開してくれています:
前提として10年前に6.3ftモデルと7ftモデルでMパワーとMHパワーをそれぞれ発売していたのですが、完売となり、以後、復刻を待つ声が止まなかったということですね。
TULALA x BAKSYN コラボレーションロッド
第一弾のLite Wire70と
第四弾のHeavy Wire70が10年の時を経て復活致します。
復活といってもただ同じものを再販するわけではありません。
この10年間でガイドやブランク製法などの素材の進化、
そしてこの時間を経て得た経験による深化を詰め込みました。開発基本コンセプト
・ 長時間のキャストでも疲れにくいこと
・ フックをしっかりとより深くバイトさせること
・ かけた魚をしっかりと曲がることで確実に獲ること
・ 持ち運びと使用時の性能の両立
・ より長期間の使用に耐えられること(今回より追加)ユーザーの方の多くの復活リクエストを賜った分、
販売店ファインルアーズさんHPより<https://finelures.shop-pro.jp/?pid=180588282>
この先の10年、それ以上愛用していただけるロッドとして仕上げています。
〜中略〜
素材の進化で全体がリニューアルされています。
グリップはリールのローダウンの進化に合わせ前作のFuji ACS から Fuji ECSを採用。
ラインガイドはシングルフットにはFuji KGガイド(ステンレス) を採用し強度を上げています。
(ガイドのステンレス化は単なる低価格化の為ではなく、長年の使用を考慮し、金属の持つ特性で採用しています)
全体の素材の重量を考慮してより軽く感じるように再バランス化しています。
ブランクの製造技術向上に伴い感度も向上、ルアーの挙動がより分かりやすくなっています。
ジョイント部の増加によるフロントヘビー化を完全に抑え込みました。
LiteWire70、HeavyWire70共に前作以上のバランスの良さを実現しています。
Youtubeにも当時のコンセプトを代表の方が語っています。
満を持して、進化した姿で再販された、まさにスピナベパックロッダー待望の一本。
ファインルアーズさんでは、予約販売ということで、夏には予約を入れて、到着を待っていたわけです。
HEAVY WIREの基本スペック/兄弟機のLITE WIREも
こちらもファインルアーズさんが詳細に記してくださっています。
このシリーズには大きく2つあります。
◆1/4~5/8ozまでを背負えるLiteWire
◆1/2~1.5ozを背負えるHeavyWire
*旧型には6.3ftのモデルもありましたが、今回の復刻リニューアルは7ftモデルの模様
詳細スペックもファインルアーズさんが公開!下段のHEAVY WIREが僕が購入したモデルです。
☆SPEC☆
Lite Wire70 Price:49800円(税込)
7.0ft 3ピース構造
Midium Light
action Regular taper
Weight:約164g
Grip:Fuji ECS
推奨ルアーウェイト:1/4oz~5/8ozHeavy Wire70
販売店ファインルアーズさんHPより<https://finelures.shop-pro.jp/?pid=180588282>
Price:49800円(税込)
7.0ft 3ピース構造
Midium Heavy
action Regular taper
Weight:約166g
Grip :Fuji ECS
推奨ルアーウェイト :1/2oz~1.5oz
僕は、Lite Wireにしてしまうと、それこそFishmanのLOWER73Lと適合ウエイトがかぶってしてしまうので、必然的にHeavy Wireになるわけです(1回ミスってLiteを発注してしまった、危ない)。
あとですね、スピナーベイトの性質を考えた時に、
3/8のスピナベってブレードなどの付属品の重さを加算していない場合が多い:つまり、3/8ozのスピナベってブレードなどを入れると1/2ozくらいになるんです(試しにキッチンの計量器でスピナベを測ってみるとわかると思います!)。
となるとLiteWireだと、1/2ozのスピナベがしんどいのではないだろうか・・・!という不安に駆られ(実際はどうだか知りません)、Heavy Wireにした次第です。結果的に今日投げて、HeavyWireにしてよかったと思ってます!
ヘビーロッドじゃない!張りのあるMHのバスロッド:飛距離は抜群
ヘビーワイヤー、しかも1.5ozまで投げられる、とかいうと、ガチガチの棍棒ヘビーロッドを想像するかもしれません(僕は完全にそう思って、間違えてLITE WIREを発注しました)。普通に持った感じ、ルアーをつけた感じ、投げた感じ、巻いた感じ=MHのレギュラーテーパーのロッドです。
Fishmanフリークの僕が久々に手に取った感じたのが、張りと芯がありながらしっかり曲がるMHのバスロッド!ということです。
バクシンの代表の方がおっしゃってましたが、
「HeavyWireは琵琶湖のウィードなどもしっかり切れる強さにした。」
という言葉通り、Fishmanロッドと比べると、張りがあります。Fishmanロッドはキャストへの曲がりを重視しているので、もっとグニャッとしています(僕はこれが長さを感じさせないコントロールにつながっていてとても好きなんです)。一方で、HeavyWireは、障害物を弾いたり、切ったりしてくれそうな張りがあり、もちろん、キャストも、反発がシャキっと出る。豪速球系のピッチャーの味付けです。
バビューーーーン!!と飛んでいきます。1/2ozのスピナベや3/8のスピナベ、トレーラーつけて1/2oz前後となるジグ、14gのキャロ、全て、軽い力でもロッドの強靭なパワーによる反発力でかっ飛びます。
とは言っても、フリッピングロッドやカバー特化型のロッドみたいなガチガチな感じはもちろんなく、投げ、巻き、ともにしっかりとロッドが追従していく感覚はあります。スタンダードなRテーパーロッドを扱っているのと変わりませんので投げやすいということです。
印旛新川でキャロを振ってみたら、力入れずともど真ん中くらいまで安定して飛んでいきました。
ウエイト下限より下もいける
ヘビーワイヤーという明らかに「和訳=太い鋼=棍棒みたいなロッドなの?」、ないしは、重いワイヤーベイト用みたいな名前ですが、バーサタイル性も高いです。というのも、ウエイト下限、1/2って書いてるじゃないですか?結論、多少のウエイトの下回りは気にせず使えます。
◆3/8ozのハイピッチャー、全然普通に飛びます。やりずらさすらありません(3/8ozハイピッチャーのブレードスカート総量が1/2程度だからだと思いますけど)
◆10gのキャロ、普通に飛びます(沈み蟲つけたんですが、ワームの重量も加算されますしね)
7gは流石に投げづらかったです。
巻き疲れ・持ち疲れしない
久々のMHのロングロッドということもあり、最初リールをつけた時には「重い!」って感じました(このロッドが、ではなくて、普段使っているセコ釣り系ロッドやショートロッドよりもということです)。カルコンつけてるし。
しかし、実際にフィールドで投げてみると、基本反発力で飛ばしてくれるので、投げ疲れがありません。先重りを排除って書いてあったのですが、その通りで、手元がしっかりとウエイトを吸収してくれて、トップセクションがシャキッと反発して、ルアーを押し出してくれるような快適性があり、飛距離を出し続けても、どこかが痛くなったり、疲れが溜まってキャストがしんどくなる、みたいなこともありません。
余裕ある巻き感+着水コントロールという恩恵
スピナベは言わずもがな、とても巻きやすく、変なバランスにもならず、どっしりとした手元のバランス感。ロッドなりラインに無駄な力が入らずに巻ける快適さがあります。
実はダウンストリーム方向での巻きキャロで入魂したのですが、18gのシンカーで巻いていても、ロッドはまだまだ穂先に余裕があるくらいでした。レンジもコントロールしやすい。
スピナベコンセプトのロッドでパワーがあるロッドは、ライトor過度に柔らかいロッドに比べて、1/2ozのスピナベなどの着水姿勢を正してコントロールしやすいというメリットがあります。
ロッドのパワーに余裕があるため、ルアーの重量をキャスト終盤で吸収してシュパっと着水させることができるのは最近はやわらかいロッドで少し無理して投げていた感覚からすると新鮮でした。
スピナベに限らずヘヴィバーサタイルに使える
スピナーベイト使いを基本コンセプトとしています。スピナーベイトは確かにウィード切りや障害物コンタクトの平打ちに対応してくれそうなブランクスですね。程よくブレードバイブレーションを感じつつも、ロッドは重量にも負けない手元の安定感。心強いです。
でもまぁ僕、陸っぱりなんで(笑)、スピナベだけやるみたいなことはずっとはできないわけです。
以下のバクシンさんのブログの通り
ワイヤーベイトには極端なテーパーなロッドは最も適さないと言う事。
そして、スタンダードなロッドはより幅の広いルアーが使いこなせると言う事。
ワイヤーベイトには極端なテーパーなロッドは最も適さないと言う事。
そして、スタンダードなロッドはより幅の広いルアーが使いこなせると言う事。
○○専用ロッドと言う概念はバクシンルアーをやって来た上には必要ないと言う事。
〜中略〜
ワイヤーベイト専用ロッドと勘違いされた方も多かったと思います。しかし、それはただのネーミングであって実際は違います。
実際は最も少ない本数でより幅の広い釣りが出来る事を目的としたロッドです。
〜中略〜
多くのユーザーの方はもうお気づきだと思います。
その中から戴く多くの声「なんでも出来る」「どんな釣りでも出来る」。
的を得た答えをたくさん戴いて嬉しい限りです。
実際にバス以外の対象魚の方がユーザーの1/3以上もいらっしゃいます。
バス以外の魚はナマズやシーバス、時にはライトジギングまで様々です。
これも正直狙い通り。
スタンダードなロッドはそのロッドのキャスト射程距離内なら何でも出来ると。
自分でもイトウに始まりシーバス、ジギング、ナマズその他魚種を釣りに出かけました。
https://ameblo.jp/baksyn/entry-12051318324.html
そこで今日は色々と試してみました!
◆キャロ・ヘヴィキャロ:12lbナイロン+5lbフロロリーダー。普通にブレイクもわかりますし、ゴツゴツザラザラ完治できるので、特段感度が悪いとも思わず、自慢のパワーで軽いねがかりは余裕で外せます。
◆ジグ:同上
◆クランク:普通にスピナベより抵抗ないかな、くらいで使えます。
というわけで僕が使うルアーたちには余裕で対応してくれてますので、広いフィールドはバーサタイルに使えますね。
コントロールはFishmanの味付けには劣るか
気になった点で言うと、Fishmanの曲がるLOWER(7.3ftのLロッド)と比べると、コントロールは微妙につけずらい。ほんの少し、微妙にずれます。元々、このロッドは、アメリカの広いフィールドで日本人が負けじと飛距離を飛ばせるように設計されているので、ピンスポットを射抜く設計ではないんですけど!
LOWERは曲がるので、フリッピングとかも普通にできるし、ピンスポットガンガン落とせるくらい7ft「感」がなかったんです(投げるのに必要なスペースも少ない)。
これは逆に飛距離はすごい、一方で、コントロールはバスロッドの7ftらしい強さに振り切った竿だな、と思いました。
いや、そういえばどこかで「Fishmanロッド使っていると自分が上手くなったと勘違いするくらい投げやすい」と書かれたブログ見たので、僕の腕がズレてるだけかも(笑)
ヘビーウエイト・魚のファイトにも余裕あるパワー
翌週に30程度のスモールですが、入魂することができました。
18gの巻きキャロです。18gで巻くんかいとか、スピナベじゃないかい!なツッコミはあると思いますですけど(笑)ちゃんと巻きました。
この時思ったのが、やはり巻くルアーを中心に設計されていたので、丁寧にレンジを把握しながら巻きやすいということ。ロッドがウエイトに負けないため、ブレずにグリップできて、中層のこの辺だな、などがよくわかります。
30cm前後のバスはMHだけあって、(当たり前ですが)余裕です・・・40~50くらいでやっとロッドパワーが発揮されるものでしょう。
3ピースだけど仕舞寸法は140cm
あ、ちなみに、3ピース構造って書いてありますが、140cmの仕舞寸歩となります(140cmのロッドケースにピッタリ入るということです)。グリップ、グリップ上のセクションが短くて、トップセクションだけで4ftロッドくらい?の3ピース構成。なので、取り回しは普通の2ピースロッドくらいで考えておいた方が無難です。
ケースに入れた姿:汚いですけど、右下のオレンジ色が僕の足なんで、長さがなんとなく想像できるかと・・・。
巻物基軸のヘヴィバーサタイルとして戦力に!
購入当日ということで、今日は2時間ほど印旛新川で投げてきて感じたことを書いてみました!
今後様々なフィールドでこいつを使ったスピナベ投げて、テキサス投げて、ジグ投げて、キャロで地形探ってをするのがとても楽しみです。強い釣りを取り戻す相棒として、早く入魂してあげたい!
また、使用感の解像度が上がったら本記事更新します。
え?新川はどうだったか?もちろん坊主です!キャスト練だから!(秋の印旛新川は難攻不落!)