3年前にはアホみたいにレインズスワンプばかりを使っていたワタクシですが、この1年くらいで使えるワームが増えました。
そもそも先入観MAXというか、一本気というか、「これと決めたらこれ」という無駄なこだわりが多いワタクシは、なかなか新しいワームやルアーに挑戦するハードルが高いんです。やっぱり、「新しいワームでノーフィッシュするくらいなら、レインズスワンプで魚に触りたい」「いやいや歴史と実績のゲーリーやレインズだろ」という先入観があるんですよね。
その中でも、扁平系ワームは一番信用してなかったんですね。つい先日ブルフラットで初めて釣って、ラバージグにくっつけてみてもそこそこ連発できたんですけど、それでも何かこう引け目があるんですね。
そんな扁平アレルギーの僕が、普段使いできそうだ〜と思ったワームに出会いました。2020年代のワームです。


桧原湖で5本以上、関東リザーバーでも10本超で一軍入りしたワーム。
ピュアフィッシングジャパンが売ってる、
バークリーの、
マックスセント素材の、
パルステールです(どれがメーカー名なのかよくわかんないですが、きっとピュアがバークリーから輸入してるんでしょう)。ややこしい名前のワームですね。

今回はその中でも直近でリリースされた最新作、パルステール3インチを掘り下げていきます。
パルステール3インチのスペック:扁平+テールというチートワーム
Berkleyの「PowerBait MaxScent Pulse Tail 3インチ(通称パルステール3インチ)」は、2023年9月に発売された、シャッドテール形状のフィネス系ワームです 。

ブルフラよりスリム、スイングインパクトよりファットな扁平。名作の予感。
パルステール。訳:鼓動の尻尾。機能的には確かにそうだけど、日本人には覚えにくぃ。
4.2インチのモデルをそのまま小型化するのではなく、「強すぎず弱すぎない」波動バランスを追求した設計が特徴です。公式情報(purefishing.jp)では、パルステール3インチは以下のようなスペックです。
項目 | 内容 |
---|---|
全長 | 約7cm(3インチ) |
重量 | 約4.4g |
入数 | 約8本 |
推奨フック | オフセット#1 |
素材 | MaxScent(強匂い&味付き) |
カラー展開 | 全9色(GP・EBI・カモなど) |
特徴①:スローでも動くテール波動
シャッドテールの中でもゆっくり引いてもテールがしっかり動く仕様。プレッシャー下でもバスに違和感を与えず、自然に口を使わせられます。
使っていて、このテールは結構な効果を発揮していると思いました。ワーム自体は結構ハリモチ含めて耐久性あるんですけど、テールだけギルや小バスに持っていかれることが多かったです。
特徴②:リブ構造+扁平ボディで対応アクション多し
深いリブと低重心のボディにより、フォール姿勢がナチュラルかつ安定。スローな釣りに向いた設計です。
特徴③:ドッグフードみたいな匂いと味で喰わせ力高め
素材には味と匂いが練り込まれたMaxScent素材を使用。1度くわえたら離しづらく、バイトチャンスを確実にフッキングへと繋げてくれます。
筆者の感想は、強めのドッグフード風の匂いです(笑)ドッグフードだからか知りませんが、キャロなどでは結構放置しておいてもず〜っと持っていってくれます。
味は喰ってないのでわかりません。お腹減ったら試してみます。
テールが動くという安心感で扁平を克服せよ(笑)
僕、扁平ワームってブルフラ含めて、上述の通り最近まで半信半疑でしたが、こいつは謎の安心感があります。多分テールがあるから(ゲーリー4inch信者だったなごり)だな。
扁平ボディって最近(昔世代からするとさ)出てきたワームじゃないですか、僕はとてつもなく抵抗があったんですが、テールがついてフリフリしてくれている安心感で投げ続けることができます。
扁平アレルギーの皆様にはお勧めしたいワームですね。
釣れるシーンと使い方:地形変化はフリーリグとキャロ
パルステール3インチは基本的なバス釣りの地形変化でしっかりと使い切れるワームだなと思いました。
迷ったらフリーリグとキャロでボトムの釣りをすれば釣れる気がします。
フリーリグでの使用例(実釣:桧原湖・関東リザーバー)
📍 桧原湖(フリーリグ)で5本/関東リザーバーでも10本
初夏の桧原湖、バンクからの駆け上がり。ところどころウィードや立木も絡めながら、ブレイクをズルズルとフリーリグ7g+パルステール3インチで5本キャッチ。関東のリザーバーでもひたすらブレイクを攻めると、しっかりとバイトが得られました。
・特にブレイク絡みでのバイト(テキサスのようなズル引き)
・立木やウィードの端っこ、ブレイクショルダー際での「ふわっ」と落ちる時にコンッとくるバイト
・単純にフォーリング中にコツ
扁平でのフォール姿勢とテールの波動相乗効果を体感できました。
筆者は5gと7gのシンカーを状況に応じて使い分け、フリーリグ+Mクラスのベイトタックルで使用しています。「パルステール3インチ」は4gと、見た目以上にしっかりとした比重があります。そのため、ライトすぎるスピニングよりも、ベイトタックルでのフリーリグ運用が特におすすめです。
■ アクションと当たり方
着底後にラインを張らずにふわっとボトムへ遅れて落ちるフォール時間が肝。シンカーが先行着底 → ワームがふわっと落ちる流れで、バスが吸い込みやすい瞬間が生まれます。
あとはズル引きしておけば、ククッとあたりがでます。
この挙動で、釣果を記録。濁り・クリア問わず安定した釣果を得られました。

キャロライナリグでの使用例
キャロでも結構驚異的な連発がありました。
桧原湖のハンプの釣り。小型ワームには全く反応のなかったハンプの魚が、ハンプの上り坂にパルステールの5gキャロを落として、ズルズルすると、3投連続でバイトしてくるという圧倒的な差が出ました。上り坂の重さなのか、バスの重さなのかわからないくらいでした(笑)。
試しに嫁にもつけさせてみたら、数頭で釣ってました。根掛かり外した瞬間のリアクション。

関東のリザーバーで3gキャロにしてみても釣れたので、もはやなんでもいいんでしょう(インプレやめちまえ笑)
テキサスリグ&ダウンショットでも釣れる
テキサスリグやダウンショットも
- シンカー:5~7g
- ズル引き
- フォール中&ステイ中のテール微波動でバイト多数
テキサスでも釣れました。上述の通り、ボトムの駆け上がり攻めや、縦ストサイトピッチングでカバーに落とし、ボトムでじわっと動かすとシンプルながら、食わせに特化した動きを見せてくれます。

フリーリグやっている横で、テキサスでのブレイク攻めで嫁が釣った1尾。
サイトでも、こんなカバーに浮いていていた見えバスに対して、木の根元でジワリと動かして放置しておくと、2回突いて釣れました。


ダウンショットもかなり評判いいそうで、僕はあえてやってませんが、メーカー動画で霞で釣れてますね。すご。
カラー
今のところは以下の印象。僕は無難にグリパンです。
カラー名 | 特徴 | おすすめシーン |
---|---|---|
GP | グリーンパンプキン、万能色 | どこでも釣れてる |
EBI | エビミソ系、甲殻類系の動き | 売り切れてること多いので釣れるのか? |
カモ | ナチュラルカラー | 海っぽいけど桧原湖でも釣れた |
まとめ:扁平ワームに抵抗あるならまずこれ
パルステール3インチは、程よいサイズでかつテールもしっかり回る扁平ワームとして一軍に入れました。
✅ フリーリグ・テキサス・キャロすべて対応
✅ 「ふわ落ち」アクションが刺さる+ズル引きでも程よくアピールする
✅ 実際に釣れた
久々の相棒になりそうなワームです。これ書いてて、残り3つということに気づき追加購入しました(笑)。バークリーって何故か知りませんが、なかなか釣具屋では売っていないので、ネットで3袋・・・(散財)。
詳しい釣行記録はこちらから!

