ドラマとかアニメであるじゃないですか?主人公がなんか悔しい思いして、課題を克服するために誰かに何かを頼み込むシーン。
-るろうに剣心なら、剣心が志々雄を倒したくて一度は絶縁した師匠に奥義の伝授を頼む、とか。
-スラダンなら、花道がディフェンスが下手で退場ばっかりしてて、喧嘩ばかりしてるゴリにディフェンスを教えてもらいに家に押しかける、とか。
そんな時、頼まれた側は、「そんなに甘くねぇぞ」みたいな反応で一度は突き返し、結局は付き合ってあげる。そこからまた体育会系の漢の熱き絆は深まる・・・うん、うん。
ウィークデイのある日、僕のLineが鳴ります。ササタケ君です。
-「だ〜やまさん、来週の釣りは●●湖(いつものリザーバー)ですか?先日最後にバラしたバスが夢に出てきまして、行きたいんです!」
この2年で嫁以外で一番僕の釣りについてきてくれているササタケくんですが、初心者だった彼から釣りに連れて行って欲しいとリクエストが来ることは一度もありませんでした。むしろ僕が、「来週いくんだけどついてきてよ〜」って誘うのが99%。
こ、これは・・・るろ剣やスラダンのあのシーンでは!?俺、奥義の伝授頼まれてる系!?
ここは一度、「そんな復讐心で釣りってのするののではないぞ。そもそも釣りというのは・・・」と返すのがこのブログを週刊少年ジャンプに連載するためにも必要か・・ここは心を鬼にして・・・
-僕「いくところ迷ってたから、●●湖行こう!最高やん、ワーイ」
はい、うちの釣りチームは文科系です。ウキウキ気分で房総リザーバーへレッツゴー。
釣行の概要:秋です。
- 釣行回数:#48
- 日付:2025/10/4
- 場所:房総リザーバー
- 天候:曇時々雨(一時大雨も、ほとんどポツポツ)
- 気温:20度〜最高24度前後
- 水温:23度(表層/朝)
- 風速・風向:0~2m・北
- 水位など:減水
- 時間:5:30〜18:00
- 狙いの魚種:ラージマウス
- 使用したタックル:
- ヘヴィバーサタイル:スピナーベイト・フリーリグ・ラバージグ
- ロッド:TULALA Baksyn Heavy Wire 70MH
- リール:SHIMANO カルカッタコンクエスト100HG
- ライン:オルトロスフロロ 12lb
- ライト:ダウンショット・ネコリグ・ライトキャロ・ジグヘッド
- ロッド:JACKALL×SHIMANO 24POISONアドレナ 164L-BFS/2
- リール:Loongze AirLite DBC A100(右)
- ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター6lb
- バーサタイル:トップ・シャッド(リールだけ換装して使用)
- ロッド:Fishman BC4 510 LH
- リール:Loongze AirLite DBC A100(右)
- ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター6lb
- ヘヴィバーサタイル:スピナーベイト・フリーリグ・ラバージグ
朝夕は肌寒い日が混ざるようになってきて、人間の体感的にも秋になりましたね。東京もシャツ一枚では、寒いという日が増えたなぁとジャケットを羽織るようになりました。5時には明るかったのに、日の出は5:30、日の入りはもう18時くらい早くなってますからね。秋です。
予報は雨具いるかどうかくらいの雨でしたが、どんどん雨雲がそれてフィールドでは朝は曇り時々日差しが除くくらい(しかし午後にがっつりやばい量が10分くらい降りましたけど)。

減水は相変わらずの状況、気温が落ちてるからか、減水して少ない水が変化しやすいのか、朝はアオコっぽい緑の膜と小さな泡でガビガビな表層で、水質がいかにも悪そうな水の色。上の写真は水質が落ち着いた午後の様子です。それでもなんかこう泡っぽい感じ。ボイルも少ないです。
雨予報だからか、いつもは人がごった返すこのフィールドも人が全然いませんね。
リベンジに燃えるササタケくん。アニメであれば、ここは師匠が厳しい現実を突きつけながら、秘技を伝授するわけですね。キャストを見ながら「そこがちが〜う!」とか、竿捌きを「フ・・・そんなアクションではデカバスは取れないぜ」みたいなね・・・・僕も一発かますか・・
-僕「あっしはブイの右でやるわ〜、左よろしく!じゃあ釣れたら教えてね(お互いポイントを分ける)」
うち、文科系なんで。
広々と使えるこのリザーバーを場所を分けて押さえる、合理的な作戦で釣り開始。
シャッドとミノーで秋バスGET
実はここのところ3週間、このリザーバーのこの場所。減水とプレッシャーでそもそも入れるスポットが限られている上に、動けないんですね。
いつも通りキャロでってのもいささか飽きてきます。スピナベで軽く探索するも、風も弱いし、少し雰囲気が足りません。岸際は水がまだ綺麗だし・・・もう少し弱いルアー・・・シャッドでも投げよう。
そして、今日は、シャッドとミノーを投げやすいようにFishmanのロッドを持ってきています。ハイカットをくっつけて投げます。
水深1mもないので、ノーマルのハイカットだとボトムにゴツゴツしますね(今度SR買おう)。ゴツゴツしたら、少し止めて、を繰り返すと、
グイーンと重くなり、早速ヒット!

シャッドと同じくらいのサイズ・・・ちっちゃいけど、久々にシャッドで釣れました!
この後、ガツン!としたヒットもあり、25くらいのバスが魚体を見せたところで、エラ洗いで痛恨のバラし!ちなみに少し離れた岬でササタケ君もクランクに同時ヒットしていたので回遊でしょう。回遊がひと段落しつつあるのか、シャッドに反応がなくなり、トップやら色々試します。5ft10inchでミノーなどぶんき作られたFishmanロッドはアクションしやすいですね〜。
ちょっとシャローにベイトが入りだしたので、ベントミノーにチェンジ。ショートロッドでかなりジャークしやすい・・・ちゃんと横っ飛びしてくれます。あまり止めずにジャークを続けます。
バシ!バシ!バ・・ぐぐぐぐぐ
ジャーク中に食った!

ちっちゃい・・・シャローはデカいのが来ないんですかね・・・。
相変わらずキャロは有効も小さい・・・
朝マズメが終わり、キャロにチェンジ。あちこちぶん投げると8:00~13:00までに5本くらい釣れたんですが、とにかく小さい。


バイトもすごく小さいので、小バスが突いてるんでしょう。いつもは30cm超くらいが混ざるポイントも、小さなあたりばかりです。
チャネル隣接のワンドで釣っているササタケ君や嫁にはたまに良い型が入っています。

おぉ、ササタケくんはリベンジ成功してたんやね・・・と。一方こちら側は数も上がりません。
ワームを変えて、色々やりますが、小さいワームには小さなあたり
4inch以上のデカイワームだと食いもしません。遠のくアタリ。
そんなことしている間に16時、夕方です。
デカワームで夕マヅメのフィーディングに心中
僕もチャネル側に移動して、
パルステール・・・の4.2ichでチビがかからないよう仕様で挑みます。
チャネル側はハードボトムで、ゴツゴツです。ゴツゴツを乗り越えていると、やはりバイトはあります・・・が乗らない・・・小さいんでしょうね。
コツコツ・・・シーン・・・・はいはいもう良いですよ、無視して、ワームを少し動かします。
ズルズル・・・コツコツ・・・ん?あたり続けてる??試しに巻き合わせしてみると・・・
グーーーーン。。。きてた・・・。小さいけど、なんか引の良いバスでした。

ワームを切らしたので、ブルフラットにチェンジ。初夏は大爆発したワームです。ここのところはパルステールがとにかく釣れるので、あまりやりきれていません。ここはフィーディングに期待して心中だ。
放置ブルフラが効いた
さて、上述の通りハードボトムが続くスポット。ハードボトムのゴツゴツを感じながら、ブルフラを通します。
ハードボトム上だと嫁もササタケ君も良い型だったそう・・・ハードボトムより少し外れたのっぺりなところになってしまうと、こんなサイズが来てしまいます。

というか、ブルフラっていっつもテキサスで使っていて、キャロ(ノーシンカー)の時の動きってよくわかっていないな・・・少しアクションチェックしてみます。
ヒラヒラ・・・フワーン。結構着底まで時間かかるんだねこれ・・・ってことは、
キャロでシンカーがハードボトムを乗り越えた後って実は結構ブルフラっ跳ね上がって、ヒラヒラ動いているんじゃないか??
かの日本バスフィッシングが産んだ最高傑作、藤田京弥さんも、よくいってました。ブルフラはバスが追いかけていって、着底してから、食うのだと。
というわけで、いつもなら、パルステールのテールを動かすためにズルズルしまくってしまう僕ですが、ブルフラは、あえて、シンカーを跳ね上げた後に、少し放置しておきます。
このスポット、大きな石が何段にも連なってブレイクになっているようなボトムなので、シンカーは結構上下します。根掛かりも多いので、怪しい感覚の時にはシンカーは跳ね上げないとスタックします。その間に放置するのです。
数秒、とかではなく、もうササタケくんと雑談するレベルの15秒とか30秒・・・放置すると・・・ズーーンと重くなるガチなあたりが連発します。



30分強の短時間で39含む4本を同じスポットでゲット。。。なるほど、今日はこういう感じだったんですね。
最後にスピナベでシャローの拾い釣り
そして、キャロはお腹いっぱいになったので、誰も撃っていない(特にこの日は雨もあって人が少ない)シャローをスピナベで攻めてみます。
岸と並行にショートキャストを繰り返して、歩き回ります。
リバーチャネル上の立木スポットも立木の合間を縫うように。岸と立木の間の深くなり出すラインを巻いていると・・・
グーーーーー(重くなる)
あぁ・・・久々のスピナベっぽいバイト・・・しっかり味わって、ロッドをしならせて、ランディング

最後は巻物で締めて、納竿、夕方巻き返して13本となりました。
ドシャローの秋パターンもあったらしい
そういえば、僕がいつもスタートする水中岬で、夕方からずっとトップで狙っていたおじさまがいらっしゃいました。
多分年季の入ったトッパーの方です。リーリングでポップ音出してるという結構玄人なテクニック使ってます。しかも投げているのが、岬の奥ではなく、足元側なんですよ。あがる時に挨拶すると、近くに住んでらっしゃるそう。通っているアングラーの方で、色々教えてくれました。
-「ここはね、足元にいるベイトのちょっと奥にバスが待ち構えてるんだよ。だから、岸際立ったり、水中に入らない方が釣れるよ」
このリザーバー、一時期をぬいて、シャローにギルやベイトがうろついていることは、このブログで幾度も書いてきました。そして、うちの嫁がリリースした子バスを別のバスが食いにきた、みたいなこともありました。
僕がよく書くボイルってのにも2種類あって、沖でバシャバシャ追っかけ回すようにやるボイルと、岸際で小バスっぽいのが、ギルを追っかけ回しているボイルの2種類あるんですね。後者だ。
以前の記事=初夏の時に、シャローにいるギルを散らして釣る、とか、ブルフラとかイモなどを岸際まで寄せ釣るということがありましたが、またベイトが戻ってきたので、この釣り方が有効かされているんですね。
朝のシャッドとかも、足元近くだったもんな・・・なるほど、勉強になります。
ヒットルアー
今日はたくさんのルアーで釣りました。世間一般の秋は爆釣っていうアキバクとか、秋は巻け!を僕は微塵も信じていませんが、巻きで出てたのは嬉しい!OSPだらけですが、全然贔屓とかじゃないです(笑)
OSP ハイカット
ノーマルのフローティングモデル。今後はSRにしないとちょっと根掛かり怖いですね(ちなみに今日は回収のために入水しました)。今日攻めたところは元帥もあり結局浅いので、いつもはSPモデルですが、Fモデルで根掛かり回避で使いました。
OSPベントミノー
このリザーバー、また小バスが多いところでも安定して反応があるのがベントミノーです。トップほど派手にでなさそうな時はちょうどいいですね。
OSPハイピッチャー
毎度このブログでは紹介しているスピナーベイト。コンパクト、よく飛ぶ、よく釣れる、スピナベにしてはやすい(昔は1000円きっかしだったんですよ!)。シャロー攻めで1/4で釣れました。
Deps ブルフラット
久々の登場です。3inchをキャロライナで。ノーシンカー状態のブルフラはスパイラルフォールとヒラヒラ着底でボトム変化の大きいスポットでは良い動きをしてくれているようです。こんな形とサイズなんで、食ってくるやつはガチなフィーディングの口も固くて引きの良いのが多かったです。
バークレー パルステール4.2inch
いつもは3inchで、4.2inchはなぜかアタリが一気に減るんですよね。今日はどうにかこいつで釣りたくて、投げ続けたところ、結局フィーディングのやる気ある奴がいれば食う、ということがわかりました。サイズは上がるし、良いですね。
とはいえ、3inchの威力は健在。
まとめ:
秋が深まってきたので、暑さによる消耗がなくて、食事持参の休憩なしでやり切ってしまいました。疲れて、翌日は朝起きて、所要済ませて、夕方まで寝てしまいました・・・。
この日の釣果は以下の通りです:
- たくさんバイト13フィッシュたくさんバラシ
- 累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回):28(バス26/渓流2)
- 累計釣行回数:48回(バス46/渓流2)
- 累計キャッチ数:178尾(バス174/アマゴ4 *ナマズ3・フナ1は未カウント)