こうしてブログに釣りの記録をとっていると、自分の傾向がわかるなってことがあります。7月も同じことを書いていたと思うのですが、僕、仕事の疲労が限界に達すると、腰痛が出ます。今回に至っては、コルセットを自主的に1ヶ月つけて、痛みとれず、病院で検査しても、背骨が良くなっているのに腰痛が止まらない(泣)。そんな僕の腰に響くようにビービーとスマホの通知。他人にも優しく、自分には特別優しい僕も限界迎えました。
恒例行事、そんな日常から逃れるべく、(電波が弱く人工物がない)桧原湖に退避し、湖と温泉に浸かりまくるという荒療治をするのです。
というわけで、今回行ってきました、桧原湖。
*これまでの桧原湖釣行記事です。徐々に釣れるようになってきてるぞ桧原湖。


釣行の概要:例年以上に釣り難いらしい
- 釣行回数:#42-43
- 日付:2025/9/13-14
- 場所:桧原湖
- 天候:雨(2mm前後)のち曇り
- 気温:最高27度前後
- 水温:24度(表層)
- 風速・風向:1~5m・南東
- 水位など:減水
- 時間:6:00〜17:00(午前中オカッパリ/午後ボート)
- 狙いの魚種:ラージマウス・スモールマウス
- 使用したタックル:
- ヘヴィバーサタイル:スピナーベイト・フリーリグ・ラバージグ
- ロッド:TULALA Baksyn Heavy Wire 70MH
- リール:SHIMANO カルカッタコンクエスト100HG
- ライン:シーガーフロロリミテッドBASS 12lb
- ライト:ダウンショット・ネコリグ・ライトキャロ・ジグヘッド
- ロッド:JACKALL×SHIMANO 24POISONアドレナ 164L-BFS/2
- リール:Loongze AirLite DBC A100(右)
- ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター6lb
- ヘヴィバーサタイル:スピナーベイト・フリーリグ・ラバージグ
高原だけあって、涼しいですね。半袖では少しスースーするくらい程度でしょうか、ロンTにジャージでちょうどいいくらいです・・・が昨年9月にきた時よりは寒くないですね(実はこれが後述の桧原湖のタフコンディションに影響与えていたらしい)。
予報は断続的な雨。昨年はドシャ降りも喰らい、凍え死にそうになりましたが、降っても2mm程度の全然釣りになる程度。それに、釣れないドピーカンよりは全然いいです。
そして、大減水してます。7月に使った桟橋は干上がっていてましたから。新しい桟橋でみなさんローンチしてました。

交代制でガイド利用してみた
今回は、我々夫婦+ササタケくんカップルの4人。最近はガイドを利用しているのですが、ガイドの定員は3人。というわけで、午前中をササタケペア、午後を我々夫婦で分けてガイドお願いしてみました。前回から使っているガイドさんに事前に快諾いただき、決行!
つまり、
・我々=午前オカッパリ、午後ボート
となるわけですね。ササタケペアを送り出して、我々は岸辺でオカッパリ。見送りを済ませて、ウェーダーを着て準備します。

近年稀に見るタフコンらしい
ちなみに、ガイド予約時点から「今の桧原湖は釣り難い状況が続いていて、水温がもう少し落ちてくると良くなりそう」という事前情報をいただいていました。普段はお盆の後に一気に気温が落ちるのが桧原湖の常らしいのですが、今年はなかなか気温が落ちず、水温も25度を上まり続けてきていて、それが魚のポジションを狂わせているらしいのです。
初日午前:オカッパリで幸先よく2本
というわけでボートをローンチした早稲沢周辺で、オカッパリとウェーディングを開始します。
夏はオカッパリで調子がいい早稲沢ですが、減水していて、シャローは丸見えです。ボート屋さんも「遠浅だから厳しいよね・・・」とのこと。Youtubeで小森プロが早稲沢の減水期はブレイクまで届けば釣れるって言ってたし、信じてやってみるか!(ちなみにこの日ラーメン屋で小森さん本人がいましたw)
しかし、狙っていた赤土の岸際でボーターさんがいいサイズあげてます。桟橋周辺もボートが落ち着いたらチャンスがありそうです(昨年の学び)。
しかし、嫁にギルバイトがあっただけで岸際では結果が出ず・・・。
キャロでウィードを探る
ウェーディングに切り替えて、遠投の釣りを開始。なだらかな遠浅地形なので、ウェーディングで行けるところまで歩くと、ウィードも絡んできます。嫁が景気良く(?)、ウィードでギル釣ってました。

10gキャロ+パルステールで、沖のウィード群を発見し、丁寧に探っていきます。夏から秋にかけてどんどんディープに落ちると言われる檜原のスモールマウス。どんなに遠投しても水深が足りないことは明白ですが、ウィードは毎年ポロポロと(ラージですけど)釣れることがあるので、シャローに上がっている魚に賭けます。
歩きながら何十投したでしょうか?もうすぐ8:00になりそうな時間まで投げ続け、ウィードをキャロで貫いていると、ウィードを抜けた瞬間、ウィードの絡みとは異なる重みがロッドにかかります!これは来た!巻き合わせをすると、かなり強烈な引きが!これは、スモールでは!?
ギュンギュンと強烈な引きを楽しみながら、
冷静にいなしながら、陸に打ち上げて・・・39cmのスモールが釣れました!幸先が良すぎる!

スモールの回遊を期待しましたが、続かず・・・。8:30前、ふと桟橋を見ると、朝大量にいたボートが消えて、静けさが戻っています・・・嫁のスピニングを借りて、桟橋を覗き込んでみると、ベイトめっちゃおる・・・ワームを落としてみます。すると、ギルがクンクンしてきます。水面でぴちゃぴちゃ遊んでいると、桟橋の下からデカバスがワームを観にくるではありませんか、ギルと遊ぶつもりだったので、全くラインを送り込んでおらず、焦ってラインを出そうとしている間にバスは消えていきました。
しかし、あの感じは釣れそう・・・そのバスが消えた方向にもう一度垂らしてみます・・・すると、バス再登場。
ジーーーっとワームを観てます・・・鼻先まできたところで、軽くシェイクすると・・・パク!っと食べた!すかさずフッキングします!
その瞬間バスが反転して、桟橋の下に潜り込みます。しかも、嫁のスピニング、ドラグフルロック(前回水洗いした時に僕がドラグ締めてしまっていた!)、急いでドラグを緩めます。スピニングでのファイトなんて何年振りかわからず、どっちに回せばいいかわからない!ジタバタしている間にラインは桟橋に擦れてます。
セッティングし直して、ロッドのしなりで、擦れている部分を引き剥がします。スモールと比べると、なんとかなりそうな引きです。浮かせて、浮かせて、キャッチ!良い型のラージ!スピニングで久々のキャッチでした(出発前に嫁のラインを6lbにしておいてよかった。3lbだったら多分切れてました。

この後、桟橋奥の岸際ではボイルや見えバスもチラホラし出しますが、バイトには至らず、10時すぎに少し早めの昼食で休憩、午後のボートに備えてタックルの準備。
激タフのボート釣りは駆け込みの2本
そして、お昼、午前組のササタケペアと交代でボートガイドへ。ササタケペアは二人で3本。40UPも出たそうな。

しかし、ガイドさん、開口一番「午後はさらに厳しそうです」。
秋口は、7月と比べて、さらにディープに落ちているので、今回は岸際の釣りはなし。ハンプを回ります、船中20本を超えた7月の時よりもハイペースであちこち回りますが、とにかく無反応。小バスなら釣れるというワンドもガイドさんで1本が限界。周囲の船団も全く釣れてません(泣)。
8~10mラインなので夏場よりもボトムも感じづらく、苦戦を強いられます。フリーリグでも、ダウンショットでもショートバイトで全く食い切りません。15:00過ぎまでノーフィッシュタイムが続きます。
大型を狙い、午前ペアが釣ったという島周りに移動。やっとこさ嫁のフリーリグに一本でました。

僕はジグで攻めるも無反応。ジグはフォール勝負になってしまうとのことで、キャロに変更します。推奨は7gですが、ボトムをしっかり取るために10gにして、ズルズルしますが、ここも続かず。移動。
思い出のバックス付近でなんとか2本
ガイドさんがつれてきてくれた次のポイントはバックス近くの島周りです。ここは個人的に思い出深い場所です。18歳?19歳?のころに初のボートスモールを釣った島の近くなのです!その時はハンプとかディープとかわからずぶん投げて、偶然釣れたんですけど(笑)。
16:00を迎え、夕方のフィーディングの通り道になっている島と島の間をズルズルします。しかし、バイトがない・・・ガイドさんもお手上げで「あと2つポイントはあるので、もう少しやったら移動しますか」と言いかけたところで、
グーーーンとロッドに重みが!ついにヒット!
ボートが近づくと、最大級の抵抗をしてくるスモールらしいファイト。カルコンのドラグがズルズル出ます。一瞬やばいラインテンションになりつつもリフティングして・・・・

40の良型!やっと釣れたぁ・・・午前中に陸っぱりで釣れたからキャロやり切れてましたけど、半分諦めかけていました。キャロのグーーンという重みも午前中に一度体験していたので冷静にアワセられたのもよかったです!
帰着17時が迫り、さらに移動し、バックスの沖側へ。こことあと1ポイントで終了とのことで、チャチャっとチェックするよう言われて、ここでもキャロで探ります。
反応がなく、ガイドさんが「もう移動しますk」と最後の「か」を言いかけた瞬間、ガイドさんと会話するために、ボートの真下で少し放置していたキャロに、
グングン!と明確なアタリが!

37cm、これも良い型です。夕マヅメのフィーディングを拾って2本。
その後時間ギリギリまで急深ポイントを攻めるも、反応なく納竿となりました。
ガイドさんいなかったら、余裕でボウズだったくらいタフだったこと必至。むしろ、ガイドさんには陸で2本釣ったこと褒めていただいたレベルでした(笑)。とはいえ、こういうタフな状況でも無心でキャストできたのはそれはそれで楽しめました。
2日目朝:リベンジの14gキャロ
2日目も、恒例、朝だけオカッパリ(からの朝ビュッフェして温泉入って、少し寝てチェックアウトが定番です)に繰り出します。
2~3mmの結構な雨ですが、昨年は大雨にやられているので防水対策はバッチリでスタート。5:20に到着。ウェーディングしていきます。
場所はこれまたこの時期全然有望じゃない、歴史館前。本当は急深のポイントやりたかったんですが、とにかく今年はクマの出没ニュースも多く、山側は怖すぎたもので・・・拓けた歴史館前にします。
ここも基本は遠浅ですが、沖にウィードがあり、前日、僕たちがガイドを受けている間にササタケペアがウィードでバイトがあったとのことで・・・。
張り出した岬状からウィードの先まで遠投します。しかし、軽いシンカーではイマイチ飛距離が伸びません。というわけで14gのヘビキャロ。昨年オカッパリでバラしたいわくつきのリグです。
ウィードめっちゃ拾ってくるし、正直やりにくさMAXなんですが、ウィードの切れ目の岩の感じなどがしっかりと伝わってきますので、地形の把握が進みます。そして、地形を輪切りにしながら、ウィードを攻め続けて30分ほどすると・・・シャロー側のウィードを抜けたところで
カン!
と岩にぶつかったような感覚がロッドに!ウィードエッジから落ちたシンカーが岩に当たったのかな?と思った瞬間、ラインが走ります!
ヒット!シャロー側で喰っているので最初から本気で沖に走ります。すごい引き!かなりの抵抗を受けます。

マッチョな40クラスのスモールが上がりました!

14gキャロ、1年越しのリベンジ完了です!
7:30まで粘りつつも1バイトのみで、桧原湖の朝オカッパリは終了。モーニングと温泉サウナと仮眠にホテルへ戻りました。
ウィードとブレイクで捻り出す釣り
桧原湖ももう3年ほど通っていますが、だんだんわかってきたのが、ウィードです。普段僕がいくフィールドって、ウィードがないんですよね。なので、ウィードをしっかりと攻める経験がなかったのですが、こうして何度もやっていると、ウィードに絡むバスは結構いるんだな、と。ワームやシンカーをしっかりとチョイスして細かに攻めていくと、ディープに固執していない個体が喰ってくれるんだな、と。
もちろん近くにブレイクがあって、回遊してくれていることが条件なのでしょうが。7月とはまた異なる、早稲沢・歴史館のポイントでそれぞれ釣れたことが1つ自信になりました。
スペシャルステージ:小バスの湖に立ち寄ってみた
さて、いつもだとこのまま午後は運転して帰宅、なのですが、今回は3連休。もう1箇所。2日目のこの日は、東北の別の湖へ移動します。ちょっと調べて気になっていた湖なのですが、スモールが生息するダム湖です。
野池探索みたいなノリで、向かってみましたが、
結果から言いますと、僕以外がスモールなスモールをたくさん捕獲してました。食わせの釣りをするとガンガン当たってくるダム湖でした。僕は小バスが釣れるところででかいのを釣る方法を模索してみましたがダメでした(泣)。



ただ、このダム湖、地元の方々は結構きていて、釣りも公認されているものの、釣り場に出るまでに、薮や山道を通るのと、結構傾斜もきついので危ないですね。あまりボトムの変化もなく、確かに小バス祭りになる地方野池感がすごかったです。ベテランは40UP上げてるみたいですけど!

まとめ・振り返り:
さて、2日間、東北のスモールマウスフィッシングを満喫してきました。ナチュラルレイクはボトムの釣りやウィードの釣りという本来バス釣りでもっと昔に習得していないといけなかった基本をしっかりと教えてくれます。こういった学びは関東のフィールドに戻っても流用できることが多いです。次回の遠征に向けて、また技術を定着させる反復練習をたくさんしたいと思います。
それはさておき、減水時期の桧原湖でオカッパリするときは最低長靴、欲を言えばウェーダーは必須ですね。ぬかるみもありますし、ブレイクまでの距離を考えるとウェーディングできるだけで攻められる距離が変わってきます。
この日の釣果は以下の通りです:
- たくさんバイト5フィッシュ0バラシ
- 累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回):24(バス22/渓流2)
- 累計釣行回数:45回(バス42/渓流2)
- 累計キャッチ数:148尾(バス144/アマゴ4 *ナマズ3・フナ1は未カウント)