さて、世間は3連休。1日目は少し仕事を残していたので、休息と事務仕事をして過ごし、2日目に行ってきましたリザーバー。
最近はですね、1尾以上釣るということと同時に
いろんなルアーで釣ってみたい!
という想いが強くなり、新作をどんどん導入しています。結局僕が最近攻めているのは、リザーバーのボトムの釣り=ブレイクの釣り、それでいてワーミング中心なので、基本的な操作は変わりませんが、新しいルアーで釣ると手数も増えていいものだな、と思っています。
関連して、最近はリザーバーにハマっているのですが、急深なところを見つけて探っていくところ、ディープがあるとマヅメ時間関係なく釣れるところに魅力を感じています。皿池状のマッディシャロー出身の僕からすると全く別の釣りで、ボトムの釣りという疎かにしていたやり方を学べています。
釣行の概要:真夏日も南風
- 釣行回数:#34
- 日付:2025/7/12
- 場所:房総リザーバー
- 天候:朝は曇り・昼前晴・夕刻曇り時々晴れ間
- 気温:27度(最高気温30度・最低気温27度*朝は25度・日中は30度)
- 水温:朝25度、その後上昇
- 風速・風向:終日南風3~5m(じゃぶじゃぶ)
- 水位など:減水続く=60%
- 時間:日の出〜19:00
- 狙いの魚種:ラージマウス
- 使用したタックル:
- ヘヴィバーサタイル:スピナーベイト・フリーリグ・ラバージグ
- ロッド:TULALA Baksyn Heavy Wire 70MH
- リール:SHIMANO カルカッタコンクエスト100HG
- ライン:シーガーフロロリミテッドBASS 12lb
- ライト:ダウンショット・ライトキャロ・ジグヘッド
- ロッド:JACKALL×SHIMANO 24POISONアドレナ 164L-BFS/2
- リール:Loongze AirLite DBC A100(右)
- ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター6lb
- ヘヴィバーサタイル:スピナーベイト・フリーリグ・ラバージグ
連休のなか日。週頭は雨もありましたが、この週末の3連休は連日猛暑。連休はどこも混んで、きっとこのリザーバーも初日に叩かれたんだろうな〜と。
朝から、南の風が強く吹き、湖面は波立っています。ジャブジャブと音を立てて。水中に酸素を運ぶ風は強い味方です。風(の作る流れ)が当たる面は水通しが良くなり、この時期にリザーバーあるあるアオコもいい感じで流してくれます。水が動いていて、ほどよい濁りのポイントからエントリーします。
先週著しい変化があった水位。この日も減水は引き続き進行。貯水率60%前後でしょうか。実際、バスの居場所、少し変わっていました。オカッパリだけで考えると、減水ってあんまりネガティブじゃなく、くまなくしっかりと攻められると捉えてポジに臨みます。
ギル以外の手段は虫とザリ
いつもはダムで一番大きい岬からスタートするのですが、減水状況から、ブレイクが少なくなっている可能性を危惧しました。水深がある堰堤側の別ポイントから。ここは普段は日が登ってから好調なポイントですが、風も当たっているし。
風を味方にすべく、スピナーベイトでざっと探るも、反応なし。
前回相性良く10本以上を釣り上げたパルステールフリーリグに換装。ブレイク沿いに回遊と思しきヒットがあり、ファイトまで持ち込んだものの痛恨のバラシ。今日、この「持っていくまで送ったけど、バレる」現象が4〜5回あったんですよね・・・。
・・・にしても、いつもの朝まづめより反応が悪い。
ギルがいねぇ・・・!?一段深いところに落ちている。
先週までギルネストを意識した、ブルーギル系ワームをメインとしていましたが・・・この日、ギルがいない!反応が悪い理由はこれでしょうか?ボイルもいつもより少ないのです。
しばらく攻めていると、いないのではなく、いつもより1段深いところでギルっぽいアタリがでます。ただ、いつもより全然少ないギルバイト数。状況は変わっているようです。
大風で別のところに退避した?ギルネストシーズンが終わった?比較対象がなく、わからない・・・。
前回実績のドライブクローのキャロ・ダウンショット
というわけで魚系ワームに反応が悪そう、となれば、エビザリ系。
まずはキャロで探ります。ドライブクロー2inchは、ギルアタリに混ざって、20cmあるなしが釣れました。

しかし、狙っているアベレージじゃないやつ。このリザーバーはレンジを間違えると、このサイズです。先週書いた通り、このサイズは将来のためにも釣りたくないのです。
ディープを攻めようにも、朝の回遊ヒット以来は反応がありません。周りのアングラーは僕を差し置いて、シャローエリアのライトリグで釣っています。この数週間は僕が先に釣っていたのですが、今日は逆転ばりに、横で釣られてます。完全に僕の攻め方が間違っています。
彼らのようなライトリグは僕はできない(技術的に多分僕の使い方では対応できなそうなくらい繊細にやってそう)、
同じライトリグにして、シェード攻めだったらどうだ!?
と切り替えて、フローティングストラクチャーであるブイの根本の影に3.5gヘビダン。ヘビダンにしたのは、風が強くて、ワームをシェードにステイさせるためです。

並び立つブイを順番に撃っていきます。岸からさほど遠くないブイの真下に投げ込むと、フォーリングでラインが走り、ギューーーンと重みが!ヒット!ブイから引き剥がしてランディング!
やっとアベレージ!釣り開始から2時間くらい経ってました・・・。

ここんところダウンショットはあまり使ってませんでしたが、こういうピンの釣りはやっぱりダウンショットが強いですね。
虫も試してみる=SVSBのドリフト
シェード攻めが有効かもしれない、とわかったところで、今回も新作を投入。
今度は虫。DSTYLEのSVSB。虫ワームって、「青木虫」とか「沈み蟲」とか「三原むし」みたいにポップな名前が多いのですが、この名作はSVSBって名前で覚えにくいな・・・スーパーバイブシンキングバグ=めっちゃ震える沈む虫を略してるらしいですよ。
元祖名作虫ルアーと言われる青木虫が売ってない(おそらくスポンサー終了したから?)ので、買ってきたこのルアーを実践投入します。
ダウンショットですが、今度は1.3g。今日のこの強い風だと、ひたすら流されてボトムなんて取れないレベルの軽さです。意図があって、ドリフト+スローフローティングさせるために1.3g=ジャブジャブの流れに虫を漂わせてみたかったから。
こちらもブイの少し脇に落として、ブイまでドリフトさせてみます。すると、またまた重みが!効果テキメン!一本追加。いいサイズ!

ブイ周りだと、いつもは沖のブレイクでくわすしかないのですが、先ほどのドラクロといい、この虫といい、シャロー側でくいます。彷徨いているフィーディング系に効くのかな?
回遊は普通にパルステールで仕留める
ブイもその後は沈黙or沖目でギルバイトのみに。釣り切った後は毎回実績ある沖のブレイクを攻めます。
完全に回遊待ちでフリーリグのパルステール。ここのところ覚えた新技。この数週間で20尾以上仕留めているワームです。
風が強いので、いつもは5gのシンカーを7gに変更。風が真正面から結構な強さで吹き付けてます。でも、正面なので、ラインが横に流されずにフォールやラインコントロールはしやすいです。午前中は風に対して横からアプローチしたので、ラインが横に煽られてしまいとにかく操作がしづらかったのです。バックラッシュだけ気をつけて風に向かって投げていきます。
ブレイクの中でもハードボトムがあるところをズルズルすると、朝と同じブレイクで重みがかかるような持っていき方で10時過ぎに回遊にあたり、10分で2本。周りのアングラーも釣っていたので回遊は確定です。


この後お昼までは沈黙・・・午前5本。いつもより低調なスタートです・・・。そして、このリザーバー、日陰ってものがないので、すでに顔と手は真っ赤っかです。近くの温浴施設へ退避し、昼寝。
午後はブレイクと心中
14:30過ぎから再開。午前中に見送った一番大きな岬。猛暑とこの渋い環境にいつもは人が絶えない岬がガラ空き。風が吹き付けているのでアオコで水が真緑です。

岬が作るブレイクへフリーリグを大遠投して、沖を攻めると、開始早々、「ゴゴン!スゥーー」っとバイト。フッキングも決まり、ファイトを始めようと、リュックを下ろそうとするとラインが緩んで、痛恨のバラシ。
・・・でも、しっかりフッキングできてた感じしたのになぁ。いい引きだったからアベレージ以上はあったかも。
沖は、距離がある上に、ボトムの釣りはラインもダルめになってますから、フッキングの力が伝わらない。しっかり巻き合わせなり追い合わせしないとフックが貫通しないんですね。
シャローの変化がある場所ではちびバスが戯れてきます。フリーリグをコツコツと突いてきて、小さいことがわかっていたので、あえて合わせずにいたんですが・・・

ふと、僕が立っているところとは別の、以前40UPを釣ったバンクが目につきます。岩盤(写真より左)+倒木+横にシャローという、誰がみても釣れそうなところ。以前はもう少し水位があって、倒木が水没してましたが、今日は打ち上がってしまってますね。

自分が立っているところからは、結構距離はありますが、大遠投すると、届きました。フリーリグのフォーリング中に重みがかかり、ラインが動きます。ラインを張って、少し巻いてみると、重みがかかったままですが、巻けます。先ほどの反省を生かして、グリっと巻いて巻き合わせも追加して、フッキング!距離があるので、とにかく飛ばれないように、ファイトして・・・

結構いいサイズ!シャローに上がってこようとしてたフィーティングさんでしょうか。
この後、同行の嫁も岬でヒットも、僕と同じ。「ラインを送って、ちゃんと持って行ったのにバレる」現象を2連発。反応も乏しくなり移動します。
ラバージグで釣りたい
そして、午前中のブイのあるポイントに戻ります。もうライトリグはやらない!決意し、MHロッドだけで特攻します。
風があるうちに、とスピナーベイトで広範囲を歩き回るもだめ。夕マヅメ前から、風が徐々に弱くなってきます・・・ピンチ。いつもの回遊があるブレイクしかない・・・。
結局パルステールのフリーリグ戦法へ。朝バラしたのと全く同じブレイクへ遠投。17:00を回った頃、朝と全く同じ、「ココン、クイクイ(スーー)」ラインを持っていくバイトです。完全に持って行かせて、思い切りフッキングして、乗せます。

いいサイズ一本追加。ここでもう少し同じリグで攻めれば、きっと続いたと思いますが、もう1つ、試したいルアーがあったのです・・・ラバージグ。
桧原湖で連発してから、やり込みたいと思っていながら、フリーリグの威力が凄すぎて、すぐにルアーチェンジしてしまっていたジグ。だって、ジグからフリーリグにした瞬間釣れたりするから・・・そりゃ釣れる方使うじゃん?(笑)
今日はもうジグで心中する!と決めて、ジグでランガンします。ギルあたりがあるようなところでも、ジグは当たらないんですよね。なんならビビってる可能性すらありますからね〜。ジグはデカイ魚を引っ張ってくるので、強いルアー。小型がビビるのは仕方ないんですかね。
フリーリグでアベレージを仕留めることを諦めるのとトレードオフで、ジグでデカのだけ引っ張ってこい!
あらゆるバスプロが言ってますからね
ラバージグは釣れたらでかい、と。そして、独特のゴツゴツ、グーンというアタリの魔力にハマるのだと。
僕も桧原湖で面白いアタリ方と魚のクオリティの感触を味わい、これを再現すべく投げているわけですね。
周囲のアングラーがポロポロライトリグで釣っているのをみて、ちょっと弱気になり、トレーラーをパルステールにしちゃいますが(笑)、今日は諦めずに釣れるまで投げます。
そして、岬のシャロー側をズルズルしていると、
ジグ特有の、ゴツゴツとした当たりが!
これですよ!ついにジグフィッシュ!
ゴツゴツ、ゴツゴツゴツ
あれ?なんかゴツゴツしてる時間長くない!?普通は2回くらい当たって、一気に重みがかかるんだけどな・・・伝説のアングラー今江勝隆さんか誰かがラバージグはバスをイライラさせるルアーだ、と言っていたので、おそらく超攻撃モードなのでしょうか?
ガードがついている分、焦ってはいけない、と1〜2秒アタリをもらいながら放置しつつ、ラインが走ったところで、フッキング!!
乗った!・・・・さぁジグを喰らうデカバスとファイト!ゴンザレスかも!?近くでランガンから戻ってきた嫁にも「ジグできたぁ〜!」と伝えます。そうです、移動中の車の中で、嫁に「ジグってのは釣れたらでかいルアーなんだよ、みたろ?桧原湖の45スモール!あれがジグの魔力さ」ばりに語っていましたから。
心の中でバスのサイズがどんどん大きくなり、大袈裟にロッドをしならせファイトすると、バスが水面を引きずられて飛んできます。

フリーリグで釣ったやつよりちっちゃい・・・(笑)横で嫁が「ラバージグってデカいの釣れるんじゃないの」って爆笑してます。すぐにフリーリグに付け替えたことはいうまでもありません。
しかし続かず・・・先週同様、日没前には水面は静かになり、納竿となりました。
夏の新たな打ち手、虫とザリガニ
さて、パルステールの無双っぷりもえげつないのです。これは別記事で。

今日は結構タフな時間帯に、虫とザリでも釣れたことが嬉しかったです。魚が少ないので、魚以外で攻めてみたかったんですよね。
陸王で青木さんが無双しているSVSB
青木さん系のワームは繊細すぎて、自分に合わないと思って見送っていたものの、ついに導入。確かに、手足がプルプルしてくれて、バイトが多くありました。軽いリグで表層からボトムまでしっかりと攻められる印象。
最近好調のドライブクロー2inch
昔は4inchでカバーうちすると結構良いサイズを釣れてきてくれたドラクロ。桧原湖で2inchのウィード攻めをしてハマっているのが、このミニサイズドラクロ。ダウンショットでも釣果が出て、一軍入り。フワフワさせても、ずるずるしても釣れます。ハサミよりも足のプルプルアピールが効くようで、たいてい足だけ持って行かれます(笑)
まとめ
タックルなんですが、シーズン開幕当初はベイトフィネスタックルでの釣果が多かったものの、最近はMHタックルでも釣果が追いついてきました。今日は最後、MHタックルだけ持ってやってみました。1タックルって機動性持ってできていいものです。ランガンしたい時はMHタックルオンリーもありですね。

この日の釣果は以下の通りです:
- 13バイト9フィッシュ3バラシ
- 累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回):17(バス15/渓流2)
- 累計釣行回数:34回(バス32/渓流2)
- 累計キャッチ数:91尾(バス87/アマゴ4 *ナマズ2は未カウント)