花粉症で鼻が詰まって、知人と朝まで飲みに行って泥酔して寝たら、常時鼻詰まり+喉カッピカピになり、翌朝19日は一時的な降雪がある冷え込み、完全に風邪をひいて味覚を失いました。今年の花粉はとんでもない症状な上、熱はないのに風邪っぽくなって漢方漬けの日々を送ってます。
というわけで、今日は10時過ぎまでゆっくりと寝て、嫁の号令で釣りへ。僕は眠い目をこすりながら意識朦朧の中で準備をするわけです。そもそも考えれば、嫁が「釣り行くぞ」と僕を鼓舞する日が来るとは。コーヒーをかっこんでお昼に出発しました。
今日も高滝?いえ、今日は茨城のK川です。理由は、所要時間です(笑)。
僕の住んでいる東東京は、K川の方が圧倒的に近いのです。45分、混んでても1時間。高滝湖に行くにはアクアラインだろうが、京葉道だろうが、1.5時間、昼を挟むと渋滞に巻き込まれ、2時間コース、おまけに帰りの時間は渋滞必至で、3時間コースです。
午後だけ釣りするにはタイパが悪すぎる、というわけで、K川。
1. 釣行の概要:三寒四温の寒三日の上り坂の日
- 釣行回数:#8
- 日付:2025/3/20
- 場所:K川(茨城)
- 天候:晴れ
- 気温:9~13度(最低気温0度)
- 水温:11~13度
- 風速・風向:南南東 3m
- 時間:13:30~17:30
- 狙いの魚種:ラージマウスバス
- 使用したタックル:後述
月〜水は比較的寒い日が続きました、19日はなんと降雪!午後には晴れてきて、今日にかけて、最高気温13度くらい。極寒は脱したくらいに回復し、明日からは20度近くまで上がるみたいです。
雪降って、寒日続いた後、晴れちゃったよ。これもう厳しいんじゃない?って思いつつ、釣行開始!

2. ポイントとアプローチ
ポイント1:いつものベント部分
- 状況:水位が増えてきた+東風が吹き抜けて肌寒い、強烈な濁りと漂流物
- 使用ルアー:キャロ・スモラバ・レイダウンミノー(デカイサイズ)
- 釣果:0
いつものベントからスタート。ここはもう秋に数週間いい思いして以来は沈黙。全然釣れてないんですけど、K川のコンディションを知るためにまずここにしました。
釣り人すくな!先週の高滝湖といい、何、みんな花粉症で動けなくなってる?ここ、ハイシーズンは結構人いるんだけど・・・。
カエルなのか、コイなのか、バシャンと、時折シャローに生命感がありますが、テトラにベイトはおらず、もぬけの殻。嫁はテトラに入り込むコイを見たそうですが、バスはいない・・・。
高滝同様に、水位が戻ってきていますね。晩秋から冬は対岸の浅瀬が丸見えだったんだよね、ここのポイント(冬の写真)

今日は(写真の向きは変わりますがこの写真の右側が浅瀬)、すっかり水に隠れてます。

水温も11度と少しずつですが底上げされてきてます。反転流周りをキャロ、テトラの隙間をスモラバ、シャロー全体をレイダウンミノーのただ巻きで探りますが、もちろん反応なし。しかも、そして、浅いからって使ったメタルワサビーの4gの軽いやつ、テトラに挟まってロスト・・・。とにかく水がちゃばんでるし、埃っぽい粉塵みたいなものがずっと流れてます。秋から冬にかけて、クリアアップされていたから、汚く見えるだけ?いや、でもルアーにも否応なしに枯葉や枝が引っかかってくるので、上流で何かあったん?1時間ほどやって、移動!
ポイント2:上流の水門部
- 状況:本流は茶濁り・水温は12度
- 使用ルアー:ハイピッチャー 3/8oz、スモラバ
- 釣果:1
上流の公園が併設された水門+橋脚ポイントへ。ここは去年からずっと調べていて、結局行けずじまいだった上流部になります。ここより少し上ると、この川で有名な堰があります。

この写真は本流。水、やっぱり汚い・・・そんで、浅い。時折鯉が暴れてますが、無視。
これだけ濁ってると、多分ちゃっちぃルアーだとバス、気づかないんじゃないか?と考え、ふと、スピナベに付け替えます。浅いのでいつもは1/2や5/8ozですが、3/8oz。1/2oz〜対応のロッドなのに、投げやす・・・(理由はスピナベのウエイトはヘッドだけだから3/8って実質1/2oz)!
本流に見切りをつけて、水路のように分岐する水門部分へ。ここがまぁ鯉の巣窟。
水深は3~50cmくらいで、うじゃうじゃ鯉が泳ぎ回ってます。写真の手前、ボトム見えるでしょ?こんなボトムが延々と続いてます。おまけに本流から分断されているので、水は綺麗ですが、流れが当たってないです。

コイも。写真の左真ん中へんの枝みたいなのが背鰭です。真ん中下にもいますね。

「鯉の近くにバスがいることがある」って田辺さんがどっかの番組で言うてたな〜と。スモラバで、カバーをやってみますが、全然ダメ。
16:30前、水門の壁際やインレットは見切って、「コイよりも少しだけ離れたところでやってみよう」と沖にスピナベを遠投。よぎったは昨年冬のK川の別の水門での出来事。スピナベをドシャローで引いてたらチェイスがあった記憶。スピナベやってみよう、という発想になりました。
表層直下を巻いていみます。表層直下って言っても、そもそも水深50cmもないです。全部水中、見えちゃってるんですわ。スピナベがこっちに向かって泳いできます。3~5巻した頃でしょうか?
スピナベがふっと消え、魚が反転していきます。同時にゴッというような衝撃が竿に伝わりました。近くでコイが散ります。
「やべ・・・コイにスレがかりしたかも」と嫁に声をかけ、ファイト開始。そもそもスピナベがスレがかりなんてするのかどうかを考える暇もなくロッドがしなり、魚体は浅瀬を右に左にビロビロと平打ちます。
やり取りしていると、引きが全然コイじゃない気がしてきます。コイのスレって、ズーーンと重くなったままで時折、沖にグイーーーーーと走るような大味な引き。一方、僕のロッドの感触や魚の動きを見ていると、明らかに頭振ったり、ブリブリしてます。
嫁と・・・「バスじゃね?」となった瞬間、真剣にファイト開始(最低)。焦り始め(笑)、ジャンプを必死でいなして、ランディング!
*嫁撮影のジャンピングバス

ついに、ついに、2025年が開幕しました。8回目の釣行で、10年以上ぶりの3月のバスキャッチ〜!!!37cmでお腹もブリっとしたナイスバス。K川らしく、強烈に引きました。

何が嬉しいって、初バスがスピナベです!毎年毎年スピナベばっかり投げてて進歩ねぇな〜って感じですが、一番大好きなルアー+強い釣りで開幕できた〜!!こんなシャロー、そんな中でルアーを食うとこ見えたってのは強烈でした。なんとなく写真でお分かりかもしれませんが、ボティ丸呑み。
浅いところをまけるように3/8にしといてよかった!ハイピッチャー3/8は安いし、よく飛ぶし、巻抵抗もほどほどなので、こういうよく知らないところで投げるにはちょうどいいですね。
ここだけ少し水が良かったのは、多少なりインレットで本流の汚い流れとは異なる水があったからでしょうか?そんでコイの大群には距離を置きつつ、腹減らせたバスがちょっといて、食いにきた、みたいな感じかな、と思います。
その後もあれこれ試しましたが、アタリもなく、単発で紛れ込んでたやつと思われます。
日も伸びて17:30でもまだもう少しできそうでしたが、単発の祝日ということもあり、早めに納竿し、帰路につきました。
3. 使用タックル
タックル1:スピナベ・ヘビーバーサタイル
- ロッド:TULALA Baksyn Heavy Wire 70MH
- リール:SHIMANO カルカッタコンクエスト100HG
- ライン:シーガーフロロリミテッドBASS 12lb
今日のMVP。よく飛ぶ、よくしなる、37のバスもよくいなせる竿です。前述しましたが、このロッド、1/2~が対応ウエイトですが、3/8ozのスピナベも(合計重量の観点からも)余裕で使えます、というか、1/2よりも非力な僕には投げやすいです。ちなみにこのロッド、スピナベロッドですが、去年はキャロでしかこのロッド釣ってませんので、晴れてスピナベで入魂となりました。
タックル2:キャロ・スモラバ・シャッド
- ロッド:Fishman Lower 73L
- リール:Loongze AirLite DBC A100(右)
- ライン:ハードブル1号+リーダーフロロマイスター5lb
今日はシャッドロストしたり、ワサビーロストしたりでトリプルフック恐怖症になりそうです。
ヒットルアー:OSP ハイピッチャー 3/8oz
とにかく減水で浅いK川。いつもは1/2のスピナベをコンパクトで巻き抵抗少ないハイピッチャーの3/8まで落として、サーーっと確認しようとしたら、釣れました。
表層直下をスーッとリトリーブしていたら、バスが反転しながらさらっていきました。
4. なぜ濁った?なぜ上流に行った?
毎週釣りに行って体感できてますが、高滝湖同様、水位も上がってきていたり、水温も12度。早く餌となる生物たちが活性化して欲しいのは、先週と変わりませんね。
ところでなんで今日こんなに濁ってたんだろう?明らかに本流は見たことのない濁り方をしていました。理由がわからない。
あとは釣れた魚もたまたまの居付き、釣れた上流部も「夏に備えてチェックしとこ」という理由での挑戦。なぜそこにバスがいたのかもわからない。太ってはいたので、フィーディングでしょうかね?
まだまだ「なんでそこにいくのか」「なぜそうなってるのか」が定まってない釣りになってます。
5. まとめ

この日の釣果は以下の通りです:
- 1バイト1フィッシュ
- 累計:1
- 累計釣行回数:8回
- 累計キャッチ数:1匹
ついに、初バスゲットできました!回数いけば、なんとかなるってことね。冬の絶望感が少し晴れてきました。