釣りをしていて、クマと毒蛇とカエルの次に怖いもの。それはモノの紛失です。僕は性格的に、物質偏愛主義者なので、「ものを失くすこと」とか「ものがどこにあるのかわからない状態」に発狂する性格です。先日、渓流釣りの運転中、たまにしか履かないゲーター用のショーパンで移動していた時の話。
ポケットに入れていたスマホ・タバコ・ライターが全部、ポケットから滑り落ちてました。入渓する前にポケットが空になっていることに気づいて、運転席に落ちているのを発見できました。でも、これ、釣り場で屈んだ時に落下してたらシャレにならないな、と。
普段はチャック付きポケットのズボンで釣りしているから油断していました。シャカパンはこういうのがあるな、と。
渓流でもバスでも、オカッパリで釣りをしていると、やれロッドだ、リールだ、ルアーだ、とものが色々増えていきます。オカッパリは足で釣る。つまり、機動性は最重要要素です。
最初はシンプルだった釣り荷物も、どんどん増えて、最後はケースも複数になり、ポケットもパンパンで非常に釣りにくい・・・機動性に影響ありありなわけです。。
この2年ほどで、タックルバッグはかなりカスタマイズが進んできて、ルアーやら小物類はほぼ掌握できるようになりましたが、携帯とタバコ・財布・かぎなどの生活で使うものだけはまだ場所が定まっておらずで結局釣りバッグの防水ポケットにガソゴソ。
その後、ポーチに行きつきました。色々試してきましたので今日は試してみてよかった品をご紹介できたらと思います。
ちなみに実はアウトドアポーチは私生活(仕事の時のお供に)でも使っていて、結構使用頻度は高いと思います。
スマホと鍵とタバコ「不定期かつ頻繁に取り出したいもの」
まず、ポーチが必要になったのは、超シンプル、スマホとタバコ(と携帯灰皿)、鍵を収納するためです。
この3つは、不定期に、でも結構な頻度で取り出し行動が発生します。釣具とは全く違うリズムで必要になるので、別で保管しておきたいわけですね。
◆おもろい景色があった/魚が釣れたから写真とろ
◆そろそろ一服
◆車の鍵どこだっけ?
こんな感じです。
ポケットでずっと収納していたのですが、最近は軽量速乾系のパンツなので、
◆ポケットがかさばって動きにくい
◆ウェーダー・ゲーターだと浸水する可能性がある
◆万一、ポケットからスルリと落ちたら怖すぎる
というわけでポシェットにしたわけですね。
*ちなみに財布は釣り場では出さないので釣りバッグの防水スリットに入れています。
ポーチだとバッグやベルトに脱着できるので釣り具なしでも使える
あとは、なぜポーチなのか、ということです。ボディバッグではなく。これはズバリ、釣りバッグに脱着できるかどうかです。釣り場「まで」の移動も考えた時の利便性も含めて。
釣りするときに、すぐ釣り場につかずに、運転したり、休憩したり、ケータイチェックしたりするじゃないですか?
◆ボディバッグだと釣り場での入れ替えが発生する。
僕は普段使いではお気に入りのボディバッグも持っています。可能な限り釣り以外ではそれを使いたいです。しかし、釣りバッグと2つ持ちになると、結構嵩張ります。おまけに釣り場で、入れ替えの手間があるので、釣りの時は、基本的にはアウトドアポーチだけ持って行くようにしています。
◆釣りバッグだと持ち歩けない。
釣りバッグに収納してしまうと、例えば釣りバッグをトランクや後部座席にバッグを置きっぱなしにしてしまうことがあります。かといって、釣り場以外でわざわざ釣りバッグを抱えたり、休憩ごとにガサゴソと釣りバッグから小物探したくないわけです。
ポーチであれば、カラビナやベルトを利用して、釣りバッグにワンタッチ脱着可能=入れ替えがないですし、釣りバッグについていない時も片手でポンと持ち歩く/ベルトにつけることができます。
だから、小型のポーチは別で用意しておいて、釣りをしていない時も外部ポケットのように使うわけです。
釣りって移動時間も多い中で
◆コンビニやパーキングエリアでの休憩・一服タイム
ポーチを手に取り、キーレスで車の鍵を閉めて、買い物はキャッシュレスで済ませて、タバコ吸って戻ってくる。これなら、小さなポーチだけで運べるということも実は結構重要でした。
防水性は必要か
バス釣りでオカッパリや堤防で釣りするくらい僕は必要ないと思って防水ではないポーチを使っていました。実際にもバス釣りではそこまで防水が必要だなって思う場面は、ありませんでした。
渓流では、屈んだり、ずっこけたり、水滴たっぷりの落ち込みを乗り越えたり、流れに逆らったりする行動の中で、タバコが湿ったりや電気のキーがダメになるリスクを感じる瞬間がありました。あと、バス釣りも含めて雨の時ですね、結構な雨ではやはり防水ないし撥水の方が、結局釣りをした後も楽だと感じました。
なので、現在は防水を使っています。
防水・薄型・簡単ロック!CHRONO+SHOEBILL クリックロックポーチ
ほんとにタバコとスマホだけで何の心配もしたくない!って人はこれはとてもおすすめです。約4000円です。
現在メインで使用しているのが、クリックロックポーチです。
防水(ターポリンによる撥水ですかね)機能があり、タバコとスマホ、リーダーライン収納向けに作られたポーチです。先日の突然の雨の時に15分くらい水滴を食らう程度に使ってみましたが、結構な雨でしたが、中は無事でした!色は赤と緑と紫と黒と下記のバーガンディがあります。結構売り切れで僕は売れ残っていたバーガンディにしました。
スマホの一回り大きいくらいのサイズ感でマチも薄めですが、写真の通り、紙タバコとライター入れても少し余裕があります。ポケットはメインのポケットと手前の薄いポケットの2つのみ。
普段使いで実証してますが、iQUOS本体とILUMAタバコ一箱とスマホをメインルームに突っ込んでパンパンっていう感じですね。
スマホは本来奥のポケットなのですが、サイズ比較用に薄いポケットに載せました。
収納力そのものはスマホとタバコでパンパンですが、無駄に大きいよりいいので、気に入って、仕事リュックにもつけて使っています。
カラビナもあるし、ベルトにくっつける穴やマジックテープの固定も可能で、何にでもくくりつけることができます。
ポケットにギミックはないものの、こいつの特徴は、「閉めると勝手にロックする(開ける時はレバーのように先端を軽く引くと解除)」という落下防止のロック機能。
上蓋を下に引っ張るまではポーチがロックされるので、屈んだ時に蓋が開いてしまって、荷物が落下!みたいなことがないスグレモノです。チャック式より楽な感じはします。
ポケット充実!PAAGO WORKSのSNAP(LEFT/RIGHT注意)
タバコは吸わないけど、小物たくさん持ち歩いている人はこっちがいいかと!こちらも約4000円でポーチの相場ですかね!
もう1つ僕が最近まで使用していたのが、PAAGO WORKSのスナップです。
これもスマホより少し大きい手のひらサイズです。
カラビナ、ベルトホルダー、リュックのハーネスへのマジックテープベルト、と脱着性能は充実しています。
こいつは鍵やボールペンも収納できるようなポケットが充実しています。どちらかというとハイキング向けですかね。
これもタバコとスマホを入れてパンパン!くらいの容量です。
一応500mlペットも収納可能らしいのですが、相当かさばるし、ペットボトル以外が収納できなくなるので使ってる人いないと思います(笑)。
しばらくこれを使ってしましたが、こいつは防水ではないのです。制作秘話に「デザイナーから”防水いらねんじゃね?”と言われて防水無くした」って書いてましたが、僕はそのデザイナーをグーで殴りたいって思いました(笑)。
確かに、そんなに濡れるような場面はありませんでしたが、渓流と雨でタバコが締めるくらいにはなってしまいます。
パーキングやコンビニでも指にかけてポンと持ち出せていて重宝していました。
リュックのハーネス装着をコンセプトにしていますので、こちらはリュックスタイルの方にお勧めします!
こだわり必要なのが、左右のモデルをちゃんと選ぶこと!こいつ、ハーネス装着のために、チャックが斜めに開くんですよ。本体を縦にして正面から見た時、チャックが左側についているタイプと、右側についているタイプがあります。リュックの左右どっちのハーネスにつけるのか、右利きか左利きか、でほんとに利便性が変わるので、購入の際はLeftかRightかはしっかりとシミュレーションして書いましょう。
シミュレーションの方法は、いつも使っているリュックを背負って、収納したいものを想像して、どっちのハーネスにつけるかを考えてみましょう。たぶん右利きの人は、左肩にポーチがついてて、右手で左肩に手をやる方がいいと思うので、Rightモデルにしましょう。僕はショルダーバッグが右肩に掛けるタイプだったので、Leftモデルにしました。
これはレフト。右肩のハーネスにつけて、左手でチャックを下せるような形になっている。
圧倒的に右だと思うので、右のリンクつけておきます。。。
「ポーチに入れる」で釣りを快適に!
タックルが増えてくるとどんどん置き場がなくなる小物類ですが、僕は「小物はポーチに入れる」というルールを作ってからは、ものが散在してしまうことがなくなり、釣りに集中できたり、ポイント間のちょっとした移動でも釣りバッグやポケットをガサゴソすることがなくなったりで、ストレスが減りました。
最近では仕事カバンにもくっつけたり、ちょっとした出先の用事では腰にくくりつけたりして、普段使いもしています。
釣りの時のスマホやタバコなど小物に煩わしさを感じている方はぜひ、アウトドアポーチ、ご検討ください。