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バサクラ2025で考える釣りスポーツの難しさ+霞水系久々釣行 #56

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冬からバスフィッシングをお休みされる方って多いんじゃないでしょうか?特にオカッパリは、水温低下で食いっけのある魚は減るし、ディープに落ちてしまうようなフィールドだと手出しもできないし・・・僕はあと1回行ってバスは終わりかな、と思っています。

真冬はこんな感じで過ごそうかと思っています↓

*実家の愛猫です。

つまりは冬=アングラーの動きが悪い時期。そんな冬のバス釣り業界はイベントをいくつか仕込んでくれてます。

大きいところだと以下でしょうか:

・11月〜1月:主要メーカーの新製品発表
・1月:大規模展示会「釣りフェス」

そして、11月末にも1つ大きなイベントが(実はずっと)あるんですね。

「Basser All Star Classic」という厳選された人気プロアングラーによるバス釣り大会です。
通称バサクラです。

今回は(ちょっとだけですけど)初めて行ってきました。

目次

バサクラとは

簡単に言うと月刊誌Basserが主催する釣り大会+野外フェスです。人気のある20名以上のプロアングラーがズラりと並び同じ霞水系で戦うという1980年代から行われている由緒正しきお祭り大会。プロ野球のオールスターですね。

バスの専門誌『Basser』が贈る、釣りとアウトドアが融合した、大規模な野外イベント。その中心は、国内外から招聘されたスタープレイヤーのみが参戦を許される、特別なバスフィッシングトーナメントだ。

(中略)

試合観戦だけではない。限定アイテムが並ぶメーカーブースや主催者のチャリティーオークションなど、来場者を巻き込むコンテンツも満載の二日間。

公式HP   https://bac.tsuribito.co.jp/

人気どころですと、青木大介さん、川村光大郎さん、カナモさん、今江勝隆さん、清水盛三さん・・・etc。各時代を彩ったトッププロが同じ舞台で戦うってことです。哲男さんは引退したらしい。

今回は利根川のほとり佐原香取で開催されたバサクラ。フィールドは霞水系〜利根川水系。大会は2日間。観戦側は、競技時間中はブースで買い物やイベント参加・食事しながら中継を見て過ごします。2日目は15時からウエイインショーがあります。ライトアップされたステージにバスボートを牽引して、各プロが登場してヒットシーンの映像やウエイトを公開しショートインタビュー、迫力たっぷりのショーです。

開催趣旨とYoutube同時中継システムで考える釣り観戦の難しさ

このバサクラ。Youtubeで何人かのアングラーにはずっとカメラをくっつけていて、攻め方とかヒットシーンは中継されます。正直、映像クオリティは微妙なんですけど、それは釣りの構造上の問題なので後述します。

なんでそんな中継をYoutubeまで流してわざわざやるのか?

開催の歴史を辿ると、すごく興味深いんですね。

早朝スタートして、夕方に戻り、釣った重さで順位が決まる。入賞すれば賞金がもらえる。これだけで、果たしてそれが叶うのか。

たとえば観戦スポーツの雄である野球は、勝敗とスコアを伝えているだけではない。プレイボールが宣せられてから9回裏までのドラマ、駆け引き、選手の歓喜や落胆といったすべてを球場や放送で共有できるからこそ、あれだけ熱狂的なファンが生まれ、そこに野球というスポーツや選手への評価、敬意も生まれる。 バスフィッシングトーナメントに置き換えれば、アングラーの戦略、それをやり遂げるためのタックルの選定、目の前の状況変化へのアジャスト……、そういったプロセスや、選手の苦悩、歓喜が伝えられなければ、その結果としての順位や賞金はきちんと評価されない

公式HP https://bac.tsuribito.co.jp/history/allstartalk01

この理念に則って、結果だけではなく、プロセス部分を明確にした試合を提供するということですね。過去は誌面実況から、最近ではYoutubeのリアタイ中継にまで昇華してきたわけです。

この趣旨って素晴らしいな、と思いつつ、本当に難しい課題と思うのです。

プロ野球やサッカーは当たり前すぎるので省いたとして。バレーや陸上、バスケもテレビで流れていたら観るくらいはするじゃないですか。で、やれ、今勝ってる負けてる、もそうですし、あのプレーがすごかったとか、この選手はすごいな、とか勝敗じゃないところで「お!」ってなる瞬間て、多からずにしろ、ありますよね。

でも、釣り・・・・バスプロの試合って観たことあります?(苦笑)。30年釣りしている僕も、観ないです。自分がほぼオカッパリってのもありますけど、いつなにが起こるのかわからなすぎますし、下手すると魚を見られないまま、ずっと移動シーンや景色見る羽目になるわけです。

まぁこれは、

魚というスコア対象物の変数が大きすぎるだけなんですけど(笑)

プロ野球ではベンチにいる選手以外がスコアや勝敗に絡むことはありません。いきなりチーターが登場して塁を埋めて、ゴリラがバットを振ってホームランを打つ、みたいなことはなく。バス釣りは、異生物であるバスが登場しないとスコアになりません(笑)こいつらは別に大会だから張り切ってたくさんルアーを食べる、ってことはもちろんない。

野球は打席とスタジアムの中でしか得点しませんから、カメラも定点です。しかし、釣りはボートで何十分も移動して各所にプレイヤーが散っています。

もうこれだけで伝える側も伝えられる側ももう情報整理や予測が追いつかないのは明白です!

でも、僕は、この趣旨は素晴らしいな、と思っています。なぜなら、別にニイチャン・オッサンがバス釣りあげてドヤ顔しているシーンをみたいわけではないのです(いや、それもそれでみたい)。

上手な人って結局何で、どこで、どうやって、なぜ釣っているのか、を勉強したい、見習いたい、ということなわけです。その中で、キッカーフィッシュをとった時や異次元の連発を観た時に、やっぱやべぇこのアングラー!!!って感動が付随してくるイメージ。

同じバス釣りで言うと、この点、競合の雑誌ルアマガ誌が主催する「陸王」はある種、僕ら視聴者にはありがたい形式になっていると思います。(バサクラのように生中継ではなく)録画編集されていることが大きいですが。

対決するのは、基本2アングラー、決勝も4アングラーです=つまり必要な対象者が少ないので視聴側は、行動把握しやすい。人数も少ないし、オカッパリで場所も限られていて、編集もされている=テンポよく切り取られていて観ていて状況が読み取りやすい。「これ釣れるのかな?なんでここで投げてるのかな?」という不明や不安があまりないです。道具もテロップが都度出てくれるので、どんなロッドやリール、ラインでやっているのかも一目瞭然+購買にも繋がりやすいと思ってます。

一方でバサクラは30人近いアングラーが散らばり、カメラをつけている数名を追いかけながら、他のアングラーがヒットしたら画面切り替わって、で結構大変そうです・・・タックルもコロコロ変わるので追いきれない・・・なかなか難しいチャレンジをしています。

でも、技術進化できっと良くなるはずです。よりタイムリーにエキサイティングになっていくのではないかな、と思っていますし、そうなって欲しいですね。趣旨が素晴らしくチャレンジングです!

結果は?人気選手の一騎打ち

優勝は、Dです。スコアを見ると、やっぱりすごいですね、D。陸王でも凄かったですが、バサクラも。この方は普通の試合も当時から総なめにしてましたが、もうほんとに圧巻です。あんまり全部見ていないのと、釣れたところを書き出すともう止まらないので、詳しくは公式でご覧ください。

気になったシーン

しれっと終わってましたけど、藤田京弥さんのボートに乗っていたAI追尾カメラ。藤田さんの企業秘密的なライブスコープ映像を映し出してしまいます。結構な時間Youtubeに映り込んで、解説の鬼形さんが「いや、(セッティングとかシークレットもあるかもしれないから)もう解説しない方が・・・」って止めてるのに、レポーターの女性が「この画面の左上が〜」って、メッシもビックリの切り込みで解説を見せてしまったシーン(その後藤田さん自身がそれに気づいたぽく。ちょっと、ん?あれ映ってんの?って顔でカメラをひっくり返してましたね。絶対思うところあったと思う、企業秘密だもんね)。

ウエイインで藤田さんが「結局、自分は何位なんですか?」って聞いていたり、(早朝で疲れていてアメリカにすぐ帰るハードスケジュールもあるのでしょうが)ファンサービス時間で少し不機嫌そうな感じで対応していたのも、それありそう・・・。

笑ったシーン

もうこれは後で見て欲しいんですけど、青木さんに終始ですね。

「ギーラカンスではない」

「スーパーフィールアライブ」

あの芯の太い声でパッとコボケ挟んでくる感じが試合の緊張感とマッチして笑えました。

ファンサに無料記念品=入場料/観戦費あっても良いんじゃないか説

ここまで語っておいてですけど、大会の内容そのものについては、僕はリアタイであんまり観てなかったです。正直Youtube観ていても、会場にいてもイマイチよくわからないので。でもこのイベント、上述の通り、陸上でもいろいろ充実したイベントやっていて面白いです。程よく活気もあって。

イベント会場はブースにたくさんのメーカーが出展していたり、ファンとアングラーの大会後交流があったり、記念品がもらえたり、と充実していると言い切れる内容でした。お祭りふらついてるような気分です。近くに利根川も霞もあるので、飽きたら釣りに行けばいいし。

すんごく気になったことなんですが・・・めっちゃ記念品もらえたんですけど、観戦費とってないんですね。

これ、めっっちゃくちゃ申し訳なくなりました。釣りフェスって入場費用取られるけど、貰えるものってそんなにないです。しかし、僕はウエイインの直前についたのにも関わらず、フックとかシンカーとかステッカーとか結構実用的なものをいただきました。

コータローさんとはボート上で記念撮影もいただきました/big fish賞おめでとう!!

この手厚さの上、大会で疲れていたアングラーと写真や会話交流までできるって・・・入場料とかで少しでも経済効果に貢献したかったとすら思いました(僕は天邪鬼なので、入場料取られていたらそれはそれで文句は言ってるんでしょうけど笑)。まぁな、でも、自販機全部売り切れですごく高いご飯と飲み物買わざるえなかったしな(笑)。

Basserを買ってくださいって、司会の方々がおっしゃってましたけど、うん、確かにって思えるイベントの充実度だと思います。

とはいえ、初冬のバスフィッシングに不可欠なイベントである!

色々書きましたけど、ウエイインショーも含めて、活気があって盛り上がってます。特に今回は青木さんのね、圧巻のラッシュシーンとウエイト、そして、笑えるコメント、コータローさんの登場〜連発劇の回想は会場が湧きました!

他人の魚にお〜〜!ってみんなで驚いたり、横並びのアングラーから圧倒的な釣果を突き抜けて出すアングラーに興奮することなんてそうそうないです。そんな体験ができて、何かこうワクワクが残るイベントでした。

11月の釣れない時期にプロに釣ってきて「まだまだ楽しめるぞバス釣り!」と闘魂もらう、会って話してモチベを上げる、こんな時期だからこそバス釣りが盛り上がる素晴らしい大会です。

釣行の概要:一応釣りしたよ

  • 釣行回数:#56
  • 日付:2025/11/30
  • 場所:霞ヶ浦水系・牛堀周辺
  • 天候:晴れ
  • 気温:日中16度(日差しが強くダウンジャケットだと少し暑い)
  • 水温:13度(水温計電池切れで12~13度での最頻値)
  • 風速・風向:1~4m・西
  • 水位など:不明
  • 時間:K川:11:00~13:30
  • 狙いの魚種:ラージマウス
  • 使用したタックル
  • 巻物タックル:スピナベ・バイブ・クランク
    • ロッド:TULALA Baksyn Heavy Wire 70MH
      • リール:SHIMANO カルカッタコンクエスト100HG
      • ライン:フロロリミテッド12lb
  • 遠投タックル:ヘビキャロ・フリーリグ・ラバージグ
    • ロッド:DAIWA ハートランド(スタンダード) 802MHRB-21
    • リール:DAIWA IMZ 100C-XH
    • ライン:フロロリミテッド12lb

牛堀に1年ぶりくらいに行ってきました。ポカポカしていて水温も13度くらいあるもんで、ワンチャンスに期待も、そんなに甘くない、無です。その後横利根川方面も巡って見ましたが、ノーバイトでした。

バサクラの休憩所で偶然ササカツさんと話すタイミングがありましたが、やっぱり

有望ポイント+タイミング

が霞の命だと・・・確かにバサクラもプライムタイムにラッシュした選手も多くいましたからね。結局、プラでしっかりとスポットを絞って、爆発する時間に釣り切れるのが上手な人ってことでしょう!

  • 0バイト0フィッシュ0バラシ
  • 累計キャッチ回(1尾以上キャッチできた回):33(バス31/渓流2)
  • 累計釣行回数:56回(バス54/渓流2)
  • 累計キャッチ数:186尾(バス182/アマゴ4 *ナマズ3・フナ1は未カウント)



休憩所でササカツさん、ファン交流ではコータローさん・カナモさん・京弥さんと交流

ブース・プロ交流・記念品もあるのに入場無料

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