3連休の2日目。最近はずっとK川だったんですが、K川は僕の実力値ではテトラゲームになりつつあり、このブログでも幾度か話していた「初場所挑戦」を敢行することに!
場所は関東の某リザーバー。雑誌などではみたことがない名前ですが、そこそこ調査してバス釣りは結構盛んということがわかったポイントです。有名スポットではありませんので名前は伏せます。
前日は結構な雨、当日は雲ひとつないピーカン=濁流+低活性か
カーシェアの関係で、午前中出発の昼釣行開始。
当日は20度超の秋晴れです。パーカーだと汗ばみます。アウトドア日和で道路も混んでます。釣りとなると結構なタフコンと予想していました。
というのも、前日、ポイントの地域は結構な雨が降ったはずなのです。昨日はK川でも朝は一時的にレインウェアでも辛いくらいの雨でしたからね。あれより降っている予報だったから、結構な濁りが入っているのだろうなと。
さらに、低気圧の後の雲ひとつない晴れ。高気圧で魚の活性も低いんだろうと。
リザーバーへの道で流出河川を覗き込みますが、なんと言ったらいいんですかね、僕のタックルバッグみたいな白濁?っぽい水が流れています。こんな色↓
普段からこんな色・・・・のはずないよなぁ、と不安を抱えながら、到着。高台からリザーバーを眺めます。
全体的に上記のカバンみたいな色でしたね。
全周数kmの野池型リザーバー。足元浅!
このリザーバーは無名ポイントだけあって、小さいです。やる気さえあれば徒歩で1日で回り切れるんだろうな、くらいの野池のようなところ。
高台での情報と地図を見て、
・濁っているので、水通しが良さそうな地形
・リザーバーっていうからにはディープにもアクセスできそうな変化がありそうな地形
から降り立ちます。水温は18度。悪くはない。けど高気圧でどうなんだろうな。
というか足元の水深、地上に生えてそうな草が頭出してるレベルで浅い。30センチとか?ここほんと大丈夫?
お昼スタートなので、まずはキャロリグをぶん投げて、地形変化を頭に叩き込む作業から。
初場所のチーム戦略:複数人で釣りに行って確率を上げる方法
さて、一瞬話が逸れるのですが、今回は初場所を三人連携プレイで攻略したいという意図があります:
◆複数人で別々にランガンしてフィールドを丸裸にする
今回この場所を選んだ理由はフィールドの「狭さ」です。
相乗りで釣りに行く場合に、大規模なフィールドだと、こんなことが起きます:ランガンしたいけど、車移動が必要になるとみんなで移動し続けないといけない。結局車での移動時間や積み下ろしに結構な時間を使ってしまい、釣りをやりきれないことも少なくない。
だから、お互い好きに歩いて回れる狭いフィールド。車に戻ったり、タックル積んで降ろして、という手間がない=色々試せるのではないか、ということです。知り尽くせる狭いフィールドから、まずしっかりと責め切ろうという作戦ですね。
まぁ、当たり前のことなんですが、今までは集まってダラダラ釣りすることの方が多かったのでね(それもとても楽しいし)。
そして、もうひとつ。
◆各々の情報から釣れる方法をひねりだす
これが今回の収穫でした。今年は釣りに行きまくったこともあり、嫁も自力で釣れるようになったし、Sくんも自分の釣りたい釣り方ができてきました。
・嫁はダウンショットの釣りでギルや小バスの探知が可能になった
・Sくんはブレードベイトで上手にキャストできるようになった
ということで、今まで僕が1人でしていた、魚探がわりのセコ釣り・スピナーベイトでの調査は彼らがやってくれちゃうわけです(笑)。代わりに僕は最近ハマっているキャロでの地形把握で地形情報を伝える。
最高のチーム戦じゃないですか!我ながら良い育成をしたものです(連れ回しただけで何もしてない)。なぜこんな当たり前のことを収穫かというとですね、僕、基本的に「自分の釣りたい釣り(これ覚えたい!これで釣りたい!)」しちゃうんです。だから決めつけて粘りがち。でも、釣りが終わった時、「もしあそこでこう(移動・ルアーチェンジ)していればどうだったんだろう?」が人一倍強い釣り方しちゃうんですね。釣り人ならわかると思うんですが。それを3人で展開できるのでやりきれそう!と思ったわけですね。
というわけで、話をフィールドに戻しますと、真昼間の時間帯は
・僕はキャロでブレイクや変化探し
・Sくんはブレードジグやスピナーベイトでシャロー攻め
・嫁は要所をダウンショットで魚群探知
という分析作業を開始したとさ。
日中の調査作業では浅いバイトだけ。周りも釣れてない
おかっぱらーは結構な数います。10~20mに1人くらい、みんなランガンして、一度見たアングラーに追いついたり、追い越されたり。12時台にお一人、シャローでバスを釣ってましたが、その後は、誰も釣っていません。
先ほど「浅い!」と言った岸際は10mほど先にブレイクがあることがわかりました。僕はひたすらブレイクをキャロでサラって行きます。
その後は沖で断続的にボイルなのか、コイの跳躍なのかを見かけながら。15時台まではリザーバーを半周しながら各々が少し反応を得ます。
・嫁:ダウンショットにギルっぽいあたり
・僕:ブレイクに5秒放置していると「ポン」という穂先が弾かれるようなアタリ
なんか食いがよろしくないんか、小さいのか、外道か。
家族連れで来られていた常連ぽいアングラーの方に挨拶がてら話を聞きます。
僕「初めてきたんですけど、普段からこんな色の水なんですか?」
アングラー「いやいや!これはすごい濁りだよ!もっと綺麗な緑だから!昨日とかはもっと水が良くてトップでも出たんだよ!」
・・・そうだよな〜やっぱり水が悪いから食いも悪いんだろうな〜。
1箇所だけ、ちょっとした地形の出っ張りで明らかにボイルが発生していました。レッグワームをスイミングさせるも沈黙。
このリザーバーは、
・岬
・段々畑風石積み
・チョコレート護岸
・橋
・岩盤
・浮カバー
と陸っぱりの教科書みたいなポイントがまだまだたくさんあるので、移動しながら、今日の当たり目を探します。
ボイルポイントでリアクション
岩盤エリアに差し掛かると、大きなサワガニ(スーパーファミコンくらい)を見かけます。小型もちょろちょろ。ベイトおった。岩盤エリアにレッグワームを通すと、ギルのようなあたりが1度だけあります。
この岩盤周辺はいいかもしれない。隣接する段々畑の護岸でブレイクを探り粘ってみます。とはいえ、反応なし。
隣に少し声の大きなアングラーの集団がきて、「今日は誰も釣ってねぇよな〜、俺らだけじゃないよ〜」なんてダベってます。
15時を回ります。100mくらい先の対岸では、さっき僕がボイルを目撃したポイントにSくんが別のポイントから戻ってきました。
スピナーベイト投げてる・・・にしても、キャスト上手くなったなぁ。岸際を丁寧に探っています。教えた通り、スピナベを表層・中層・ボトムコンタクトと丁寧に探っています。あ、そこそこ、さっきそこでボイルがあってね・・・と!
Sくんの竿が曲がります。リールも巻けてる。これきてねぇ!
Sくんが喜びの声をあげながらランディング!対岸同士で指を立てて合図します!
前回のスモールに続き、ブレードベイトで魚ゲット。
ドシャローのボトムにスピナーベイトをゴツゴツ当てていたら食った、とのこと。下顎フッキングだったので、確かにヒラウチした時のリアクションだったんのかもしれないですね。
いずれにしろナイスフィッシュ!一気にやる気が高まります。
カバーに座り込む嫁の足元に40UP
シャローにいるのか、と、さらに歩き回ってみます。15:30前、先に歩いていた嫁が岸際に座り込んでます。
ルアー変えてるんかな?遠目に観察してますが、なかなか立ち上がりません。
・・・何してんだろ?声をかけますが、返事をしません。体調でも悪くしたとか?こけたとか?
もう一度、「おーい!」と声をかけると、「でかい!」という返事が。
え?
小走りで近づいていくと、嫁のロッドの横にバスが横たわっていました。
40・・・。デカ!!
嫁はビビり散らかして持ち上げられない、とのこと。折れ曲がったフックを外して、代わりにリリース。
岸際、水深なんて15cmくらいのところにダウンショット落として、ギルアタリと遊んでいたら、いきなり大きな水飛沫が出て、バスが釣れたとのこと。
これ、いまだに謎なのですが、ULロッドに5lbラインで、うちの嫁はどうやってカバーからバスを引き抜き、岸まであげたのかは、Xファイルで取り上げて欲しいです。
ベイトが絡むシャローカバー。キャロのピックアップ巻きで。
さらにその後、別のカバーの角で嫁がいいサイズをかけますが、急角度のためフックオフ!僕もオーバーハングに穂先を捩じ込み、流れ込みのヨレにスモラバ垂らすと、ヒット!したものの、合わせるスペースなく放されてしまいました。
ベイトを岸に追い込むフィーディングバスを小型ワームで狙うと良しということですね。
日も落ちかけて来たカバーエリア。僕もバス触りたいなぁ。。。とキャロをブレイク沿いにそわせてきます。
今まではあまり丁寧にやらなかった、足元でワーム浮かせて見ます。浮き上がるスイングインパクト。相変わらずいいアクションするよな、スイングインパクト。
と!
水面にバス登場!横っつらを見せながら、スイングインパクトを加えて、沈みます。
グリグリ!スポン!
強烈なあたりが1秒くらいロッドに伝わり、一瞬で力が抜けます。
足元すぎてアワセが間に合わず、フッキングができませんでした。うううううわ〜〜〜〜〜〜膝から崩れ落ちます。
これ、K川でも経験したんですよ。キャロのピックアップする前の巻きとか浮きでバスが食べにくるやつ。
そう「ベイトがいて、シャローのカバーでバスがフィーディングしてる」のなら、岸際かつ水面に追い込んで食べるのなんてあるあるな話なわけで。
気を抜いた自分のミスですね。岸際に立たずにもっと丁寧に攻め込んでいれば、取れたかもしれない魚でした。
勿体無い。
その後、シャロークランクで夕暮れ時を狙うも、全く反応なく、17:30納竿となりました。
というわけで初場所のリザーバー。チームで色々試して、みんなが何かしらいい反応を得られた1日でした。
帰京後の居酒屋では、次はこうする、来年はどうするで大盛り上がり。
K川に続くホームレイクとして、来年もまた訪れたいと思いました。